コードクリサリス CTO:Yan Fanさん

インタビュー・編集:Judy Yu  協力:山崎 健司

CODE CHRYSALISのCTOであるYan Fanさんにお話を伺いました。彼女は中国のアモイで生まれ、3歳の時に家族と一緒にアメリカに移住。日本に来る前には中東でコーディングブートキャンプを共同設立しています。私(Judy)も留学生としてアメリカで学び、現在、東京で働いています。似たような境遇から彼女とのインタビューを楽しみにしていました。私はこのインタビューから、キャリアパスに対して大きな転換を図った理由、なぜ彼女が日本で英語コーディングのブートキャンプを始めることを選んだのか? そして彼女は短い期間でどのように評判を築いたのかを伝えたいと思います。さらに、私は日本が直面している問題をどのように彼女が指摘し、そしてこの世界で競争するためにどのように改善することができるかについて伺いました。そして最終的に日本で起きている「スタートアップの波」が、いかにエキサイティングだということを知りました。

ファイナンスからソフトエンジニアへ

Judy:最初にあなた自身について少し話してもらえますか? 

Yan Fan:私はいつも起業したいと思っていました。初めは何をしたいのか、どのような会社を始めたいのか、わかりませんでした。私は大学で経済学とアラビア語を勉強することにしました。

しかし、私はそれがあまり好きではないことに気づき、片手間で楽しむだけのコーディングを始めました。多分それはいつか役立つと思っていました。

最終的にそれが金融の仕事を離れ、ソフトウェアエンジニアになる決心をするきっかけになりました。私はまた趣味でコーディングを教え始めました。実際当時、私はあまり優秀ではなかったと自覚しています。そこで誰かに教えることで学ぶことを強いり、最終的に自分のスキルを上げるために私は無償で教えていました。そのため私はフルタイムのソフトウェアエンジニアだけでなく教えることも率先して行いました。

しばらくすると、それが私に非営利団体や学校のために教える機会を与えてくれました。最終的にはアラビア語を学んでいた縁で私に中東のヨルダンでプロジェクトを始める機会をもたらしました。

やがて私はプロジェクトを離れ、新しい機会を探すようになりました。私はシンガポールで働いたことがあります。私はいつもアジアに戻って何かをしたいと思っていました。もちろん、東京は興味を持っていた場所の1つです。基本的に、私はスタートできる様々な機会、会社を探しているようなものでした。

ブートキャンプを立ち上げたきっかけ

そして友人は、私が会社を立ち上げ、そしてアジアに戻るというアイデアがあることを知っていました。その友人が現在の共同創設者を私に紹介してくれました。彼は東京でコーディングブートキャンプを始めるという考えを持っていました。私が以前学校を創設した経験があり、東京に移住したいというものもあり、これが始めたきっかけです。

Judy:なるほど、過去の経験がこのコーディングブートキャンプのきっかけになったんですよね。

Yan Fan:うん、そうですね。大学が教えてくれないことがたくさんあることに気づきました。それらは実際に教えることができるトピックです。そして私達はブートキャンプを通してこの穴を埋めることができると考えました。

学校はソフトウェア技術者を生み出すのではなく、コンピュータサイエンティストを生み出します。これらは非常に論理的なものです。結局あなたがソフトウェアエンジニアとして働き始めたとき、あなたが必要とするスキルは実際には実務とは異なっています。だから私たちは実務で役立ち、成功するソフトウェアエンジニアになる方法を人々に教えます。

Judy:過去のインタビューで金融業界にはあまりにも多くの女性が活躍できる機会がないと話していたことを思い出しました。これは私の個人的な意見ですが、Tech(テクノロジー)業界も同様に多くの女性が活躍しているように思えないのですが、それでも、なぜ、Tech業界に入ることを選んだのですか?

Yan Fan:Tech業界には女性のロールモデル(お手本)がたくさんありますが、日本では少ないですね。アメリカと中国にはたくさんあります。しかし、私がTech業界を志望した理由は、特にロールモデルを探すことではなく、未来がどこにあるのかということです。そして私にとって未来はTechにあります。今日も生き残るために、すべての企業がTechに変わりつつあります。そして、Techを理解すること、そして本当に重要な製品を構築するために必要なものを理解することができると思います。それは私がTechに入る動機になったものです。

コースについて

Judy:ええ、わかります…言語(英語やアラビア語)は1つの能力なので、もっと専門的なスキル(プログラム言語)を必要としていますよね。そういえば2つのコース、基礎(foundation)と集中(immersive)型がありますね。どのように教材を作成しているのか、そして学生の背景を教えていただけますか?

