エンジニアとして働いている方は働く上での自分自身のキャリアについて考えてたことある方が多いと思います。キャリアアップの方法としては様々なものがあります。一番のキャリアアップの方法としてはエンジニアとしての技術力を上げることでしょう。

現在は人手不足で多くの企業がエンジニアを採用しようとしており、一人のエンジニアを4社や5社が奪い合っている状態と聞いたことがある方が多いと思います。

しかし、企業が求める技術力を持っていなければ、企業からオファーを貰える可能性は低いです。そのため、エンジニアとしての技術力を上げることはキャリアアップにおいて非常に大事になってきます。

ただ、自分自身の技術力をどうやって企業が評価するのかと疑問の方がいると思います。企業が求人者を評価する方法は面接の中で技術の質問を問うことで判断するという方法が多いですが、一方でどのような資格を保有しているのかということも見られます。

そこで、今回は資格を持っていると本当に転職において有利なのか、検証していきます。

IT資格の種類を整理

まず、IT資格が転職にて有利になるのかということをお伝えする前に、IT資格に関してどのような資格があるのかということを整理しておきます。

IT資格は国家資格、民間資格、ベンダー資格の3つに大きく分けられます。それぞれ簡単に見ていきます。

国家資格

まず、国家資格に関してですが、日本国が認定する資格が国家資格であると言えます。

2019年12月現在では、4レベル・12試験区分から構成される「情報処理技術者試験」「情報処理安全確保支援士」の2つがあります。

「情報処理技術者試験」は情報技術においての基礎や原理を問う資格、「情報処理安全確保支援士」は情報セキュリティスペシャリスト試験の内容をベースとした試験であり、サイバーセキュリティに関して問う資格となっています。

国家資格ということで、汎用性の高さや幅広いジャンルやレベル間があることが大きな特徴となっています。

民間資格

続いて民間資格に関してですが、技術者認定機関が提供・認定している資格が民間資格となります。

民間資格試験の中では、Linux Professional Institute(LPI)が行っている「LPIC」、LPIの日本支部が行っている「LinuC」はLinux系の資格試験として有名です。

有名なものもあれば、そうでないものもあり、様々な資格が民間資格の枠の中にあります。

ベンダー資格

最後にベンダー資格に関してですが、こちらはベンダーと呼ばれる大手IT企業が提供している資格となります。

自社の製品をどれだけ操作できるかという操作能力を主に問われる試験となっており、国家資格と民間資格に比べると、テクニックによった資格試験となります。

具体的にどのような試験があるのかについては転職で有利な資格は?にてお伝えしています。

企業の採用者はどのように考えているのか

転職の際に、企業の採用担当者は履歴書や面接を通して、応募者を採用するかどうかを決定します。

履歴書には資格に関して書く欄が通常設けられていますが、企業の採用担当者は資格の有無に関してどのように感じているのかということ、そして保有している資格の有無によって、選考の通過率は上がるのかということをお伝えします。

保有している資格の有無によって、選考の通過率は上がるのかという疑問についてですが、選考の通過率が上がる場合もあるということが答えになります。

ITエンジニアは資格が無くても活躍できるので、資格を取得することが必須ではありません。なぜなら、資格の取得の際に学んだ内容と現場で必要となるスキルや知識は異なる場合があり、資格の取得によって得ることができないスキルも多くあるからです。

例えば、コミュニケーション力は資格の取得では身につくものではないです。そのため、コミュニケーション力が重視される企業では、採用担当者は資格よりも面接の内容を重視する傾向が強いです。

一方で、エンタープライズシステムという企業や官公庁などが利用するシステム開発に携わっている企業では、資格の有無が企業の信用度や評価、売上に直結するため、採用担当者は資格の有無を重視する傾向が強いです。

このように、企業のクライアントや文化によって、採用担当者が重視する事柄が変わってきます。そのため、資格の有無によって選考の通過率が上がる場合もあれば、ほとんど変わらない場合もあります。

転職の際に年収UPを望めるか

年収UP

企業の採用担当者がどのようなことを考えているのか、ということについてお伝えしてきました。

資格の有無によって選考の通過率が上がる場合もあれば、ほとんど変わらない場合もあるとお伝えしましたが、資格の有無を重視する企業では転職の際に年収UPまで望めるのか?ということが疑問として残ると思います。

答えとしては、年収UPを望めると言えます。年収UPの要因として、実務経験において評価の高い経験をしていることも挙げられますが、資格も年収UPの有効な手段として挙げられます。

技術力が高いエンジニアの方は高く評価される傾向にありますが、本当に技術力の高いエンジニアは一握りであり、多くの人が技術力だけで年収UPを望むことは難しいです。

資格は相手の目に見えやすいですし、難易度の高い資格も自分自身の努力次第で取得することは難しくありません。難易度の高い資格であれば、取得しているエンジニアの数が少ないので、年収UPには有利に働きます。

具体的に、どのような資格を保有していれば、年収UPに有利に働くのか、次で見ていきます。

転職で有利な資格は?

転職の際に年収UPを望めるということをお伝えしましたが、続いてどのような資格を持っていると転職で有利であり、年収UPにも繋げやすいのかということについてお伝えします。

ベンダー資格は年収UPに有効であり、特に最上級のベンダー資格の取得は難易度が高く、需要も高いので年収UPに非常に有効です。

「Microsoft認定資格試験」のMCSEやMCSD、「オラクルマスター」のPlatinum(プラチナ)、「CISCO認定試験」のCCIE、「AWS認定試験」のProfessional、「Salesforce認定資格」の認定テクニカルアーキテクトなどが最上級のベンダー資格に該当します。

「Microsoft認定資格試験」はマイクロソフト社の製品の操作能力を確かめる資格となっています。マイクロソフト社の製品は多岐にわたり、エンジニアだけでなく、事務職の方でも取得しやすい資格もあります。

「オラクルマスター」は主にデータベースに関する知識を問う資格となっています。オラクル社のデータベースは世界トップシェアを誇っています。

「CISCO認定試験」は主にネットワーク系の知識を問う資格となっています。ネットワークエンジニアの方は取得しておくと転職で有利であると言えます。

「AWS認定試験」はAWSクラウドの操作能力を確かめる資格となっています。AWSクラウドは世界でトップクラスのシェアを誇っています。

「Salesforce認定資格」はセールスフォースのシステムの操作能力を確かめる資格となっています。セールスフォース社は世界でもっとシェアの高い顧客関係管理(CRM)システムを提供しています。

紹介してきたこれらの資格に関してですが、最上級の資格は勉強時間がかかる上、受験費用は安くありません。

そのため、とりあえず最上級の資格を目指そうというのではなく、自分自身の金銭面や時間とも相談した上で学習に取り組むようにしましょう。

まとめ:

「IT資格 転職で本当に有利なのか? 検証してみる」というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。

  1. 保有している資格の有無によって、選考の通過率が上がる場合もあるが、企業のクライアントや文化によって異なる
  2. 資格の有無を重視する企業では、資格の有無によって年収UPも期待できる
  3. ベンダー資格は年収UPに有効であり、特に最上級のベンダー資格の取得は難易度が高く、需要も高いので年収UPに非常に有効

どのような資格を取ろうか、そもそも資格を取ろうか迷っている方もいると思いますが、ぜひ自分のレベルに合った資格から取得にチャレンジすることをおすすめします。

一つの資格を取ることで成功体験を積み、次の資格にも挑戦したいという意欲が湧くので、IT資格を持っていない方は簡単な国家資格から、既に何らかのIT資格を持っている方は新たなる資格に挑戦してみてください。

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