Objective-Cとは

Objective-CとはApple社のiOSアプリを開発するために使用するプログラミング言語です。ブラッド・コックスとトム・ラブらによって1983年にリリースされました。

Objective-Cは名前の通りオブジェクト指向言語で、C言語がベースとなっています。C言語はObjective-Cが誕生する10年前から存在しており、Objective-Cが誕生した同年にはC++も誕生しています。

また、C言語をベースにしながらも、Smalltalkというオブジェクトにメッセージを送るというアイデアを下に作られたプログラミング言語も取り入れています。Smalltalkは元祖オブジェクト指向言語と言われており、Objective-C以外にも様々な言語・環境のベースになっている大きな影響を与えた言語です。

Objective-C開発者によると、C言語のメモリ安全性と SmallTalk のスピードを混合した言語がObjective-Cと説いています。

Objective-Cはどれくらい使われている?

Githubでは、どの言語でプルリクエストがどれくらい行われているかということを公開しています。Objective-Cは15位となり、他のプログラミング言語全体に比べてプルリクエストの比率が低くなっています。

Objective-Cは0.535%となっており、1位のJavaScript23.394%と比べるとかなり差があることがわかります。

なぜObjective-Cの比率が下がっているかというと、Swiftの台頭が大きな理由として挙げられます。

SwiftとはObjective-Cと同じくApple社のiOSアプリを開発するために使用されるプログラミング言語です。2014のWWDC(Worldwide Developers Conference)で発表され、その後は進化を遂げてバージョンアップが続いています。

Apple社は「モダン」「安全」「高速」「インタラクティブ」をSwiftの大きな特徴として発表しました。Objective-CよりもSwiftの方が開発しやすいという理由でSwiftは多くの方に支持されています。

ただ、人によってはSwiftよりもObjective-Cの方が開発しやすいという方もおり、ここは好みが分かれるところです。

Swiftはマルチパラダイム、Objective-Cはオブジェクト指向とパラダイムを見ても大きく異なっており、構文の書き方も異なります。Swiftの方が柔軟に書ける・素早く開発ができる、Objective-Cの方が更新が少なく新たに覚えることが少ないなどそれぞれ使うメリットが異なります。

iOSアプリ開発において完全にObjective-CからSwiftに移行したというわけではなく、Objective-Cにも未だ強い人気は残っています。自分の好みでどちらかを選択すると良いでしょう。

Objective-Cは転職に強いのか

Objective-Cについて見てきましたが、実際にキャリアを考える上でObjective-Cは転職に強いのかどうかということは重要になってきますよね。

結論から言うと、Objective-Cは転職に強いと言えます。なぜなら、多くの企業がiOSアプリ開発に乗り出しているからです。

2017年では日本人スマホユーザーの68.6%がiPhoneを使っています。日本のApp Store利用は世界3位となっており、iOSアプリはかなり多くの人々に使われています。

Webサービスをリリースしている企業もサービスのアプリ版を開発し始めるといった事例も多く、企業はこぞってiOSアプリを開発できるエンジニアを募集しています。また、既にリリースしているiOSアプリの改修や更新作業ができるエンジニアを募集している企業も多いです。

iOSアプリ開発では、基本的にSwiftとObjective-Cのどちらかが使われますが、求人比率としてはおおよそSwift:Objective-C=1:2となっており、Objective-Cの求人は多いことがわかります。

Objective-Cの求人案件では、新しいiOSアプリの開発というよりも既にあるiOSアプリの改修や更新作業についての求人案件が多くなっています。

また、自社開発よりも請負開発の求人がObjective-Cでは多いです。そのため、クライアントとの打ち合わせなどがあり、コミュニケーションの面でも強みを持っている方は転職に強いです。

ただ、Objective-Cの案件はSwiftの求人案件に比べて、上流案件より下流案件が多めです。上流案件ではプランナーやマネージャーが出来る場合が多いので、将来の年収やスキルを狙うならば、上流案件がおすすめです。

Objective-Cは転職に強いのか

活躍できる業種と年収

今まではObjective-CについてとObjective-Cは転職に強いのかについて見てきました。ただ、Objective-Cを使う職場に転職した場合に「どのくらいの年収を貰えるのか?」「そもそもどういう職場に転職できるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。

IT業界ではインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類することができます。Objective-Cを使えるとインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界の3つどこでも活躍することができます。

まずインターネット・Web業界はWebメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。これらはWeb上だけでなくアプリで使う場合もあるので、iOSエンジニアとして企業に入ることになります。

また、情報処理サービス業界ではセールスエンジニアとしてクライアントにiOSアプリ開発の提案を行うこともあれば、エンジニアとしてiOSアプリの開発をすることもあります。

ソフトウェア業界ではプログラマーかSE(システムエンジニア)としてiOSアプリ開発の下流もしくは上流工程に加わることになります。

Objective-Cの求人案件では、Swiftの案件と比べると自社開発よりも請負開発が多いものの、全体では自社開発の案件が多いです。そのため、インターネット・Web業界での求人が多くなっています。

年収に関しては企業によって異なり、400万〜600万の求人が多い印象です。ただ、年収1000万以上の求人もあり、かなり夢が広がります。

働き方に関してもリモートワークができる企業もあるため、自分のライフスタイルに対して柔軟に仕事ができます。

まとめ:転職に強い

今回はObjective-Cに関して転職を絡めて見てきましたが、いかがだったでしょうか?

今回お伝えしたかったことは以下の3点です。

  • ・Objective-CはiOSアプリを開発するために使用するプログラミング言語
  • ・Objective-Cを使える人材は不足しており、転職に強い
  • ・Objective-Cの案件は年収1000万以上も可能

Objective-Cは現在も多くのアプリケーションの開発に使われています。Objective-Cの求人案件に応募しようと思っている方は、今回の内容を参考にぜひ次のステップに進んでみて下さい。

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