Yan Fan:実際には4つのコースがあります。最初は私たちの主な焦点である集中型であり、また私たちが始めた最初のコースです。コースの作成方法について最初のカリキュラムは私自身によって、そして友人、アドバイザー、前の従業員、インストラクターからの助けを得てまとめられています。基本的にカリキュラムに組み込まれた方法は私の個人的な経験を通してです。私は以前同様のプログラムの講座に参加し、ソフトウェアエンジニアとして働き始めていました。それを活かしています。

私は、大学や他のプログラムで教えていないことがたくさんあることを知りました。私たちのコースにそれを組み込みたいと思いました。私たちのコースが他のコースとは非常に異なるもう1つは、ソフトスキルに関するコミュニケーションに大きな焦点を当てているということです。多くの場合、ソフトウェアエンジニアとして成功するのは、技術的なスキルだけではなくコミュニケーションも必要ですよね。あなたの上司と話をすること、あなたのチームと話をすること…これらを私たちのコースに組み込むことができるようにすることが本当に重要なことでした。

これが私たちの最初のコースです。それから「プログラミング導入/基礎」の Introduction course(Intro course)があります。Intro courseを始めた理由は世の中に初心者向けのプログラムが多くあるのにも関わらず、初心者向けのプログラムは一般的に軽く扱われているということです。

人々は本当に面白いことを早くやりたいと思っているので、初心者向けではないことに興味を持とうとします。しかし、基本を最初に習得するためには、ゆっくりと深く潜航しなければなりません。Intro courseは派手で面白いコースではありませんが、コーディングの強い基礎を築きます。そして私達はそれが受講者の長いキャリアを築くのに役立つと思っています。

プログラミングだけでなくコミュニケーションも重要

基礎(foundation)コースは5週間のパートタイムコースです。また、ECI(English communication Intensive)コースと呼ばれる英語コースもあります。それは8週間のパートタイムコースです。しかし、当初は、英語コースを日本で展開するつもりはありませんでした。なぜなら英語の市場は飽和状態にあると考えていたからです。しかしながら、私たちのコースに興味を持ってくれている人はたくさんいましたが、英語力は十分ではありませんでした。そこで英語学校を見つけようと試み、学生に行くことを勧めようと思いました。しかし、私たちが本当に気に入った英語学校を見つけることができませんでした。ほとんどの英語学校の授業はTOEICに焦点を当てたものだったからです。

Judy:文法や構造、テストで高得点を得るためのものですね…

Yan Fan:まさに、最初に多くの語彙、多くの単語、そして多くの文法を暗記するよう生徒に強制します。それは二度と使うことのないもので、英語は暗記して使うものではありません。もう一つの大きな問題は、たとえ彼らがそれを使うことができたとしても、それは英語ではありません。日本語と英語では話すスタイルが違います。文化的側面を捉えることかできず、多くの日本人は日本語で英語を話すことになり、その意味は失われていきます。そこにコミュニケーションはありません。それは私たちが注力しているもう一つの大きなことです。

その結果、私たちの英語コースはまた、文化的コミュニケーションや「フィードバックの方法」にも焦点を当てています。信頼を築き、英語を話せるようにし、時に間違えることも重要です。私たちのコースは人前で話すことにフォーカスしています。

仕事探しをサポート

Judy:そうですね。Code Chrysalisの集中(immersive)型コースでは、ある種の求職支援も提供しています。それはどのようなものですか?

Yan Fan:ええ、12週間の集中型コースでは、そのコースを受講する多くの学生は最終的に仕事に就きたいと思っています。私たちは彼らの求職をサポートします。 「面接の準備はどうしたらいいですか」「外資系の企業での面接」などですね。ひとつひとつの企業が求めるものが違いますので。

「給料の交渉は?」

多くの人々は給料の交渉をしたことがありません。私たちは彼らに自分自身についてどのように自信を持つことができるかを教え、私たちは自分自身の価値(特異性)を見てもっと多くを求める方法を学生に教えます。例えば「ネットワークの作り方」「履歴書の書き方」「雇用主と話す方法」などです。それは生涯を通じた支援(lifelong support)となります。

Judy:そうですか。Yanさんは今でもブートキャンプを卒業した人々と関係を続いていますか?

