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グロースハックとマーケティングの違いについて解説!

2021.07.15

mazaichan

Webマーケッター

目次

    グロースハックとは?

    グロースハックとは、名前の通り、グロース(成長)をハック(高い技術力を駆使してシステムを操ること)することです。グロースハッカーはマーケターとエンジニアをかけ合わせた職種だと言われています。

    前提として、マーケティング職は事業から売上が出る仕組みを作る職種だと言えます。プロダクトが存在しても売上がたたなければ、会社として存続できません。会社として売上を立てるためにはプロダクトを多くのユーザーに使ってもらう必要があります。

    そのために、マーケティング職はプロダクトをどうグロースさせていくのかということを考え、実行する職種だと言えます。

    また、エンジニア職はプロダクトを設計・開発する職種だと言えます。プロダクトを多くのユーザーに届ける技術があっても、プロダクトの質が良くないとユーザーに使い続けてもらえません。

    そのため、エンジニア職はどうしたら質の良いプロダクトを作れるのかということを考え、設計・開発する職種だと言えます。

    そして、グロースハッカーについてですが、プロダクトをグロースさせるためにサービス自体の設計・開発に関わって、改善したことをモニタリングしていくということを主に行います。

    例えば、プロダクトがアプリケーションだとして、アプリケーションの画面で表示されているボタンの色を変えてみる、新しい機能を追加してみる等してユーザーの流入やコンバージョンはどう変わるのか?ということを検証していきます。

    マーケティングとの違いは?

    グロースハックについてご紹介してきましたが、マーケティングという言葉を皆さんは聞いたことがあると思います。グロースハックとマーケティングは確かに似ているように思えますが、概念や求められるスキルが変わってきます。

    マーケティングにおいてはマーケティング業務とプロダクト開発の業務が分業体制にて行われているので、マーケティング施策の評価をプロダクト開発に落とし込むということが難しくなっています。

    ただ、グロースハッカーは実際にプロダクトの細かい仕様の変更や、機能の追加、デザイン変更などプロダクトの改善をしながら、その効果を測定し、次なるサービスを成長させる施策を考え、また同じように実行していきます。

    既存のマーケティングとグロースハッカーで異なる点はこのマーケティング業務とプロダクト開発の業務を分業でしているか、していないかという違いです。

    グロースハッカーの方がより製品に目線を向けながらマーケティングを行っていると言えます。

    また、グロースハックではAARRRという独自のフレームワークを用いてマーケティングを考えていくということが既存のWebマーケティングとの違いです。

    AARRRはAcquisition、Activation、Retention、Referral、Revenueの頭文字の略です。それぞれAcquisition(=ユーザー獲得)、Activation(=ユーザー活性化)、Retention(=ユーザーの継続利用)、Referral(=外部への紹介)、Revenue(=収益)という意味です。

    このフレームワークはグロースハックの中心となる考え、概念とも言えるので、是非理解しておきましょう。

    グロースハッカーになるにはどんなスキルが必要か?

    続いて、グロースハッカーになるにはどんなスキルが必要なのか?という点に関して見ていきます。

    グロースハッカーになるには、大きく分けて、マーケティングとコーディングのスキルが必要になります。

    マーケティングのスキルは、もっとユーザーの流入を増やすにはどうすればよいのか?、コンバージョンを増やすにはどうすればよいのか?またユーザーにサイトに来てもらうにはどうしたら良いのか?ということを考えることができ、実際に施策を打って結果を出すことの出来るスキルを指します。

    サービスを運営するにあたってはやはりユーザー流入×コンバージョン×再訪問の3つが掛け算となって結果に直結するため、これらを伸ばせる力が必要になります。

    コーディングに関しては、ユーザーの導線をどう作るか、ユーザーが欲している機能はなにか、ユーザーが再訪問してくれるためにユーザーの使いやすいサービスを作るにはどうしたら良いか。それらを考え、実際にコーディングをして形にしていくスキルを指します。

    コーディングのスキルは奥が深いため、どこまで学んでおければよいという明確な基準はないですが、コーディングに加えて、デザインスキルがあると、ユーザーが使いやすいサービスを設計できたり、よりクリック率の上がる仕様にデザインできるといったように出来る業務の幅が広がります。

    マーケティングとコーディングのスキルに加えてデザインや機能を追加するためのエンジニアリングについてもスキルを高めておくと、自分自身に出来る事が増え、一流のグロースハッカーを目指せると言えるでしょう。

    実際に形にしてローンチしたあとは結果を検証し、自身の施策を評価し、どんどんサービスを良くしていきます。それがグロースハッカーに求められていることです。

    グロースハッカーが求められる、活躍できる業界

    世の中にある会社は事業会社と事業支援会社に分かれます。

    事業会社はITサービスを提供している会社や、パソコンを販売している会社など、個人や法人向けに何らかの商品を製造し、販売している会社を指します。具体的には消費財メーカーのP&Gやサントリー、IT企業であるAmazonやFacebook、楽天などを指します。

    事業支援会社はコンサルティングファームや広告代理店など、事業会社に向けて専門領域の支援をする会社を指します。具体的には、コンサルティングファームのアクセンチュアやPWC、広告代理店の電通や博報堂などを指します。

    事業支援会社はそのような事業会社に向けて特定領域の事業支援を行います。

    グロースハッカーとして活躍できる業界としては事業会社であればどこの業界でも活躍できるはずです。ただ、事業会社でグロースハッカーのような比較的新しい職種を募集している会社が一部のIT企業に限られていることが現状です。

    ただ、企業のマーケティングも従来のようなアナログな広告だけではなく、デジタルの広告も求められてきており、オンラインによりユーザーを取りに行くことが求められてきています。そこで、グロースハッカーのようなオンラインでユーザーを取りに行く職種のポジションを確立する企業は増えてきています。いずれはどの業界でもグロースハッカーは活躍するのではないかと思います。

    また、事業支援会社では、Webを専門とする広告代理店などで採用をする企業が多く見られます。やはり、事業会社ではオンラインでユーザーを取りに行くノウハウや体制が無いので、このような外部の会社に頼ることが現状では多いです。

    そのため、Webを専門とする広告代理店では、グロースハッカーが活躍しているケースが多く、グロースハックのスキルがあれば、転職がしやすいと言えます。

    まとめ:グロースハッカーはIT企業やWebを専門とする広告代理店で活躍できる

    今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。

    1. グロースハッカーはマーケティング職種とエンジニアをかけ合わせた職種だと言われている
    2. グロースハックではAARRRという独自のフレームワークを用いている点やマーケティング業務とプロダクト開発の業務を一気通貫で行う点が従来のWebマーケティングとの違いである
    3. グロースハッカーはIT企業やWebを専門とする広告代理店で主に活躍ができる

    今回の記事を参考にして是非グロースハッカーについて理解を深めてみてください。

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