TypeScriptとは

TypeScriptは静的型付き言語とクラスベースオブジェクト指向言語の特徴を合わせて作られたオープンソースのプログラミング言語です。2012年にマイクロソフト社によって開発された非常に新しいプログラミング言語となっています。

TypeScriptはJavaScriptで大規模開発をした際の欠点を補う言語となっており、JavaScriptは動的型付け言語であるのに対してTypeScriptは静的型付き言語となっています。

動的形付け言語では変数や、サブルーチンの引数や返り値などの値に対して型が決まっていませんが、静的型付き言語ではこの型が決まっています。静的型付き言語だとエディターやIDE(統合開発環境)のサポートが受けやすいため、コンパイル時にエラーを発見することが容易になっています。

またクラスベースオブジェクト指向言語であるので、JavaScriptには存在しないクラスという概念があります。クラスを定義することでそのクラスを再びプログラム内で利用できるという大きなメリットがあります。

その他のTypeScriptの特徴としてJavaScriptとの互換性が挙げられます。基本的な構文や文法はほとんどJavaScriptと変わらず、JavaScriptを今まで用いている方には習得のしやすい言語になっています。実際に処理を行うときはTypeScriptで記述されたコードをコンパイラし、JavaScriptに変換して実行されます。

また、今までC#やJavaのような静的型付き言語を使っていた方には動的型付け言語のJavaScriptよりも静的型付き言語のTypeScriptの方が習得しやすいでしょう。

今見てきたようにTypeScriptはJavaScriptの欠点を補った更に便利なプログラミング言語となっています。

TypeScriptは人気言語?どれくらい使われているのか

Githubでは、どの言語でプルリクエストがどれくらい行われているかということを公開しています。TypeScriptは11位となり、他のプログラミング言語全体に比べてプルリクエストの比率が高くなっています。

TypeScriptは2.960%となっており、1位のJavaScript23.394%と比べるとかなり差があることがわかります。実際に長い間JavaScriptが使われてきたことと、大規模開発ではない場合はJavaScriptを用いた方が開発がしやすいということよりJavaScriptの方が圧倒的に人気になっています。

▼ Googleも採用!将来性のある言語、TypeScript

また、トレンドとしては上昇しているわけでも下降しているわけでもなく、一定の人気を保っています。TypeScriptは比較的新しい言語であり、JavaScriptの後釜として将来性が高いと言われているため、多くの企業の開発に採用されている言語です。

実際に海外だとGoogleがTypeScriptを社内標準言語にしたということで一時期話題になりました。2017年にTypeScriptが社内標準言語として決まったのですが、2年の社内審査を経て承認が成されました。

マイクロソフト社が開発しているエディターであるVisual Studio CodeはWindows、macOS、Linuxで動作するフリーのIDE(統合開発環境)ソフトウェアとなっており、TypeScriptがサポートされています。

Visual Studio CodeはGoogleのエンジニアからも愛用されているので、このTypeScriptがサポートされていることがTypeScriptが社内標準言語として決まる一因でもあったと見られています。

このGoogleがTypeScriptを社内標準言語にしたというニュースを受け、更にTypeScriptが普及し、より多くの企業で採用され始めています。

現在、開発ではJavaScriptを用いているけれど今後はTypeScriptを採用したいという企業も数多くあり、ますますTypeScriptに注目が集まります。

TypeScriptはどれくらい使われている?

TypeScriptは転職に強いのか

TypeScriptについて見てきましたが、実際にキャリアを考える上でTypeScriptは転職に強いのかどうかということは重要になってきます。

結論から言うと、TypeScriptは転職に強いとは言えません。なぜならTyoeScriptを利用している企業がそこまで多くないからです。

Githubでは、どの言語でプルリクエストがどれくらい行われているかというランキングでは14位でしたが、それは海外で使われていることが多いからです。日本ではTypeScriptを使うことは一般的ではなく、未だにJavaScriptを使うことが一般的です。

TypeScriptを使えるエンジニアを募集している企業は少ないですが、TypeScriptはJavaScriptに代わる将来性のあるプログラミング言語です。日本語での情報も増えつつあるので、少しずつ人気が出てきていることがわかります。

もしかしたら今後、日本でもTypeScriptを採用する企業が増えるかもしれません。TypeScriptを使えるエンジニアは少ないので今後に備えて勉強しておくことは良いでしょう。

TypeScriptで活躍できる業種と年収

今まではTypeScriptについてとTypeScriptは転職に強いのかについて見てきました。ただ、TypeScriptを使う職場に転職した場合に「そもそもどういう職場に転職できるのか?」ということについてここではお伝えしていきます。

IT業界ではインターネット・Web業界、情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界の4つに分類することができます。TypeScriptを使えるとインターネット・Web業界で主に活躍することができます。

インターネット・Web業界はWebメディア・ショッピングサイトなどの自社サイトを運営している企業が多いです。転職の求人ではこのインターネット・Web業界が一番多く、自社のプラットフォームの設計・開発・運用やデータ基盤の構築などの案件があります。

Webアプリケーションエンジニア・フロントエンドエンジニアとしての募集が多くなっています。

実際に今話題の仮想通貨やAI関連の求人もあり、実際に最先端の部分の開発に携われることも大きな魅力です。

TypeScriptの求人案件では、自社開発の案件が多いです。そのため、インターネット・Web業界での求人がほとんどとなっています。

まとめ:TypeScriptはGoogleの社内標準言語になるほど将来性がある

今回はTypeScriptに関して転職を絡めて見てきました。

今回お伝えしたかったことは以下の3点です。

  1. TypeScriptは静的型付き言語とクラスベースオブジェクト指向言語の特徴を合わせて作られたオープンソースのプログラミング言語
  2. TypeScriptを使える人材は少ないが、案件も少ないため転職に強いとは言えない
  3. TypeScriptは将来性があり、今後多くの企業に使われる可能性が大きい

TypeScriptは実際にGoogleの社内標準言語として採用されてから大きな注目を集めており、将来性が高い言語です。TypeScriptの求人案件に応募しようと思っている方は、今回の内容を参考にぜひ次のステップに進んでみて下さい。

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