前回英語が重要である理由について話しました。今回は英語を学ぶ方法について話します。 その前に、簡単に自己紹介をします。 私は台湾人で、中学校2年から大学まで、約10年間アメリカで過ごしました。 今、私は日本で編集者としてtechcareer magazineの編集をしています。 今日、私は英語をどのように学んだかについての私自身の経験のいくつかと、今日本語を学んでいる経験を共有します。 もしあなたにインスピレーションとアイデアをもたらすことができれば、とても嬉しいです。それでは今回は英語学習について、幾つかの嘘について語ります。

誤解1:文法ができないなら、英語は喋れない?!

これはおそらく、かなり多くの人はそう思いがちですね。自分の文法が下手なので英語を上手に話せないと思いますね。 私はこれに対して半分は本当で半分は嘘だと思います。 私は中学校2年まで台湾で過ごしました。 幼い頃から英語を学ぶため、塾にも通っていました。学校では、英語の文法、語彙を学ぶのに多くの時間を費やし、もちろん多くのテストも経験しました。比較的普通のアジアスタイルの教育でした。私は文系が得意ですから、すべてのテストでかなり良い成績をとったといえます。 しかし、アメリカに行ってネイティブの人が何を話しているのかほぼ理解できていませんでした。ネイティブの人はかなり早いスピードで話し、教科書に載っていない単語がいっぱいでした。最初の2年間はかなり大変でした。

もちろん、私は教科書の内容が間違っているとは言いません。確かに例文は少し硬いですが、内容は間違っていません。問題はそれを教える方法です。詳しくはわかりませんが、日本と台湾はおそらく同じ、文章の構造、時制、動詞について多くの時間をかけて覚えるでしょう。そして、会話する時、時制、文章の構造を正しいかどうかに対して、とても心配していると思います。正直、日本で英語の授業を受けた人たちは、ネイティブスピーカーよりも間違いなく文法をよく理解していると思います。なぜかというとネイティブスピーカーの場合、話す前に文法について考えないからです。これはすべての言語と同じです。たとえば、日本人は、国語クラスで日本語を勉強する時、その文章の構造ではなく、日本語の起源である歴史について学びます。普通、ネイティブスピーカーは、文章や単語の言い方や意味を教えてくれますが、このように構成されている理由を伝えることはできません。その理由はネイティブスピーカーにとっては、これが当たり前なことです。生まれてから、周りの人がこう言いますから、理由はありません。なので、言語に対して、私自身にとって文法はあくまで語順です。文章の構造を細かく分析する方が逆に難しくなります。

では「文法を学ぶ必要はああるのでしょうか?」という質問に戻ります。答えは「はい」ですが、基本を理解すれば大丈夫です。だいたい中学や高校までのレベルを身に付けているなら大丈夫です。なぜなら人は日常の会話で難しいことについて話したり、本当に複雑な言い方を使ったりしないからです。だから外国語を学ぶ時に知っておくべきことは、その語順と特徴の違いです。例えば、日本語と英語の違いは日本語は主語を隠す場合が多いです。他に日本語は動詞が文の最後にある場合が多いです。大きな特徴を理解すれば、次に、語彙の勉強です。これも英語の勉強だけじゃなく、すべての言語と同じです。単語が多ければ多いほど、さらに自分の意思を伝えます。会話する時も流暢になります。私は今、日本語を勉強しているので、これは何度も経験しています。時々、自分の考えをうまく表現できないことがあります。それは、文法がわからないからではなく、その言いたい「こと」の言い方がわからないからです。

ですから、文法についての私のアドバイスは、基本を勉強すれば大丈夫です。そして、最初は細かい構成を理解できない場合でも、過度にしなくても大丈夫です。 考えれば考えるほど、逆に話せなくなります。最初は大枠で文章の意味を理解すれば大丈夫です。語彙を増やすと徐々に理解できますから。

誤解2: 語学留学やワーキングホリデーに行くと、きっとペラペラになれます!

最近、英語を上達するために海外の語学学校に通うか、ワーキングホリデーに応募することが流行っていますね。 本当に一年間で「ペラペラ」なることはできるのでしょうか。ほぼ無理です。理由はこれから説明します。まず語学留学の場合です。ほとんどの語学学校は、真剣に勉強するのではなく外国人に文化体験の機会を提供することがメインとなります。 私自身も日本に3か月間語学学校に通ったことがあります。語学学校のクラスの多くは半日であり、教える方法とマテリアルは、塾と似ています。学生の構成は正式な留学と違い、クラスには外国人だけです。勉強用のマテリアルももちろん、本当の母国の学生が使う教科書ではなく、日本語ができない外国人向けの日本語練習問題だけです。そして、期間は最短一ヶ月から一年間ですが、学生は普通、実際に勉強するのではなく、街を回り文化体験や観光することが多いです。

次にワーキングホリデーの場合は、語学留学とそれほど変わらないと思います。私は語学留学していた時、クラスでだいたいワーキングホリデービザを持って、日本に文化体験をするための学生が多かったです。

その国の職場文化や実際の生活はある程度の味わうことができ、否定はしませんが、ワーキングホリデーの応募者に公開されているほとんどの仕事は、労働タイプの仕事が多いです。高い言語能力や専門能力は必要ありません。もちろん、私は語学留学とワーキングホリデーに対して偏見を持っていません、むしろ、海外の雰囲気を体験出来るとても良い方法の一つと思っています。しかし語学力をどれくらい上げれるかをおそらく普通に期待する「流暢」レベルに到達することは難しいでしょう。

誤解3:TOEICは高得点なら、きっとベラベラでしょう?!

