IT業界のクリエイター系職種の1つである「UI/UXデザイナー」は、WEBサイト制作におけるユーザーの使い勝手改善を担当する仕事です。近年はUI/UXデザイナーの需要が高まりつつあり、高度なスキルを持った人材は高額な年収で迎え入れられることも増えています。そんなUI/UXデザイナーの平均年収と将来性、年収をアップさせるためのコツについて紹介していきます。
UI/UXデザイナーの平均年収は?
まずUI/UXデザイナーの平均年収に関しては、ズバリ597万円というデータが出ています。これは「求人ボックス」というサイト上で公開されている数字で、およそ600万円ほどという高水準となっています。
日本の平均的なサラリーマンの平均年収が400~450万円程度ですから、5割ほど上回る計算です。月給換算しても50万円程度の収入で、派遣社員でも2000円以上の平均時給となっています。
UI/UXデザイナーは単なるWEBデザイナーとは異なり、求められるスキルが高度かつ専門的です。特にUXデザイナーはクリエイター業界の中でもトップクラスの年収を手にできる職種で、年収1000万円を目指すことも難しいことではありません。
海外企業での案件を選べば、さらに高単価で仕事を手掛けられるようになるでしょう。その意味では「高い待遇の会社で働きたい」と考える正社員デザイナー、「高単価の案件で効率よく稼ぎたい」というフリーランスデザイナーにもおすすめできる職種と言えます。
UI/UXデザイナーとして年収を高める方法は?
続いて、UI/UXデザイナーが年収をアップさせるためのポイントについて、5つ紹介していきます。
新たな資格を取得する
UI/UXデザイナーが収入を増やすためには、まずはスキルアップすることが基本です。WEBデザイン技能検定、CGクリエイター検定などを取得していくことで、転職で有利になったり昇給につながったりすることでしょう。
もちろん、資格では測れないスキルを磨くことも重要です。たとえばユーザーの立場になって考えられる共感力や、クライアントとの打ち合わせを円滑にするコミュニケーション能力など。企画設計やディレクションなどの上流工程を担当できるようになれば、大幅な年収アップも期待できるようになります。
デザインソフトの扱いに秀でる
クリエイター業界では、必ずと言っていいほどデザインソフトを操作して業務を行います。具体的には、PhotoshopやIllustratorなどですね。これらのデザインソフトの扱いをマスターして、自分のやりたいことをスムーズに実行できると、生産性の高いUI/UXデザイナーとして評価されることでしょう。
最近では、WEBデザインに特化したSketchと呼ばれるデザインソフトを導入するところも増えてきました。他にもUI/UXデザイナーとしての仕事を円滑にするソフトがあれば、積極的に使い方を覚えていけるといいですね。
WEBマーケティングの知識を身につける
具体的なUI/UXのデザインだけでなく、上流工程のマーケティングにも携わることができると、年収は大きくアップします。
「ユーザーはどんな目的でこのページを訪れるのか?」「何を解決したいと考えているのか?」といったニーズを考えるのも大切ですし、「ライバルのページとの差別化はどこで行うべきか?」「クライアント企業の強みはどこにあるのか?」などを考えるのもマーケティングのポイントです。
また、検索流入を増やすという意味ではSEO対策についての知識もあるとベターですね。より多くのユーザーにサイトを訪れてもらうべく、検索エンジンに評価される設計を行うスキルが求められます。
最新の市場ニーズを学ぶ
ユーザーに好まれるUI/UXデザインというのは、時代によって大きく変わります。特に昨今では動画コンテンツが注目を浴びるようになっていますので、動画コンテンツをいかに活かしたデザインを実現できるかが必要になってきます。
それ以外にも、最新の市場ニーズを学びながら最適なUI/UXデザインを作り続けるスキルが大切です。常に学ぶ姿勢を貫くUI/UXデザイナーであれば、大きな年収を手にするのも難しくなくなるでしょう。
フリーランスとして独立する
年収1000万円以上のUI/UXデザイナーを目指したいと考えた場合、最適なのはフリーランスとして独立して活動することでしょう。時給や月給ではなく成果主義で報酬が支払われる背化のため、高単価な案件を取ってきてクライアントとの信頼を獲得することで、正社員デザイナーでは達成できなかったような月収も目指せます。
もちろん案件が減れば収入も減ってしまうなどの不安定さはあるものの、効率的に年収1000万円を稼ぎたいならぜひ検討したい方法です。
UI/UXデザイナーの将来性は?
急速に成長しているIT業界の中で、特に専門的なスキルを扱うUI/UXデザイナーは、今後も高い需要が発生すると予想できます。誰でも気軽にはじめられるような職種ではなく、ユーザーの視点になったプロフェッショナルな経験が問われるポジションのため、高い将来性が期待できると言えるでしょう。
最近ではVR向けの3Dデザインや3Dインタラクションといった分野にもニーズが高まっているため、こうした新しいものにもキャッチアップしていけるUI/UXデザイナーなら、一生仕事に困らないはずです。
フリーランス向けの案件も増加傾向にあるため、独立して年収1000万円プレイヤーを目指すのもおすすめできます。
テクフリを活用しよう
「でも、フリーランスになって案件が見つかるか心配です…」
そんなふうに感じることがあるかもしれません。特にフリーランスエンジニアの場合は、開発業務で忙しくて新たな案件を探してきたり、営業に行ったりする時間が取れないケースもよくあります。交渉や折衝が苦手で、コミュニケーション力にも自信がない方は多いでしょう。
そんなときには、フリーランス向けの「エージェント」を活用するという方法もおすすめです。エージェントはあなたの代わりに案件を探し、あなたの希望にマッチした仕事を紹介してくれる点が大きな特徴。
techcareer magazineでも、フリーランスエンジニア・クリエイターのための案件情報サイト「テクフリ」を運営しています。
テクフリでは、10年以上の業界経験を活かし、ただのお仕事紹介ではなく『バリューアップ』をコンセプトにした手厚いサポートで、エンジニアやデザイナーの一人ひとりをご支援しています。
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もちろん、単に情報収集目的で利用していただいてもOKです。登録は60秒ほどで完了しますので、ぜひテクフリをチェックしてみてください。
まとめ
UI/UXデザイナーは平均を大きく上回る年収を手にできる職種で、これからの将来性も高い仕事です。今から専門スキルを磨いておくことで、長く安定して稼げるデザイナーになることができるでしょう。
フリーランスになって年収1000万円を目指すのもおすすめなので、その際には「テックキャリアフリーランス」もぜひ活用してみてくださいね。