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データベースエンジニアの仕事内容とは 【年収やおすすめの資格について解説】

2021.03.24

torritomm

データベースエンジニア

目次

    「エンジニア」と呼ばれる仕事の種類の多さに、うんざりしてしまうことはありませんか?ほとんど経験を持たない側からすれば、「どのエンジニアが自分に向いてるんだ?」「このエンジニアはどんな仕事をするんだ?」と不思議に思うことも多いかもしれません。

    そこでtechcareerでは、「エンジニア」と名前のつく仕事の種類を21個に分類し、それぞれの仕事内容や必須資格などについて解説しています。この記事で取り上げるのは、『データベースエンジニア』。

    どんな仕事を担当していて、どのくらいの年収がもらえるのか、チェックしてみましょう。

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    データベースエンジニアとは

    男性

    「ビッグデータ」と呼ばれるような、膨大な数のデータを整理・構築し、検索すればすぐにヒットする状態を整えるのが、データベースエンジニアが携わる仕事のイメージです。SQLという言語を用いて、データベース(DB)の設計・開発から、その活用方法までを担当するエンジニアといえます。

    他に情報を蓄積するだけでは、後から検索したり統計グラフを作ったりするのに非常に使い勝手が悪いことはイメージできるでしょう。そこで、データベースエンジニアがスキルを発揮し、まるで本の目次のようにインデックスをつけたり、ジャンルごとに本を並び替えたりといった、図書館司書のような役割を担っているともいえるでしょう。

    データベースエンジニアの数は決して多いわけではないため、高い専門性を持ったデータベースエンジニアは、あらゆる業界で重宝される存在となります。唯一無二のスキルを身につけたいと考える場合には、データベースエンジニアというキャリアを目指すことも有効な手段です。

    データベースエンジニアの仕事内容

    勉強

    データベースエンジニアの仕事内容は、大きく分けると3つ。

    1つは、データベースの「設計・開発」です。ソフトウェア開発を中心に、クライアントが求めるデータベースの構築をサポートする業務です。どんなデータを扱うかによって、その企業にとっての最適なデータベースというのは異なってきます。

    したがって、クライアントとの打ち合わせを重ねてヒアリングを進め、クライアントが本当に求めるデータベースを構築する必要があるのです。会社の事業全体に関わることもしばしばありますので、時にはIT担当者のみならず、役員や事業責任者、マネージャーなどと意見交換する機会も増えてきます。

    扱うアプリケーションとしては、MySQL、SQL Server、Oracle Databaseなどがあげられます。こうしたツールの扱いに慣れておくことが、データベースエンジニアの第一ステップといえるでしょう。

    データベースエンジニアが果たす2つ目の仕事内容は、データベースの「管理」です。円滑なデータベース運営のためには、適切な方法でデータの管理を行なう必要があります。具体的には、データを保管しているサーバーを最適化したり、効率化を図ることにより、データベースの管理を担います。

    また企業が持つ資産ともいえるデータベースが、万が一にも消失してしまわないようにバックアップを取り、サイバー攻撃などの脅威から守るセキュリティ対策を施すこともデータベースエンジニアの職掌の範囲内です。

    最後に、データベースの「運用」も、データベースエンジニアが担当します。日頃からデータベースを監視し、トラブルが起こった際にはすぐに復旧対応を行ないます。企業によってはデータベースにアクセスできなくなることで、事業が完全にストップしてしまうことも考えられますので、迅速かつ正確な運用が求められます。

    データベースエンジニアの年収

    電球

    データベースエンジニアはその絶対数が少ないことから希少性が高く、年収は高めに推移することが見込まれます。具体的な数字でいうと、他のエンジニア系職種に比べておよそ2割ほど高い年収レベルです。

    20代から400万円ほどの年収を手にできるところもあり、30代なら500万円以上、40代になると600万円以上の年収がスタンダードとなってきます。できるだけ高い年収を得たいと考えている方にも、データベースエンジニアは最適と考えられます。