Yan Fan:はい、卒業してから最初の3ヶ月間は毎週生徒たちとミーティングがあります。 「あなたは仕事を探していますか」「あなたが探している仕事は何ですか」「面接はどうでしたか」「手伝いましょうか」などです。

来週、大手外資系企業の面接を受ける学生がいます。事前に面接練習をしたいと相談されました。またメールで他の生徒から給与についてどのように交渉するかも相談されます。そのようなアドバイスも提供しています。

口コミで広がる評判

Judy:卒業した皆さんが多くの場所で活躍できているということは、本当に素晴らしいです。どのようにして大企業と卒業した皆さんを繋げているのでしょうか。

Yan Fan:はい! 私たちが築いたブランドを誇りに思っています。現在、企業向けの特別プログラムも行っています。そのため大企業でさえ私たちが構築するプログラムを信頼してくれています。

私たちがどのように評判を築いていくかということに関しては、エンゲージメントを通してです。当初、私たちはエンジニアから尊敬を受けるコースを作りたいと思っていました。そして、エンジニアとして働いている人々から多くの言葉が寄せられ広まっていきました。彼らは私たちが本物のエンジニアをプロデュースしていることを認識してくれました。

同時に、私たちはあらゆる種類のトピックをカバーする無料のイベントをたくさん開催しています。「高度な技術についての話題」「ワークショップの提供」「初心者のためのイベントの提供」などです。これらイベントの多くは、多くのエンジニアを集め、繋がりを築いてくれます。

Judy:それは本当に素晴らしい。口コミのようなものですね。

日本のエンジニアvsアメリカのエンジニア その違いは?

Judy:あなたは、過去のインタビューでも「本物のエンジニア」を生み出すことに触れていますね、もう少し説明していただけますか。アメリカ市場が求めているものと日本市場との違いは何ですか?

Yan Fan:それは本当に良い質問です。はい、基本的にジュニアレベルのエンジニアとは実務経験がない人のことです。しかし、彼らがコードを書くことができない、彼らが仕事をすることができないという意味ではありません。彼らにはただ仕事の経験がないというだけです。しかし、日本においてジュニアレベルのエンジニアとは実務経験がないだけではなく、多くのトレーニングを必要としているようですね。そこで、新しいレベルのジュニアエンジニアを日本に紹介したいと思っています。彼らは実務経験を持っていませんでしたが、すぐに働き始めることができました。日本では6ヶ月間のトレーニングプログラムを実施している企業がたくさんありますが、私たちの卒業生には必要ありません。彼らはすぐに働き始めることができました。それって普通ですよね?

Judy:そうです、今述べたように、あなたは企業のために特別なプログラムを行なっています。

Yan Fan:ええ、元大手企業で働いていたエンジニアも私たちのプログラムに来て、より良い給料で別の会社に移った人もいます。つまり、日本には才能と可能性があるにも関わらず、好きでもない、あるいは合わない仕事に留まっている人々が多くいるように思われます。私たちは特別(extra)な訓練を通して、彼らをより高度なスキルを必要としたポジションに入れたいと思います。

より優れた給与が提示され、高度に熟練した仕事はありますが、企業が望む人材をかならずしも見つけることはできません。これらのスキルを持っている人たちを送ることで、このギャップを埋めたいと思います。

Judy:基準を満たす人を送ることですね。

Yan Fan:そうですね、そうすることで日本市場の拡大に貢献できると私たちは信じています。私たちがしているのは、日本のハイテク産業のスキルレベルを押し上げることです。もし企業がエンジニアの給料と期待を上げれば、結局人々は企業の期待に応えるでしょう。

Judy:やがて業界全体が良くなりますね。

Yan Fan:日本のソフトウェアエンジニアの見方とソフトウェアの作り方を変えるために、私たちはそれを望んでいます。

女性の少ないTech業界 

Judy:あなたは女性の話題に重点を置いていますが、それはなぜですか?

Yan Fan:私は女性だけに焦点を合わせているとは思っていませんが、女性にTech業界を職業の選択肢の1つと考えるよう促すには必要だと思います。ほとんどの場合、女性はTechではなく事務職を探すようにいわれているからです。

そして問題は、Tech側において多様性が少なくなるということです。私たちの生活は今Techによって占められていますが、これらのテクノロジーのほとんどは男性によって生み出されたものです。

Judy:はい、それは男性によって定義されたようなものですね。

Yan Fan:そうですね、女性が少ないことでイノベーションやアイデアを失うときがあります、それらを構築しているのはごく少数の人々(男)しかいないからです。そして、私たちは、女性を採用しないことで、私たちが見逃していることが何であるかを知りません。だから私は女性がこれらの製品を作るプロセスの一部であることを認識することが重要だと思います。

