「調べる」と「見つける」の英語といったら何を思いつきますか? 『search』、『find』時々『investigate』を思いついた人もいますね? こちらの単語は確かに「調べる」と「見つける」の意味を持ちますが、実際の日常会話ではあまり使いません。今回の記事で実際にネイティヴの人がよく使う「調べる」と「見つける」フレーズを紹介します。早速見てみましょう。
「調べる」と「見つける」の英語表現フレーズ:
1.『find out』
これまで知らなかった事実・真相・連絡先などをつきとめる/調べる
例:We found out that John was actually lying to us!
私たちはジョンが実際に私たちに嘘をついていることがわかりました!
例:It is impossible for the police to find out the suspect from so little information.
警察があまりにも少ない情報から容疑者を見つけることは不可能です。
例:Can you help me to find out how much the car worth?
この車の価格を調べてもらえますか。
例:Her evil plan was soon to be found out.
彼女の邪悪な計画はもうすぐにバレます。
*『find』を使えないかと思う人もいると思います。実はこの二つの単語は意味的に全く違います。『find out』は情報を調べる、見つけ出す意味です。一方、『find』は単に物を探し出すということです。
2. 『identify』
「何かを同定する、特定する、確認する」といった意味です。
例:Scientists identify the animal as a new species of frogs.
科学者たちは、その動物をカエルの新種と見なしている。
例:We could not identify what the object is from such distance.
その距離からあれを何か特定できません。
例:Police were trying to identify the suspect from the camera footage.
警察はカメラ映像から容疑者を特定しようとした
*U.F.O. は『unidentified flying object』の略です。
3. 『figure out』
「理解する、解明する」と言った意味です。『figure』 とは「状況を理解して答えを見つけ出す」という意味です。そして、よく間違える『understand』は事情、状況、あることに対して理解するという意味です。
これはネイティヴの人が日常会話で使う頻度はかなり高いフレーズです。覚えたら、かなり役に立てると思います!
例:It took me days to figure out this problem.
この問題の答えを見つけるのに数日かかりました。
例:We must figure out a solution as soon as possible.
私たちはできるだけ早く解決策を見つけ出さなければなりません。
例:It is difficult to figure out a way to this issue.
この状況に対して解決方法を見つけ出すのに難しいです。
4. 『turn out』
~ということが分かる[判明する]、結局~することが分かる。結局ある結果になる。
例: Her condition turned out to be worse than the doctors had expected.
彼女の状態は医師が予想していたよりも悪かった。
例:Don’t worry. Everything is going to turn out fine.
心配しないで。 すべてがうまくいくでしょう。
例:What he said turned out to be true.
彼の言ったことは事実であることがわかった。
5. 『look up』
これは「辞書や検索エンジンで調べる」といった意味です。日常会話もよく登場するフレーズです。
例:You should look it up in the dictionary, every time you find a new word.
新しい単語を見つけるたびに、辞書で調べてください。
6. 『google』
元々、英語でこの単語はありませんでした。グーグルエンジンの登場と普及につながって、『google』も「見つける、調べる」として使われています。
例:You simply can google anything you want to know online nowadays.
オンラインで知りたいことを全てググルことができます。
例:I just googled the term but nothing came up.
私はその用語をググってみましたが、何もなかった。
7. 『take a look at』
一覧する、一見するというニュアンスの「調べる」の英語表現です。
例:Please take a look at page 7 first.
まずはページ7をご覧ください。
例:Can you take a look at this equipment?
この装置を見ていただけますか?
例:We should take a good look at our plan again.
私達は計画をもう一度よく確認するべきです。
8. 『skim』
これは「~をざっと読む、目を通す」という意味を持つフレーズです。
普通は文書を読むことを指します。
例:I just skimmed that document real quick.
私はそのドキュメントをすぐに目を通しました。
9. 『scan』
『skim』と似ていると思いがちですが、ある程度は違いがあります。『scan』は「特定のキーワードや情報を探すために丁寧に見る」ことです。
例:The police scanned through all the documents again for any possible information about this case.
警察は、この事件に関して可能な情報について、すべての資料を改めて読んでいました。
例:I scanned the report to see if my name was in it.
私は自分の名前が書かれているかを見るために、レポートにざっと目を通しました。
10. 『go into』
このフレーズは「徹底的に調べる」という意味を持つ口頭フレーズです。
例:Can you go into that project in more detail, please?
プロジェクトに関してもっと詳しく説明いただけませんか。
例:Thank you for going into the data with us, it provided a lot of new insights to us.
私たちと共にデータを確認して頂き感謝しています。多くの新しい情報を提供しました。
11. 『analyze』
これは「調べると分析する」という意味を持つ、少し正式な単語です。ビジメス英語として出番は高い単語です。
例:The researchers analyzed the market needs thoroughly based on the data they gathered.
研究者は、収集したデータに基づき市場ニーズを徹底的に分析しました。
*『analysis』は名詞の分析です。スペルはよく間違えますので、ここは要注意です。
12. 『go over』
詳細に~を調べる、そして部屋など点検する意味です。
例:I went over all the rooms at home, but couldn’t find my purse!
すべての部屋を探しましたが、財布は見つかりませんでした。
例:Before we jump into our discussion, let’s go over the handouts first.
ディスカッションに入る前に、まず資料を見ていきましょう。
13. 『go through』
[細かく]調べるとの意味を持っています。『go over』と似ていると思いがちですが、意味と使い方は違います。
例:Let us go through all the data we found so far.
これまでに見つけたすべてのデータを調べてみましょう。
14. 『delve into』
このフレーズは皆さんにあまり馴染みのないフレーズと思います。意味的には「資料、情報や問題などを掘り下げる」ということです。
例:Researchers tried to delve into every aspect of this problem.
研究者はこの問題のあらゆる側面を掘り下げようとしました。
例:Police are trying to delve into the mind of the murderer.
警察は殺人犯の心理的な状況を掘り下げようとしている。
15. 『track down』
これも日常会話でよく使うフレーズです。「捕まえる、追跡する」というニュアンスの「調べる」の英語表現です。
例:Police spent months tracking down the suspect.
警察は容疑者を追跡するのに何ヶ月も費やした。
まとめ:ニュアンスと正確な意味と使い方を把握しましょう
今回は幾つか「調べる、見つける」という意味を持つ英語表現を紹介しました。似ているフレーズはありますが、少し細かく理解すれば、そのニュースがわかると思います。時にはただ「前置詞」を変えるだけで、意味が全く違います。これも英語の特徴の一つです。勉強する時はこの部分を正確に覚えてください。