今回紹介する単語『certificate』はもしかしたら、一番混乱する単語のひとつかもしれません。今回は『certificate』、『certification』、そして『certify』の意味と使い方を一緒に学びましょう。
Certifyの意味
Certifyは動詞です。辞書を調べると『正式に質・資格・正当性・真実性などを保証する、認証する』という意味を持っています。
例文を見てみましょう。
例:Mary was certified as an English teacher in 1987.
メアリーは1987年に英語教師として認定されました(認証をもらいました)。
例:The organization certifies doctors.
この組織は医師を認証します。
例:In order to certify lawyers, a national exam is administered.
弁護士を認定するために、国家試験が実施されます。
日本語で『人を愛する資格がある』、『こんなんことを言う資格がない』、『この仕事をやる資格がない』など、『能力』を指す場合も『資格』が使われていますから混乱します。この場合『certify』ではなく、『qualify』を使います。
例えば、上記を英語にすると、こうなります。
例:Everyone is qualified to love another person.
誰もが他の人を愛する資格があります。
例:You are not qualified for this job.
あなたはこの仕事に相応わしくない。
例:He is not qualified to say such things to Jenny!
彼はジェニーにそのようなことを言う資格がありません!
次は形容詞のCertifiedを見てみましょう。
形容詞のCertifiedはよくlicensed と間違えますでしょう。
『certified』は『資格を持っている』ということです。
『licensed』は『免許を持っている』ということです。
例えば、これらの例文を見てみましょう。
例:John is a certified doctor.
ジョンは認定された医師です。
*彼は医師としての知識が持っていますが、登録免許があるかどうかはわかりません。
例:John is a licensed doctor.
ジョンは免許を持つ医師です。
*彼は医師として開業出来る免許を持っています。
いわゆる、『uncertified』は資格がない、もしかしたらその業界に関して専門知識も持っていません。一方、『unlicensed』は基本的に免許を持っていないということです。
CertificateとCertificationの違い
この二つは一番混乱する英単語かもしれません。
先にcertificateから見てみましょう。
Certificateは名詞では『証明書』、『免許』、『認可証』など紙としての物です。これは可算名詞で枚数を数えられるものです。
例:We will issue you a certificate once you complete the entire courses.
全てのコース修了時に、修了証書を発行します。
例:The couple submitted their divorce certificate only 1 month after their marriage.
夫婦は、結婚のわずか1か月後に離婚証明書を提出しました。
例:I’d like to have a copy of my language proficiency exam certificate.
語学能力試験の証明書を一枚欲しいのですが。
例:My mother keeps my birth certificate in a safe.
母は私の出生証明書を金庫に保管しています。
Certificate は動詞や形容詞として使う場合もあります。
例文を見てみましょう。
例:He is a certificated (certified)teacher.
彼は認定された教師です。
例:This organization certificates (certifies) drivers.
この組織は運転手さんを認証します。
一方、certificationは『証明、認定、資格という概念なもの』です。これは不可算名詞です。
例:John has the certification to become an auditor.
ジョンは監査役になる資格を持っています。
例:You must propose certification of facts regarding this matter.
この問題に関する事実の証明を提案する必要があります。
例:Here is the certification of payment.
こちらが支払い証明書です。
例:This is your certification of seal-impression.
これがあなたの印鑑証明書です。
上の例文からわかってると思います。『certification』と『certificate』は場合によって置き換えられます。しかし、以下のような場合には置き換えできません。
例:I have my birth certificate with me.
出生証明書を持っています。
birth certificateは絶対certificationに変更できません。何故ならば
生まれたことは本人が何かを達成したわけではないので、certificationを使えません。
まとめ:混乱しやすい単語なので、文章による使い方が把握しましょう
『certification』と『certificate』はとても混乱しやすい単語なので、勉強する時はやや難しいと感じるでしょう。最初は一番使われている意味と使い方を覚えれば大丈夫です。英語で文章による、単語の属性が変わる場合も多くありますから、毎回文章の全体を読んで、そこから判断をしましょう。