    ただしこれらの数字はあくまでも平均の数字であり、その人自身のスキルや経験により左右されることも大きい点に注意しましょう。データベースエンジニアとしての技術を極め、高い専門性を活かしてITコンサルタントなどの上位職を目指すことにより、1,000万円以上の年収も見えてきます。

    データベースエンジニアにおすすめのスキルと資格

    タイピング

    データベースエンジニアに転職したいと考える場合には、まず「基本情報技術者試験」「OracleMaster」「MCP」といった資格を持っていると、面接時に有利に働く要素となるでしょう。

    データベースに関する知識が欠かせませんので、MySQL、SQL Server、Oracle Databaseといったアプリケーションの扱いに精通し、世界で用いられているデータベースシステムに関する深い造詣も備えていることがベターです。

    これはの知識は大学で学ぶこともできますし、参考書を用いて独学することも可能です。民間のスクールに通ったり、 IT系の資格の専門学校を利用することでスキルを磨いてもよいでしょう。

    なお、新卒で入社する人が担当することの多い「システムエンジニア」「プログラマ」といった職種からのキャリアアップは、開発の内容がまったく異なることから、あまり推奨されるものではありません。もちろんITに関する知識が技術習得時に有利に働くことはあるものの、ゼロベースでデータベースに関する勉強に臨む姿勢が必要となります。

    データベースエンジニアが活躍する業界

    後ろ姿

    データベースエンジニアが活躍できる業界は、基本的にIT業界に限られます。データベースの構築を専門とする企業へ就職し、さまざまな業界のクライアントに対応しながら経験を積むことになるでしょう。

    知識やスキルを磨くことで、 IT業界以外の会社のIT担当や、データベース担当として活躍できる可能性も高くなっていきます。また上位職種であるITコンサルタントなどにキャリアアップできれば、業界を問わず活躍できる可能性がさらに高まります。

    IT業界以外でも活躍したいと願うなら、必ず身につけておきたいのがコミュニケーション能力や対人折衝能力です。立場が上であれば自然とクライアントとの打ち合わせやミーティングに参加する機会も増えてきます。

    そこでクライアントのニーズをしっかりと汲み取り、最適なデータベース構築を実現できるエンジニアこそ、市場で高く評価される人材となれるのです、。

    データベースエンジニアの将来性

    矢印

    データベースエンジニアの担当業務であるデータベースの構築・管理は、業界を問わずその重要性が認識されつつあります。ただし、データベースを専門としないアプリケーションエンジニアやサーバーエンジニアといったスタッフが、データベースの管理業務も兼ねることが増えてきており、データベースエンジニア単体での募集が減少傾向にあるとされています。

    したがって、今後も活躍できるデータベースエンジニアになるためには、データベースという得意分野だけを磨くのではなく、アプリ開発やITインフラに関する知識も備えた、マルチスキルな人材となることが望ましいです。

    データベースは使えるうえ、ネットワークやサーバーにも精通し、アプリやWebサービスを開発できるエンジニアとなれば、どんなIT企業からも声がかかる人材へとランクアップすることができます。データベースを専門とするエンジニアの絶対数が少ないだけに、上記のような人材を目指すことで、より市場価値の高いエンジニアとなるでしょう。

    まとめ

    スマホ

    エンジニアと名のつく仕事の中でも、データベースエンジニアと呼ばれる種類の職業について、その仕事内容などを解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

    専門性の高いデータベースエンジニアの絶対数は少ないとはいえ、データベースを扱えるエンジニア人材は多くなっているため、決して将来が安泰というわけではありません。しかし、アプリやITインフラに関する知識を兼ね備えることで、稀少性の高い人材として高額な報酬や好待遇を手にできる可能性が高まるのです。

    そんなデータベースエンジニアを、今後のキャリアビジョンの参考として考えてみてはいかがでしょうか?

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