これからプログラマーを目指す人は「何歳までプログラマーを続けられるのだろう?」というところは気になるポイントですよね。

プログラマーを目指していると「プログラマー35歳定年説」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?プログラマーは35歳でピークを迎え、それ以降はプログラマーとして業務を続けることが難しくなるという説ですね。

実際には35歳を過ぎてもプログラマーを続けている方がたくさんいます。

今回は20代〜50代までのプログラマーの年収やその傾向について解説します。

プログラマー年齢別の年収とその傾向

20代:年収は300万円台

20代のプログラマーの平均年収は348万円となっています。同じ20代でも20代前半と後半では開きがあり、20代前半では318万円、20代後半では378万円と50万円以上の開きがあります。

20代前半はIT未経験で入社する人やスキルや経験が浅いプログラマーが多いので年収は300万円前後に留まりますが、スキルや経験を積むことによって年収は上がっていきます。

30代:年収400万円台までアップ

30代のプログラマーの平均年収は440万円となっています。細かく見ると30代前半が428万円、30代後半が452万円となっています。

30代からは男女の年収の開きが大きくなります。30代前半では男性の平均年収が449万円、女性の平均年収は408万円です。30代後半では男性の平均年収が494万円、女性の平均年収が410万円です。

30代からはスキル・経験の面からリーダーポジションを担うプログラマーが増えてくるので一般的に年収は上がります。20代後半から30代後半までは役職が上がるにつれて年収の上がり幅も大きくなります。

女性の場合は結婚や出産・育児で時短勤務やパート勤務を選ぶ人もいるので年収は男性よりも低くなっています。もちろんフルタイムでリーダーポジションを担う女性は男性と同程度の収入を得ることができます。

40代:年収500万以上でピークに達する

年収

40代のプログラマーの平均年収は484万円となっています。細かく見ると40代前半が478万円、40代後半が489万円です。

男女別に見ると、40代前半では男性が536万円、女性が420万円です。40代後半では男性が503万円、女性が475万円となっています。

40代になると年収の上がり幅は小さくなってきます。

50代:年収500万以上のスーパープログラマーもいる

50代のプログラマーの平均年収は573万円となっています。細かく見ると50代前半が551万円、50代後半が595万円となっています。

男女別に見ると、50代前半では男性が729万円、女性が492万円です。50代後半では男性が574万円、女性が461万円となっています。

50歳代のプログラマーは現在はまだ母数が少ないので、一部の高収入のプログラマーが平均値を引き上げてしまっていますが、何十年も掛けて培ったスキルで500万円以上を稼ぐ50代のプログラマーは確実にいます。

参照:平成30年 賃金構造基本統計調査

70代からでもプログラミングは始められる! 世界最高齢プログラマー・若宮正子さん

日本にはなんと70代でプログラミングを始めた世界最高齢のプログラマーがいます。

1935年生まれの若宮正子(わかみやまさこ)さんはひな人形を正しい位置に並べるシンプルなiOSゲームアプリ「hinadan」を81歳で開発、リリースしました。その功績が認められて、アップル主催の世界開発者会議であるWWDC2017に招待されたことでも話題になりました。

若宮さんがパソコンの使い方を学び始めたのは60歳になってからです。最初は3ヶ月かけてインターネットに接続するところから始まり、ホームページ制作、自作パソコン、Excelアート、シニア向けパソコン教室の講師など、パソコンでできることの幅をどんどん広げていきました。

そして75歳のときにマイクロソフト主催の東北復興支援イベントに参加したことで、「シニアも楽しめるiPhoneアプリを開発しよう」と決意。プログラミングを学び、ゲームアプリを開発できるレベルまでスキルを身に付けたのです。

現在は電子工作を用いた教材で、子どもたちにプログラミングを教えています。

70歳を過ぎてもプログラミングを始めて、アプリを開発したり人に教えたり出来るとは驚きですね!常に前向きに新しいことにチャレンジする若宮さんの姿勢には本当に関心させられます。

まとめ:「年収を超えた生き方」を手に入れる

スキルの高いプログラマーであれば35歳を過ぎてもバリバリの現役でいられますし、年収500万円以上稼ぐことができます。それどころかシステムの設計のスキルを身に付けたり、フリーランスになったり、自分でサービスを開発したりすれば年収1000万円を超えることも夢ではありません。

何より、プログラミングを学ぶことで自らサービスを作り出したり、人にプログラミングを教えたりと人生を豊かにすることができます。「年収を超えた生き方」を手に入れることができるのです。

プログラミングを始めるのに遅すぎるということはありません。「プログラミングを始めたい」と少しでも思えたらまず第1歩を踏み出してみましょう!


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