ITエンジニアの技術者派遣とは?

会社に雇われているエンジニアでもなく、フリーランスでもない。新しい働き方としてエンジニアの派遣が注目されています。エンジニアの派遣とはITエンジニアが派遣会社に登録し、派遣社員として企業に派遣され仕事をする働き方です。

派遣社員というと一般的には事務職の方を思い浮かべると思いますが、それと同じ派遣社員なので、働いている仕組みは同じです。しかし事務職のような一般的な派遣社員と違うのは、エンジニアの派遣は専門職だということです。

専門職の派遣なので、正社員のエンジニアより単価も高く、さまざまな職場を渡り歩いてスキルを身に付けることも可能です。

特に20代、30代のエンジニアにとってスキルを身に付けることは今後のキャリア形成にとって非常に重要ですので、エンジニアの派遣は絶好のチャンスです。

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ITエンジニア派遣(技術者派遣)は残業が少ない

正社員エンジニアのデメリットである長時間の残業も派遣エンジニアには無く、自分のライフスタイルに合わせて働けます。

もしあった場合もしっかりと残業代が全額支払われます。残業が少ないのは派遣エンジニアに残業をさせると、企業側にコストがかかるためです。

またフリーランスとは違い、派遣会社が仕事を紹介してくれるので、仕事に困ることもありません。何か困ったことがあれば、すぐ派遣会社の担当者に相談することができます。

また保険や年金といった社会保障も受けることができるので、安心して働くことができます。

このような正社員とフリーランスの良いところを合わせた働き方がエンジニアの派遣と言えます。

ITエンジニア派遣(技術者派遣)の時給単価相場

派遣と似たような働き方としてアルバイトが挙げられます。

アルバイトは専門的知識を必要としないものですが、ITの仕事の中にもITの専門的知識を必要としないカスタマーサポートやヘルプデスクといったアルバイトがあります。

いずれも時給単価は1,000円程度です。一般事務のアルバイト時給単価と比べても、若干高い程度です。

ITエンジニア派遣(技術者派遣)の月収単価相場

続いて、派遣エンジニアの月給の相場を紹介します。ます派遣エンジニアの時給単価を見てみまましょう。

派遣会社大手リクルートITスタッフィングが調査した派遣エンジニアの平均時給単価は2,188円とのことです。

大まかに見ると、派遣エンジニアの時給単価相場は約2,000円ほど。地域によっても差がありますが、時給単価2,000円以上の案件が多いです。

先ほどのIT系アルバイトと比較すると2倍近くの金額です。

一般事務の派遣社員の平均時給単価は約1,500円なので、それと比べてもはるかに高いことがわかります。

また派遣エンジニアの中でも差があり、2018年1月のエンジャパンの調査によると、派遣エンジニアの平均時給単価で最も高いのが、Web・スマホ系システムエンジニアで2,536円。

次にネットワークエンジニアで2,497円。

それ以降は、ビジネスアプリケーション系システムエンジニアが2,495円。制御系システムエンジニアが2,213円。プログラマーが2,205円。データベース系システムエンジニアが2,202円。社内システムエンジニアが2,034円。運用管理・保守が1,968円。ユーザーサポート・ヘルプデスクが1,770円。テスト・評価が1,739円となっています。

これはあくまでも平均時給単価なので、WEB・スマホ系システムエンジニアやネットワークエンジニアだと時給単価3,000円以上の案件もあります。そのほかの職種でも平均以上の案件もあります。

これを月収単価に換算します。1日に8時間労働で、週5日勤務をもとに計算すると、派遣エンジニアの平均月収単価は35万円。

これが派遣エンジニアの大まかな平均月収単価となります。年収で換算すると約420万円です。

世の中には手取りが少ないブラック企業で正社員として働いている人もいる中、平均月収単価35万円もらうことのできる派遣エンジニアは魅力的です。

20代であれば、同世代の正社員より多く稼ぐことができます。職種別に見てみまましょう。

先ほどの時給単価データをもとにすると、Web・スマホ系システムエンジニアは約40万5000円。ネットワークエンジニアは約40万円。ビジネスアプリケーション系システムエンジニアは39万9000円。制御系システムエンジニアは約35万4000円。プログラマーは約35万3000円。データベース系システムエンジニアは約35万2000円。社内システムエンジニアは約32万5000円。運用管理・保守は約31万5000円。ユーザーサポート・ヘルプデスクは約28万3000円。テスト・評価は約27万8000円になります。

