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フロントエンドエンジニアとは?【必要なスキルや資格について詳しく解説】

2023.06.13

sake

フロントエンドエンジニア

目次

    ネットショッピングや銀行取引など、普段私たちが何気なく使っているWebシステムにおいて、画面はユーザーが直接触れることのできる唯一の部分です。

    また、近年ではプログラミング言語の発展によって、アニメーションを使った動きなど、ユーザーにインパクトを与えるための演出を以前よりも幅広く、より簡単に実現できるようになってきました。

    フロントエンドエンジニアはそんなシステムの顔となる画面の機能を専門として開発を行うエンジニアです。

    この記事では、フロントエンドエンジニアとはどんな仕事を行う職種なのか、また、求められるスキルや将来性などを具体的に解説します。
    フロントエンドの開発に興味がある方はぜひ参考にしてください!

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    フロントエンドエンジニアの仕事内容

    フロントエンドエンジニアの仕事内容

    フロントエンドエンジニアとはWebシステムやスマートフォンなどのアプリケーションにおけるフロントエンド、つまりシステムの画面や帳票ファイルなど、ユーザーがシステムに直接触れる部分の構築を行うエンジニアのことです。

    フロントエンドエンジニアの仕事は、プログラミング言語を使って単純に画面機能を実装するだけではありません。

    実際に利用するユーザーの使い勝手なども考慮しながらデザイナーと連携して画面レイアウトの設計、UI(ユーザーインターフェース)の検討を行うこともあります。

    さらには、データへのアクセスやファイル出力を担うバックエンドとの連携も時には必要となってくるため、インターフェース部分の設計やデータベースとの連携など、後続処理も意識しながら開発プロジェクトを進めていく必要があります。

    フロントエンドエンジニアに関連する職種と役割の違い

    フロントエンドエンジニアの関連職種

    Webシステムやアプリケーションを開発するのはフロントエンドエンジニアだけではありません。
    バックエンドエンジニアやWebデザイナー、マークアップエンジニアなど、それぞれ役割分担をしてお互いにコミュニケーションを取りながら1つのシステムをチームで構築していきます。

    ここでは、フロントエンドエンジニアという職種が持つ特徴について、関連する職種との役割の違いを見ながら考えていきましょう。

    フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違い

    バックエンドエンジニアとは、画面操作によって指示された内容に従って、データベースから要素を取得、登録したり、帳票などのファイルを出力する内部処理(バックエンド)の部分を開発する職種のことです。
    フロントエンドエンジニアは画面の操作感覚を主に意識し、バックエンドエンジニアは内部処理の速度やデータベースの動きを主に意識します。

    システム全体から見ると、フロントエンドとバックエンドは直接連携を行う部分になるので、単純に役割を切り分けて開発をするのではなく、お互いの処理内容も把握しながら開発を進める必要があります。

    フロントエンドエンジニアとWebデザイナーの違い

    Webデザイナーとは、UI/UXデザインなどの観点からシステム全体の雰囲気やコンセプトの決定やシステムが持つ画面全般のデザインを行う職種のことです。Webデザイナーはユーザーへのインパクトや見た目を重視しますが、フロントエンドエンジニアはユーザーの操作感覚やバックエンドとの連携も含めたシステムとしての動作を重視して開発を進めます。

    フロントエンドエンジニアはWebデザイナーがデザインした画面イメージをもとに操作できるよう実装を進めることになりますが、理想とするデザインや動きがプログラムで実現できない場合にはデザイン変更の依頼など調整が必要となってきます。

    フロントエンドエンジニアとマークアップエンジニアの違い

    マークアップエンジニアとは、Webデザイナーがデザインした画面イメージをブラウザで表示できるようにコーディングを行う職種のことです。

    フロントエンドエンジニアがサーバーサイドエンジニアとの連携も考慮した開発を行うのに対して、マークアップエンジニアはHTMLやCSSなどのマークアップ言語と呼ばれる
    コードを使って、デザインをブラウザ上に忠実に再現する役割を持ちます。フロントエンドエンジニアとマークアップエンジニアの役割は重複する部分も多く、
    企業によってはフロントエンドエンジニアがすべての役割を担当することもあります。

    フロントエンドエンジニアに求められるスキル

    フロントエンドエンジニアのスキル

    フロントエンドエンジニアになるためには、システムの画面レイアウトやデザインを実装する際に使うHTMLやCSSと呼ばれるマークアップ言語や、画面の動きを実装するJavaScriptなどのプログラミング言語の習得が必須になります。

    また、近年ではWebサイト構築に関連する言語の理解だけでなく、デザインや仕様に沿った動きを再現するためにデザイン関連のフレームワークが使えることも必須条件となっています。プログラムを理解する能力も必要となるでしょう。

    ここでは、具体的にどのようなスキルを習得すべきなのか説明します。

    HTML/CSS

    HTMLは、画面のレイアウトをブラウザ上に表示するための言語です。

    Webデザイナーやマークアップエンジニアが作成したものをベースに開発を進めることもありますが、バックエンドとの連携や実際の操作を考慮した時に、
    フロントエンドエンジニアがHTMLを書き換える作業は必ず発生します。

    また、CSSは、画面のデザインを表現するための言語ですが、実際に開発を進めていくと、画面レイアウトの変更や微調整が必要になるため、HTMLと同様に内容を理解して修正などできるスキルが必要になってきます。

