エンジニア限定 ほっこり冬物語 その2
目次
エンジニアの人間関係といえばコミュニケーションが希薄で殺伐としている印象があるかもしれません。
確かに他の職種と比較するとエンジニアはコミュニケーションが少なくなりがちですが、エンジニアの職場は必ずしも冷たい人間関係になっているとは限りません。
では実際にエンジニアの職場はどのような人間関係になっているのでしょうか。
今回は冬に合わせて気持ちが少しでもほっこりできることをテーマとして、実体験をベースにした三つのエピソードを紹介します。
エピソード1︰「実は気さくなエンジニア」
これは私がエンジニアとして初めて就業した頃の話。
その職場は朝出社しても半数の人が挨拶をせず、昼食も全員がバラバラに出かける一見すると冷たい雰囲気の職場でした。
実際に私も最初は非常に冷たい印象を持ち、その空気感に慣れるまでストレスを感じていました。
しかし半年ほど経過すると徐々に一人ひとりと会話する機会が出てきました。
それは研修への参加の成り行きで昼食を共にする機会やエレベーターホールの待ち時間などです。
そうするとほとんどの人は気軽に会話に応じてくれる、気さくな人であることがわかりました。
このことから分かったことは業務中にその人が醸し出す雰囲気は必ずしもその人の性格とは一致しないことです。
エンジニア業務は常に大量の情報を網羅しながら左脳をフル回転させて作業に取り組みます。
業務中であれば効率を重視して隣の席に座っていてもチャットツールでコミュニケーションをとる現場も多いでしょう。
そして繁忙期など忙しい時期であればどうしても雰囲気は殺伐としてしまうものです。
そんな状況であったとしてもわずかなコミュニケーションの機会を大切にしていけば、殺伐に見える職場でも人のつながりを感じられる職場にできる可能性があります。
結局その現場は最後まで殺伐とした空気でしたが一人ひとりと話をしたことによって、職場での居心地の良さが変わりました。
実は気さくなエンジニアも中にはいて短い時間の会話でも、盛り上がって話をすることもありました。
現場でベタベタする必要はありませんが、何気ない会話をすることが働きやすさにも関係するのは体験からも確かなことだと思います。
積極的にコミュニケーションをとったとしても職場そのものの雰囲気を変えることは難しいかもしれません。
しかし働きやすい環境は、ある程度なら自分自身の積極性でデザインできるのだと思います。
エピソード2 ︰「みんなで一緒にお昼ごはん」
ある地方都市の中心地から離れた地域で常駐のプロジェクトに参加した時の話です。
そのプロジェクトは一年程度でしたが昼食をみんなで一緒に食べるという方針でした。
田舎なのでそもそも歩いていける距離に飲食店がほんの少ししかない、ということもありましたが、昼食は一つの大きなテーブルでみんな一緒に食事するという方針だったのです。
最初は戸惑いを感じたのは事実ですが他に食事の選択肢がないこと、そして田舎なので食材もよく昼食が美味しかったこともあり、徐々に昼食の時間を楽しむようになっていきました。
そして他愛もない話を毎日することで、エンジニア以外のデザイナーやマーケティング担当とも打ち解けるようになりました。
また昼食の時間にアイデアが生まれ、それがそのままプロジェクトに反映されるなど好循環が生まれて仕事がかなりやりやすくなったのは印象的でした。
フリーランスの集まりで構成されたプロジェクトだったため、上下関係があまりなかったのも良かったのかもしれません。
田舎には都市部のように遊ぶところや飲食店が沢山あるわけではありません。
しかしみんなで食事をするという発想は、他に食事の選択肢がないからこそ生まれたのかもしれません。
このようなことをふり返ると都市部以外の地方におけるプロジェクトでは、都市部では体験できない魅力や可能性があると感じます。
エピソード3 : 「厳しい先輩が厳しい先輩ではなくなる瞬間」

エンジニアは職人気質な人が他の職種に比べると比較的多く、どの現場も一人くらいは厳しい先輩がいるものです。
このエピソードは、あるプロジェクトにおいてそんな厳しい先輩と向き合って見つけた、厳しさが取り除かれる瞬間についてのお話です。
Aさんはほぼ全ての新人が恐れるベテランエンジニアでした。
新人は基本不明点があれば自分で調べますが、どうしても分からない場合は先輩に相談します。
しかしほとんどの人がAさんへの相談を嫌がります。
なぜならAさんに相談する際に確認不足の事項があれば、なぜ不足したのかの説明を求められて説教のような空気になるからです。