これらは残業せずに、定時で帰宅した場合の月収単価ですので、例えば月給は35万円の派遣エンジニアが月に30時間ほど残業した場合は、月収単価41万円ほどになります。年収だと約500万円になります。

エンジニアの派遣とは?

どの案件の単価が高給か?

エンジニアの派遣はどの案件の単価も高給ですが、特に高単価なのは、先ほどの月収単価の相場でもわかる通り、Web・スマホ系システムエンジニアとネットワークエンジニアの案件です。

Web・スマホ系は近年になり急速に発展し、特にスマホ業界の発展は著しく、今や私たちの生活に欠かせないものになっています。

しかし急速な発展により、それに携わる人材も不足しているため、案件の単価も高くなっていると考えられます。

またネットワークエンジニアは私たちの生活に欠かせないネット回線などのインフラに携わっており、必要不可欠かつ安定して需要があるため、案件の単価が高いと考えられます。

そして、職種に関係なく案件の単価が高いのは上流工程に携われる案件です。

上流工程の案件では月100万円以上の報酬を得られることもあります。

ポジションとしてはリーダーやプロジェクトマネージャー(PM)がそれに当たるでしょう。リーダーやPMとして要件定義や設計、構築、運用監視に幅広く携わり、チームを一つにまとめ、改善点などを見つけるコンサルタントのような仕事もできるとさらに単価も上がります。

このような上流工程に携われる派遣エンジニアになるには、派遣会社と相談して、要件定義や設計、構築のような幅広いフェーズを経験し、徐々にスキルアップしていけば、最終的に上流工程に携われるようになるでしょう。

また、外資系企業で働くことを想定して英語を習得したり、Windows、Linux関連の資格も取得しておくと、より高単価の案件で働くことができます。

ここで見落としてはいけないのは上流工程に携われたとしても安心せず、日々の勉強が必要だということです。

ITの技術は常に新しくなっているので、常に新しい技術を身に付けておかないと、高単価の案件を選べず取り残されてしまいます。

まとめ

ITエンジニア派遣(技術者派遣)は、専門職として扱われるため、一般的な派遣やアルバイトと比べて単価が高い働き方です。派遣エンジニアの平均時給単価は約2,188円とされており、一般事務派遣の平均時給である約1,500円や、IT系アルバイトの約1,000円前後と比べると、1.5〜2倍近い水準となっています。

この時給単価をもとに、1日8時間・月20日勤務で換算すると、派遣エンジニアの平均月収は約35万円、年収では約420万円に相当します。さらに残業が発生した場合は残業代が全額支給されるため、月に30時間程度の残業で月収は約41万円、年収ベースでは約500万円に達するケースもあります。

職種別に見ると単価差は明確で、Web・スマホ系システムエンジニアは平均時給約2,536円、ネットワークエンジニアは約2,497円と高水準です。これらの職種では月収換算で40万円以上が現実的なラインとなります。一方、運用・保守は平均時給約1,968円、ヘルプデスクは約1,770円、テスト・評価は約1,739円と比較的低く、月収は20万円台後半から30万円前後にとどまる傾向があります。

また、担当する工程も単価に大きく影響します。要件定義や設計といった上流工程に関わる派遣案件では単価が一段と上がり、リーダーやプロジェクトマネージャーとして参画する場合、派遣という形態でも月100万円を超える報酬が提示されることがあります。そのため、技術者派遣で単価を高めるには、職種選択に加えて上流工程の経験を積むことが重要です。

 

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