将来的に海外でエンジニアとして経験を積みたいという方は多いのではないでしょうか。Google, Amazon, Facebook, Appleの名称を合わせてGAFAと言ったりしますが、皆さんが普段利用しているこれらのサービスはアメリカ合衆国カルフォルニア州サンフランシスコにあるシリコンバレーで開発がなされています。
世界を変える革新的なサービスはこのシリコンバレーから出ているわけですが、実際に自分のエンジニアとしての腕が上がってきたり、このような話をニュースで聞くことで、将来的にシリコンバレーなどの海外でサービス開発に携わりたいというエンジニアは多いと思います。
ただ、このように「いずれかは海外でエンジニアとして活躍したい!」と思っていても、国内外ではエンジニアが働くということにおいて取り巻く環境が異なるため、どうすれば海外でエンジニアとして働くことができるのか?ということに関して知識がない方が多いと思います。
特に、エンジニアとして未経験の方は海外でエンジニアとして働くことが出来るのかどうかということが疑問であると思います。
また、海外で働くことで転職や今後のキャリアに関して、また年収などの待遇面に関して不安であるという方も多いと思います今回は未経験で海外で働くエンジニアに関して必要なスキルを中心に見ていきます。
海外で求められるエンジニアとは
スキルについてですが、海外でエンジニアとして働くとなると、英語スキルとエンジニアとしてのスキルの2つが重要になります。
まず、英語スキルに関してですが、ここは後ほど説明いたします。エンジニアとしてのスキルは様々なものがありますが、海外でも通用するようなかなり高いレベルであることが必須となります。
特に海外の一流スタートアップとなると、スタンフォード大学を中心とした一流の大学でコンピューターサイエンスについて学んできた方や、数多くのサービス開発経験がある方など、スキルが物凄く高い方ばかりであるので、日々スキルの研鑽は怠らないようにしましょう。
特に海外でエンジニアとして高い年収を獲得するにはどうするかということですが、職種内の年収においては日本とも海外とも変わらない傾向があります。高い年収を貰える仕事はプロジェクトやエンジニアのマネージメントをするプロジェクトマネージャーと、需要が高い人工知能系やデータサイエンス分野でのエンジニアの給与が高くなっています。
まず、プロジェクトマネージャーについてですが、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトを管理していくには自分自身がシステムの開発や設計の経験を積んでいる必要があり、その経験を下に部下を指導していきます。
十分に設計や開発の経験がないと、システム全体の設計やチームをまとめることが困難になります。もちろんエンジニアリングの力だけではなく、部下とコミュニケーションを取るためのコミュニケーション能力もプロジェクトを推進していく上では大事になる能力です。
また、需要が高い人工知能系やデータサイエンス分野でのエンジニアについてですが、この分野ではかなり高度なスキルや経験が必要となるため、そのような人材の確保が各企業で課題となっています。
英語の語学力はどれだけ必要か
続いて英語の語学力がどれだけ必要かということです。英語の語学力に関してですが、スピーキング・ライティング・リーディング・リスニングとそれぞれ分かれています。エンジニアとして働くにはビジネスレベルでこれらの総合的な力が必要となります。
エンジニアとして働く際はチームで働くことになるので、相手の話をしっかりと聞ける力や自分の発言をしっかりと相手に伝えられる発言力などのコミュニケーション能力が必要となります。また、チャットでのやり取りが中心となる職場もあるため、英語の記述力や読解力も必要となります。
日本人でありがちなのが、自分の発言が長くなってしまい、相手からすると結局何を言いたいのかハッキリとしないことです。相手に自分の言いたいことを伝えやすくするには自分の発言の意図もわかるように短い文章でコミュニケーションをとることです。そのためには簡単な定形表現をおさえておくと良いでしょう。
独力で求人を探す
では、未経験から海外勤務のエンジニアになるということですが、これらを実現するには転職サイトで独力で探すという方法が一つあります。
未経験から海外勤務のエンジニアになるためには、ある程度キャリアを積む必要がありますが、転職サイトでは海外にもエンジニアリング会社がある日系企業で海外勤務として働くということが一番海外で未経験のエンジニアが働くということの近道ですし、このような求人が多いです。
是非転職サイトにて求人を探してみてください。
エージエントを通して求人を探す
続いてはエージェントを通して探すという方法です。エージェントとは企業と求職者の間に立つ仲介者です。求職者のニーズに合わせて求人を紹介していただけます。
エージェントは数多くの求職者と面談をしているため、求人を紹介するにあたってはプロだと言えます。また、なかなか転職サイトでは表に出てこないような求人もエージェントを通じて知ることができます。
また、エージェントを介すことによって求人に応募した際に履歴書に関しての指導や面接対策をしてくれる場合もあり、転職のサポートを最大限してくれる場合が多いため、是非エージェントは利用して損はないです。
未経験でも最低限これだけのスキルは必要
初めにもいったとおり、未経験でも最低限必要なスキルは英語スキルとエンジニアリングスキルです。
英語スキルを高めるには海外留学がオススメです。フィリピンを中心に英語スキルを学ぶ英語中心の留学があります。また、国内ではオンライン英会話が数多くあるため、これらを使って英語スキルを高めることも良いでしょう。
また、英語ではなくIT留学を提供している企業も多く、物価の安いフィリピンで集中的にエンジニアリングを学ぼうといったプログラムが多いです。また、プログラムによっては数ヶ月間エンジニアリングについて学んだ後に、海外インターンとして現地企業で働けるといったプログラムもあります。
このようなIT留学のプログラムは一ヶ月20万円〜30万円で提供されているものが多いです。これはフィリピンの場合ですが、日本からの距離が更に遠く、物価も異なるインドやアメリカでは更に費用がかかります。
数多くの企業がこのようなIT留学のプログラムを提供しているので、エンジニア未経験で英語力も鍛えたいという方は是非チェックしてみてください。
まとめ:英語留学やIT留学がおすすめ
エンジニア未経験からの海外勤務 それって可能なのか? というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。
- 海外でエンジニアとして働くとなると、英語スキルとエンジニアとしてのスキルの2つが重要になる
- エンジニアとして働くには英語はビジネスレベルで、スピーキング・ライティング・リーディング・リスニングができる必要がある
- エンジニア未経験で英語力も鍛えたいという方は英語留学やIT留学をすることがおすすめ
エンジニアとして未経験で海外勤務をしようという方は大変かもしれませんが、必要になるスキルやそのための道筋を今回は示しました。是非今回の記事を参考にして、エンジニアとして未経験で海外勤務をするためのステップに繋げてください。