    JavaScript

    JavaScriptは、マウス操作やボタンのクリックなどを行った時に行われる処理を実装するときに使うプログラミング言語です。フロントエンドエンジニアはWebデザインやバックエンドの処理と連携を取りながら、設計書通りに画面の動きを再現していく必要があります。

    画面操作によって変化するレイアウトやギミックの実装だけでなく、バックエンドに送る情報のセットや送信など、基本的にはすべてJavaScriptで行うので、
    フロントエンドエンジニアにとってJavaScriptはもっとも重要なスキルと言えます。

    デザイン関連のフレームワーク活用

    画面を表示したり操作したときに動作するアニメーションやギミックなど、ユーザーにインパクトを与えるデザインをJavaScriptで実装するのは難易度が高いです。しかし、フレームワークと呼ばれる言語ライブラリを使えば、これまで難易度が高いとされていた処理も容易に実装することが可能になります。

    近年では、jQueryやBootstrap、React.js、Vue.jsなど、JavaScriptをベースとしたデザイン関連のフレームワークがWebシステムの構築に多く使われています。フロントエンドエンジニアはクライアントの要望をできるだけ多く実現するため、JavaScriptベースのフレームワークを習得しておく必要があります。

    フロントエンドエンジニアおすすめの資格

    ノートとペン

    フロントエンドエンジニアという職種は役割範囲が広いため、関連する資格もそれだけ多くあります。
    また、これからフロントエンドエンジニアとしてのキャリアアップを目指したり、企業にアピールするために、資格を取得するというのも1つの方法となります。

    ということで、ここではフロントエンドエンジニアを目指す人、さらにスキルアップしたい人におすすめの資格をいくつかご紹介します!

    基本情報技術者試験

    基本情報技術者試験とは、ITにおける基本的な知識や技能を有しているという認定を受けることのできる国家資格です。
    システム開発を行う上で知っておくべき内容が網羅されているので、フロントエンドエンジニアだけでなく、プログラマーやシステムエンジニアなど、IT業界で開発を行う人が最初に取得を目指す資格の1つと言えます。

    資格試験としての歴史もあり、毎年十万人以上が受験するような信頼性の高い資格なので、入社後2~3年の間での取得を必須とするような企業もあります。
    ITの基本的な知識を持っているという証明をするためにぜひ持っておきたい資格の1つです。

    ウェブデザイン技能検定

    ウェブデザイン技能検定とは、Webサイトの制作に必要となる知識や技能を有しているという認定を受けることのできる国家資格です。
    Webというジャンルで唯一の国家資格であり、1~3級の3段階で難易度が変わります。
    3級は最も難易度が低く、筆記試験のみとなりますが、1級と2級には実技試験があり、コーディングの要素も入ってきます。

    また、2級以上を受験するには条件があり、実務未経験の人は3級合格が必須となるのでこれからフロントエンドエンジニアを目指す人はまず3級の合格を目指して勉強しましょう。

    ウェブ解析士

    ウェブ解析士とは、Webサイトに関連するデータを使って成果へつなげる知識や技能を保有しているという認定を受けることのできる一般社団法人が発行する資格です。ウェブ解析士、上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターの3段階に分かれ、階級が上がるにつれて、コンサルティングや講師ができる程度の技能を持っていることを証明できます。
    フロントエンドエンジニアとしてのスキルアップだけでなく、ウェブディレクターやウェブコンサルタントなどさらなるキャリアアップを目指す人におすすめの資格です。

    フロントエンドエンジニアの将来性

    フロントエンドエンジニアの将来性

    Webサイトは今や人々の生活になくてはならないものです。情報は日々アップデートされ、Webサイトが取り扱う範囲もどんどん拡大していきます。
    近年では、デザイン関連のフレームワークも普及して魅力的なWebサイトを求めるクライアントが増えてきていることから、フロントエンドエンジニアの需要もこれまでよりさらに高まっています。

    また、フロントエンドエンジニアはWebシステムの開発においてなくてはならない職種であり、デザインとバックエンドの橋渡しとなる重要な立ち位置にいます。
    フロントエンドエンジニアの需要はWebサイトがある限りなくならず、技術面においても将来性のある職種なので、Webデザイナーからの転職や、マークアップエンジニアといったキャリアパスもおすすめです。

    フロントエンドエンジニアの年収

    フロントエンドエンジニアの年収

    フロントエンドエンジニアの年収は平均600万円程度といわれています。ITエンジニア全体から見ると高水準ですが、平均値となるため、振り幅が大きいのも特徴です。フロントエンドエンジニアの年収はスキルに直結する部分が高いため、年収を上げていくためには、実務経験を積みながらスキルアップしていく他に、資格の取得などによって企業へアピールすることも重要です。

    また、個人としてのスキルだけではなく、リーダーとなりチームを管理するような経験や、バックエンドやデザインも含めたシステム全体を見据えた動きが取れるようになることでスキルが認められ、年収アップにつながるといったことも期待できます。

    まとめ

    キーボードを操作する手

    フロントエンドエンジニアはWebサイト構築にとってなくてはならない存在です。また、その役割範囲から、ユーザー視点と現場の開発者視点の両方を踏まえて開発にアプローチできる非常にやりがいのある職種でもあります。

    そして、フロントエンドに関する知識だけでなく、バックエンド側の処理やデザイン、ユーザーインターフェースにも精通することでシステム全体を見据えて活躍できるようになれば、さらなるキャリアアップ、報酬アップも期待できます。

    これからIT業界を目指す人、もしくはキャリアチェンジを考えている人はぜひこの記事を参考に、フロントエンドエンジニアへの道を検討してみてください!

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