Withは英語の勉強を始めて最初に習う前置詞です。一見見ると簡単ですが、実はいろいろな使い方があります。その区分けは時には非ネイティヴの人にとって、とても曖昧で理解しにくい場合もあります。今回は使用頻度の高い6つの方法をまとまりました。そして記事の後半はwithとよく間違えるbyの違いについてもを解説します。
<withの使い方 一気に整理!>
〜とともに
これは最もよく知られている使い方です。
誰かと「一緒に」や何かと「共に」の意味を示します。
例:John still lives with his parents even he is 40 now.
ジョンは40歳になっても両親と一緒に暮らしています。
例:Lisa always wears her pink jacket with her green shoes.
リサはいつも緑の靴とピンクのジャケットを着ています。
例: I think I saw Jack with his new girlfriend on the street the other day.
先日、街でジャックと彼の新しいガールフレンドを見たと思います。
(ある特性、所有など)〜を持っている
『〜を持っている』と『〜身につけて』という意味もよく使われます。
主に二つの場合に分けています。
ものを持っている場合
例:My boyfriend brought me a flower with a cake on Valentine’s day.
彼氏はバレンタインの日に私に花とケーキをプレゼントしました。
例:He just bought a house with a tennis court.
彼はテニスコートのある家を買ったばかりです。
*あるいはこの家はテニスコートを持っている/付いている
例:She is the only girl with short hair here.
彼女はここで唯一短い髪を持つ女の子です。
*体の一部なら,『with』を使います。
例:You should take your umbrella with you, it will rain in the afternoon.
傘を持った方がいい、午後に雨が降りますから。
*『take』 物+『with』 人=何かを持っていくという意味です。
〜のせいで(原因、理由)
例:She is coughing with cold badly.
彼女はひどく風邪で咳をしています。
*with cold: 寒さの為に
例:John blushed with embarrassment when his girlfriend kissed him in front of his family.
ジョンは、彼のガールフレンドが家族の前で彼にキスしたとき、恥ずかしさで顔を赤らめました。
*blush:赤面する
*こちらのwithは人が感情を所有している時『様態』といえます。
例:Mary treats this vase with care since this is her favorite one.
メアリーは、この花瓶が一番お気に入りであるため、この花瓶を慎重に扱います。
*with care: 慎重に、これはいろいろな文章で使える便利フレーズです。
他は
*with pleasure: 喜びの為に
*with surprise: 驚きの為に
*with courage: 勇気を持って
『対象』〜に対して
A -> B Bが対象ということを理解すればわかりやすいいです。
例:My parents were very strict with me when I was a kid.
私が子供の頃、両親は私に対して非常に厳しかった。
例:My father is strict with rules.
父はルールに厳しいです。
『関連』〜に関して
これもA -> Bです。『AがBに関連している』というイメージで理解すれば良いです。
例:What is wrong with you?
どうしたの?
例:What do you want with me?
用件は何だ?
これはよく間違え、映画などの交渉のシーンに出てくる文です。
普通は『What do you want from me?』と思いがちですね? でも関連を意味する『with』の方が正しいです。
付帶状況の『with』
例: Jenny was crying in her room with tears running down her cheeks.
ジェニーは、頬に涙を流しながら、部屋で泣いていました。
『with』以後の文は名詞の主詞をサポートする。
この文は二つのセンテンスに分けられます。
Jenny was crying in her room
ジェニーは部屋で泣いていた
と
with tears running down her cheeks
頬に涙が流れていました
こうみれば簡単に理解できます!
手段を表す、with とby との違い
一番簡単な分け方法は with=> 道具によるもの、by=>手段によるもの
こちらの例をご覧ください。
例:I ate my steak with a fork.
私はフォークでステーキを食べました。
どうしてby forkと言わないのでしょうか?その理由はwithで使い手と道具の間に主従関係が現れます。人がフォークをコントロールします、フォークが人の意識により、動いている。Aが主、Bが従なのでwithの方が正しいです。
そしてこちらの一文を見てください。
例:I go to work by train every day.
私は毎日電車で仕事に行きます。
こちらは電車が手段の一つとして使われています。withの場合と違い、利用者がある手段を選んだというニュアンスも含めています。そして電車の働きは利用者の意識とは関係ありません。
基本的にbyは手段として『移動の手段』に対して使われることが多いです。
*by plane : 飛行機で
*by car :車で
*by bike :自転車で
とコンミュケイション
*contact by email: メールで連絡します
の表現なども良く使います。
だいたいの場合が手段か道具とわかりやすいですが、話す人がどちらに捉えているかによって使い分けが微妙な場合もあります。例えば、
例:I will pay with a card.
I will pay by card.
カードでお願いいたします。
カードが道具として捉えるとwithを使います。でも『カードで支払いする』手段として捉える場合なら、byを使います。どちらでも大丈夫です。
アメリカでほとんど『with a card』を言います。アメリカ人は基本カードを道具として捉えているからでしょう。
まとめ:使用頻度が非常に高い単語
withは英語の前置詞として使用頻度が非常に高い単語です。でもこんな簡単な単語だからこそ、間違うケースが高いです。例えば、with、by、for、toなど、英語の勉強者にとって区分けの方が難しいですね。確かに曖昧な場合もあります。それは非ネイティブの人にとってより難しいですが、外国語の勉強者として、最初は基本の使い方を覚えていれば大丈夫です! かなり難しい用語やおかしなスラングなど、最初できなくでも大丈夫です! どの言語でもネイティブの人でも必ず『正しい使い方』しか話さないわけではありません。