今日誰もがTechを使っています、もちろんメーカーにもユーザーのニーズを反映させて欲しいです。

Judy:確かに、そしてその話題をさらに深めることで、私も日本人ではないので、日本の女性はより服従的であり、あらゆる面で声が少ないと同じように感じます。

Yan Fan:はい、日本は男女共同参画の観点から非常に低いランクです。最近の報告によると、日本は男女共同参画に関して110/149でランク付けされています(WEF報告、2018)。日本はもっと良くなれると思います。

日本の女性は賢く勤勉であるにも関わらず、女性を活かせない日本社会は教育に対し投資の無駄をしていると思います。彼女たちは学校での成績はいいのですが、大学を卒業するとその才能は失われます。世界の大国である日本であるならば、女性が関与できない社会、この経済をどのように見えるかについて考える必要があります。日本の女性がTechのスキルを身につけ、起業し、より高い技術的な地位に達するのはどうでしょう。

Judy:そう、特にそのような女性は十分に教育を受けています。

Yan Fan:そうですね、私はより多くの女性を巻き込むことが必要だと思います。これは単に女性に利益をもたらすだけでなく、男性と女性の両方に利益をもたらすでしょう。

スタートアップの波

Judy:それで、あなたはこのブートキャンプの経験を他の国や場所で展開することを考えたことがありますか?

Yan Fan:ええ、韓国や中国のように日本と同じ問題を抱えているところで考えました。私たちはこの経験を試みることができました。私たちのコースはどこにでも適用できると思います。いつかこの経験を別の場所で展開できればと思います。

日本でできることはまだたくさんあります。日本は私たちにとって非常にエキサイティングな市場です。私は2014年または2015年頃、過去5年間で何度も日本を旅行しました。立ち上げる前ですね。

5年前の日本はイベントとスタートアップは非常に少なく、私が先ほど話した高給のソフトウェアエンジニアの仕事はほとんどありませんでした。しかし今、Techをテーマに日本は立ち上がり、徐々に大きくなってきています。本当にワクワクします。 今、スタートアップ・ブームの雰囲気ですね。

Judy:そのようですね。

Yan Fan:そう、それはブームのようなもので、とてもエキサイティングです! 私は中国人で、このブームは実際には2008年頃に中国で始まりましたが、私は当時19歳に過ぎず、参加するには若すぎました。それで私はアジアに戻り、このような波が日本で始まったのを見ることができ、とても嬉しかったです。私は本当に大きくなることができる何かの一部になることを知っています。それは非常にエキサイティングなことです。私たちにできることはたくさんあります、日本をこれまで見てきたのはそのためです。

異業種からの転職 そのアドバイス 

Judy:もちろんです! とてもワクワクします。最後に、あなたのキャリアとブートキャンプに戻ります。あなたは自分のキャリアパスを大きく変えていますが、同じことをしたいと思っている人たちにどんなアドバイスをしますか。

Yan Fan:私にとって、私が現在の仕事に留まるべきなのか、それとも成功するかどうかわからないことを追求するべきなのか、それともソフトウェアエンジニアとして成功するかどうかはわかりません…

私がそのような決断をするきっかけとなるのは、私の将来について考えることです。私の目の前にある2つの質問があります。ひとつは「現在の仕事にとどまるとどうなりますか?」ということです。私が金融業界にいたとき、上司の人生を見れば、自分の将来はどうなるのかがはっきりわかりました。

Judy:昇進を望むこと…

Yan Fan:ええ、誰もがそのような人生を望むかもしれませんが、私はそれを望みませんでした。そして、決断に失敗したとしても、少なくとも私は自分がしたくないと思っていたことを避けることができると思っていました。そして私は自分のキャリアを変えることにしました。また、フルタイムで仕事を計画していたので、仕事をしながら片手間でコードを学ぶこととは大きく異なります。

もうひとつは私の友人の言葉ですが「あなたを最も不安にさせる選択肢を選びなさい」とアドバイスしてくれました。あなたが2つの決定に行き詰まったら、あなたを不安にさせる決定を求めなさいと。また、私が結婚していなかったり子供がいなかったりしたことから、このような決断を下したのは、これが一番の好機でした。たとえ私が失敗したとしても、私はまだ若く、20代でしたから。

30代、40代、50代で転職を考えている人はたくさんいます、それは間違いなく実行可能です。しかし、私は20代で転職やキャリアパスを変えることの方が間違いなくずっと簡単だと思います。

コーディングに興味を持つ方へ

Judy:コーディングについて経験がなく、それでも道を歩み始めたいと思う人にどんなアドバイスをしますか?