ここのロジックは上記のものと似てます。 テストで高得点ができますが、会話は必ずしもできるではないです。だから、最近TOEICをいらないと主張し始める人も増えています。私は自分の英語力を知る為に試験を受けることは有益だと考えています。また、多くの企業が昇進と昇給の基準としてTOEICを採用しているため、それを行う価値があると思います。もちろん、やる気がなければ、それはそれで大丈夫です。ただし、TOEICの本を入手することはお勧めします。TOEICの内容はビジネス用に編集されていますから、内容は職場でよく使える内容だからです。 たとえば、メール、電話、またはディスカッションの場合など、リアルタイムの状況で使用されているいくつかのフレーズをかなり勉強できます。

誤解4:洋画や海外ドラマで自学できますか?!

「私は映画やドラマで英語を勉強をしできた」こういう話をよく聞きますね!これに対して、私は賛同です。 私自身も昔日本のアニメーション、映画、ドラマをばかり見ていました。 徐々に日本語を勉強してきました。ただし、ここに一つ注意することがあります。初心者であるか、ある程度の英語を習得していない方には、最初にテレビ番組やドラマから始めた方がオススメです。一方、映画で勉強することは、あまりオススメしません。

理由は、映画で使用する単語やフレーズが、時々感情表現やストーリー展開のためであり、日常の会話であまり使わないものがあるからです。特に芸術系、文学系、昔話などのジャンルに多いです。日常の英語を勉強できる優れたリソースの1つは、リアリティ番組を見ることです。テレビ番組を通して、ネイティブの話し方、イントネーション、スラングについて本当に学ぶことができます。かなりオススメです。動画や番組の内容は特にこだわらなくても大丈夫です。一応ストレス発散の方法の一つでもありますから、自分が興味ある内容から始めれば大丈夫です!

また、映画、ドラマ、テレビ番組を見るもう一つの利点は、その国の文化、歴史について学ぶことができます。もちろん、面白さを追求するために、大袈裟になることもありますが、ある程度その国の文化や価値観を学ぶことができます。たとえば、アメリカの映画やショーは、かなりヒロイズム(heroism)、自由、平等、多様性について多くを描いています。言語を学ぶことは、その国の価値観や文化を理解することでもあります。なぜなら、言葉は人の考え方や振る舞いを反映し、影響を与えるからです。

誤解5:発音はどうしても難しい。やはり日本人は英語を綺麗に喋れないのでしょうか?!

私はこれが本当だとは思わないです。私は、大学に入学するか、修士になるまでアメリカに留学する日本人に会いました。 一部の人は、アクセントとイントネーションを習得し、素晴らしい英語を話すことができます。もちろん、年をとるほど適応が難しくなりますが、それができないわけではありません。言語を学ぶための最良の方法は、話すことです。ポッドキャストを聴いたり、映画、ドラマ、ショーなどを見て、できる限り練習してください。アクセント、スピード、イントネーション、文と文の連結方法を学んでください。

これは日本人にとって少し難しいかもしれません。なぜなら、日本語のイントネーションはより平坦になる傾向があるのに対して、英語はより異なる音色を持っているからです。 英単語は、異なる文脈に応じて異なる発音やイントネーションの場合もあります。ここには本当に近道はなく、何度か聞いて、ネイティブのイントネーションを真似するしかありません。最初は難しいですが、徐々にそのリズム、イントネーションに慣れます! 私は時々家で自分が言いたいことは英語や日本語で練習やストレス発散として一人で言います。動画やテレビを見る時も、言葉の言い方も真似します。徐々にその発音のコツを掴めますので、オススメです。

まとめ:自分に最適な方法を見つける

英語だけでなく、外国語を学ぶ方法はたくさんあると思います。 また、学習のペースや物事を理解する方法も人それぞれ異なると思いますので、他人のアドバイスを聞きながら、自分に最適な方法を見つけることが一番効率的です。外国語を学ぼうとするとき、心に留めておくべきことの1つは、よく理解できない、またはうまく話せない、それは普通です。誰でもそうです。私は自分でも英語そして日本語を勉強する経験があって、もちろん、個人差がありますが、言語を学ぶのは数学を学ぶこととは違い、数学の場合、幾つかのポイントを理解すれば、全部解けるという説があります。言語は数学と違い、言葉は歴史、文化の要素も含まれていますから、外国人として(この場合は母国語として話さない人に指す)時には時間を任せて、頑張って勉強するしかないのです。

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