プログラミングでもよく出る英単語『require』『request』『demand』などは日本語の意味はすべて『要求する』です。和訳は一つでも英語では幾つかの類語があります。

今回紹介する英単語『request』もそうです。和訳は同じですが、英語なら場合によって、言葉が変わり、その意味合いのニュアンスも変わります。今回はビジネスやプログラミングでよく使う『request』から始め、『要求する』という意味の英単語を学びましょう。

Requestの意味と例文

和訳は『要求する』、『リクエスト』です。英語でその意味と使い方は日本語と同じでそのまま使える英単語です。

例:North Korea’s request for help was turned down by the United States.

北朝鮮の援助求めは米国によって断られました。

または

The United States turned down North Korea’s request for help.

米国は、北朝鮮の援助要請を断りました。

*turn down request: 「要求を断る」定番の使い方です。

例:They requested me to come to the office again for a second interview next week.

彼らは、来週2回目の面接のために再びオフィスに来るように要求しました。

例:We have received your request and will contact you shortly.

あなたのリクエストを承りました。まもなくご連絡いたします。

または

Your request has been received and we will contact you shortly.

お客様のリクエストを承りました。まもなくご連絡いたします。

例:I would like to request a copy of your catalog.

目録のコピーを一つお願いしたいですが、よろしいですか。

*ビジネス英語として丁寧な言い方です。会話とメール共に使えます。

例:Could I request a day off next Wednesday?

来週の水曜日に休みをいただいてもよろしいですか?

*これも丁寧な言い方です。

Request はビジネスの場面でよく使える正式的な丁寧語です。要求や依頼をする際に『would (you)like to』『Could I』などと一緒に組み合わせて使えば、より丁寧になるでしょう。

ビジネスで要注意! request vs. demand

demandも一見かなりフォーマルな単語なので、丁寧語として使いますよね? ここは要注意です。英語にはそこに大きな違いがあります!

Demandは和訳も『要求する』意味ですが、その程度は強く、話す人は自分の権利を主張することとなります。要求するものとしては、『注意』、『お金』、『人の解雇』、『解放』や『土地、領土の返還』など強い自分の意思と権利を主張する際に使います。

次の例文を見てみましょう。

Requestの場合:

例:John requested to speak to the manager immediately.

ジョンはマネージャーとすぐに話したいと要求しました。

次はdemandを使う例文です。

例: John demanded to speak to the manager immediately.

ジョンはマネージャーとすぐに話したいとを要求しました。

(あなたじゃあない、すぐマネージャーを呼んで!という意味が含まります。)

*この場合は『他の人ではなく、マネージャーだけと話したいです』という強い主張の意味が含みます。基本的にdemandは相手の都合や意志ではなく、話し手に要求通りしないといけないというニュアンスがあります。

例えば:

We would like to request a meeting with you.

私たちはあなたと一度ミーティングをしたいと思います。

の方が丁寧に、礼儀正しいです。

Demandの場合:

We demand to have a meeting with you.

私たちはあなたとのミーティングを要求します。

はかなり強く要求する感じです。これは相手の都合とあまり関係なく、私たちはしたいからとにかくやる、強い意志で相手を押すという感じです。

ビジネスで良好な関係を保つため、その違いをちゃんと理解して、正しい言葉を使いましょう。

他の類語とそのニュアンス

Ask for: ~を求める、〜要求する

Askは『頼む』という意味で広く使われています。映画で、次の文をよくみかけるかもしれません。口頭でも最も使われている言い方の一つです。

例:What else can you ask for?

これ以上何を望む?

例:I could not ask for more.

願ってもないことです。

例:You were asking for it.

自業自得です。

丁寧の場合にも使えます。

例:May I ask for your ID card, please?

IDカードをお願いしてもいいですか?

*Ask forは『求める、探す』に近い意味です。look for でも大丈夫です!

Request: 法律、規則などでの必要性を表す時に,requireを使います。

例: A certification of the registration of your address is required.

住所の登録証明書が必要です。

例:Some stores still require payment in cash only nowadays.

一部の店舗では、今でも現金のみでの支払いを行っています。

Claim: 一定の権利を行うし、経済的な支援などをしてもらうような場合は『claim』を使います。他は断言する、主張する時も使います。

例;She claimed the right to terminate the agreement.

彼女は契約を終了する権利を主張した。

*claim the right to何をする:何か自分の権利を主張する時に使うフレーズです。法律に関しての場面で頻繁に使われています。裁判所で誰かの自由や権利を主張する時にかなり使うでしょう。

例:The man claimed that he was not at the store at that time.

その男は、その時店にいないと主張した。

例:She claimed $3500 as compensation.

彼女は補償として3500ドルを主張した。

まとめ:英語で主張する時の強さで、使う言葉も変わります。

日本語でもそうだと思いますが、英語は特に一つの意味でもいくつかの単語があります。それは英語の特徴です。文化の違いで、そのまま和訳できる日本語がない場合もあります。そのニュアンスは英語の勉強者にとって一番大変かもしれません。

普段は海外のテレビ番組や映画を観るのがオススメです。いろいろなシーンを通して、言葉使い、話すときの情緒を学べるでしょう。そうすると英語力は一層上がります。

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