Yan Fan:もちろん、多くの人がコーディングに興味を持っていますが、誰もがコーディング方法を学ぶ必要があるとは思いません。何人かの人々は結局コーディングを嫌うでしょう。しかし、彼らがコーディング方法を学ぶことに興味があるなら、オンラインには非常に多くの情報があり、いくつかのオンラインプログラム、そして多くの無料のモノもあります。

彼らが他のトピックに興味を持っているならば、コミュニティを見つけ、イベントに行き、そして人々と話すようにしてください。テクノロジーはいろいろな意味で非常にオープンです。テクノロジーを共有するという文化があります。有名なテクノロジーソースの多くは、私たちが「オープンソース」と呼んでいるものです。誰でもそれを見たり、助け合ったり、変更したりすることができます。

ソファから出てコミュニティを見つけに行きましょう。

Judy:はい、居心地のいい場所を離れ、つながりを作り、全ては良き方向に向かいますね。

Yan Fan:ええ、そして私はまた、イベントに行くことを恐れず、何も理解していないことが重要であると思います。私はあなたがイベントに行き、すべてを理解していないのが普通であると思います、それはあなたが学ぶ機会がもっとあることを意味するのです。質問することを恐れないでください。

英語でブートキャンプを行う理由

Judy:他に付け加えることはありますか?

Yan Fan:私が付け加えたいのは、私たちが英語で授業を行う理由は…多くの人に質問されます、そして特に日本でなぜ英語で授業を行うのかです。そして、私たちが英語でコースを行うのは、日本が世界から孤立しており、英語が弱いためにここ数年、停滞しているからです。

もし日本が再び世界の大国になりたいのなら、それを変えなければなりません。私は80年代にそれほど多くの英語を話さなくても日本はまだ優勢であったので大丈夫だったと思います。しかし、世界は非常に多くの変化を遂げ、今日の世界は本当に英語で成り立っています。日本企業が世界市場で競争したいのであれば、英語を話せなければなりません。なぜなら、日本人エンジニアの最大の弱点の1つは英語力だからです。

なぜなら、今日あなたが世界的な技術会議のいずれかに行くとき、それらはすべて英語で行われているからです。また、Techのオンラインリソースのほとんどは英語です。英語でコミュニケーションできないと、その情報がすべて失われてしまいます。一方、英語が不足しているために、日本の技術の多くが他の国々とコミュニケイトすることができないこともわかります。

その一例が、携帯電話です。日本は携帯電話技術で主流を占めていましたが、それを共有しようとは思いませんでした。それはすべて日本語であり、他の世界市場を気にしませんでした。そして何が起こったのかというと、Appleが数年後にやって来てすべての市場に参入したということです。この孤立は本当に今、日本を後退させています。

とはいえ、すべて自分の言語であることを絶対に望みますが、日本ではコーディングだけでなく他の面でも英語を必須のスキルにすることが重要です。

だから私たちのコースのすべてが英語です、これも多くの企業が私たちのコースについて好む理由の一つです。私たちの日本人学生の多くは、通常、私たちの学校を卒業した直後に仕事に就きます。私たちのコースは彼らに彼らがプログラミングとコミュニケーションの両方で必要とするスキルを提供するからです。

私たちは世界中から私たちのクラスを受講する学生を持っていますが、それほど多くの日本人はまだいません。通常、彼らは仕事を辞めることを心配していて、このコースが何を提供するかについて確信がありません。しかし、この講座に興味を持っている日本の学生には、クラスの外に出て、日本の企業だけでなく世界中からの需要が非常に大きいので、実際に受講することをお勧めします。

私達は学生に英語とプログラミングの両方についての訓練を受けさせています。そして多くの日本人学生は実際にかなり高いレベルの英語の語彙を持っていますが、彼らは練習を欠いており、自信を欠いています。さて、あなたが言語を学んでいるとき、あなたは自分の母国語を話すよりも間違いなく少し奇妙に聞こえますが、それはプロセスです。

Judy:プロセスを経ると、日本だけではなく、どこにでもチャンスが生まれますね。

Code Chrysalisの未来

Judy:本当にすごい! 最後の質問です。将来の目標は何でしょうか?

Yan Fan:私たちはコードクリサリスのために非常に高い目標を掲げています、私たちの目標は日本がソフトウェアを作る方法を変えることです、私たちはここでソフトウェア産業を変えたいです。私たちは今、人々や企業と仕事をしています。将来的には政府や学校と仕事をしたいと考えています。

ただまだ一年しか経っていませんので、私達は一歳半に過ぎません、これから起きる1年に何が起こるか? 非常にワクワクしています。大きな夢! 失敗しても問題ありません。

Judy:かっこいい! すごい! 今日はどうもありがとうございました。

Yan Fan:ありがとうございます。

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