また口調もきついため相談することによって疲弊してしまうのです。
さらに複数いる先輩の中でもAさんは新人の相談役を担当していたため、他の先輩には相談できないという新人にとっては地獄絵図のような現場だったのです。
そんな現場でもストレスに耐えながら一年ほど経過した時にAさんの変化に気がつきます。
それはAさんの口調が明らかに柔らかくなったことです。
最初はなぜ口調が柔らかくなったのか、理解できませんでした。
しかし何度か相談する中であることに気がつきました。
それはAさんが思う「最低限相談する際にはこの程度の情報はまとめておいてほしい」という情報をいつの間にかまとめられるようになっていたことです。
簡単に言い換えると、一年かけて単純に相談の仕方が上手くなっただけなのですが、Aさんの態度の違いは驚くほどでした。
このことから分かったことは一見怖い先輩も、本当に性格がひねくれているのではなく単純に指導において高圧的になっているケースもあるということです。
そしてそういった先輩との関係性は努力次第で解消できることを知りました。
近年はブラックな労働環境やパワハラの問題がメディアを賑わすことも少なくありませんが、高圧的な態度の全てに悪意があるとは限りません。
仮にAさんがサイコパスであれば救いのない話となるところでしたが、今回はそうではありませんではなかったのです。
人は立場や関係性によって人にきつく当たることもあります。
もちろん相手の立場に配慮し過ぎて自分自身が消耗しては身も蓋もない話ですが、どの現場でも周囲に認められるまでは苦労するものです。
エンジニアの現場は職人気質の人が多いだけに、実力主義な側面も強くあります。
このようなことを考慮すれば技術や知識を身につけることで、厳しい先輩から認められることが、厳しい先輩の攻略法といえるのかもしれません。
今となってはAさんとの出会いのおかげでエンジニアの厳しさ、そして実力を身につけることの大切さを知ることができと思います。
【まとめ】フリーランス/エンジニアの現場は日々学びながら成長できる
基本エンジニア業務はどの現場でも実力勝負です。
スキルがあれば重宝されてスキルがなければそもそも仕事を任せられず評価も高くはなりません。
また企業に雇用されていれば実力に応じた仕事を割り当ててもらうことができるかもしれませんが、フリーランスとなるとそうはいきません。
スキルがなければ受託できる案件の幅が狭く、また高い報酬も期待できません。
そのためエンジニアとして活動を続けるためにはスキルを磨くことが欠かせないわけですが、フリーランスだと会社に所属する以上に幅広く良好な人間関係をつくることが大切になってきます。
そもそもフリーランスエンジニアの場合はスキルがなければ案件の話もこないわけですが、スキルが前提に人とのつながりも重要となってくるのです。
ではどうすればそのスキルを磨き、良好な人間関係をつくることができるのでしょうか。
それはフリーランスや会社員問わず、日々の仕事と人間関係に積極性を持つことです。
スキルは継続的な努力を続けることで遅かれ早かれ身につけることができます。
そして仕事で出会った人とただ仕事をする関係で終わるのか、それともプライベートな時間も一緒に楽しめるように歩みよるのかによって、将来の働き方は大きく変わります。
実際に会社員時代に多くの人と良好な人間関係をつくっていた人はフリーランスとして独立してからも、元々所属していた企業から案件を受託し続けているケースが少なくありません。
また会社員エンジニアとして働く場合でも周囲の人と良好な人間関係をつくれてきることが、働きやすくなるだけでなく、上司から評価される可能性もあります。
つまりフリーランスでも会社員でもエンジニアはただ業務をこなすだけでなく、人とのつながりを楽しめた方が長期的には上手くいきやすいのです。
そしてフリーランスとして様々な現場を見ることは、多くの人との出会いにつながり人生においての学びにもなります。
今回のエピソードで紹介したように、気難しそうなエンジニアでも思いきって歩み寄ると案外気さくに話をしてくれることもあります。
エンジニアはパソコンと向き合う時間が長く、日々のタスクをこなすだけだと孤独になりがちな職種でもあります。
しかしそういった特徴があるからこそ、エンジニアは人とのつながりを意識的に持つことが大切になると個人的に思うのです。
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