withコロナでは、テレワークが続き、満員電車で通勤していた以前のような状況には戻らないと言われています。フリーランスにとっても、仕事環境はこれから目まぐるしく変わることでしょう。そこで今回は、プログラマー、Web開発、Webディレクター、編集、ライター、美容関係の様々なジャンルのフリーランス3名に、「これからの理想的な仕事環境」についてお話を伺いましたので、ぜひ参考にしてみてください。

COVID-19がもたらした、フリーランスとしての働き方の変化

高市:

私はWebディレクターやライティング、編集を中心に活動しているフリーランスです。コロナ前ではWeb制作の業務委託や単発の編集案件を複数抱えていました。週に2~3日、客先常駐で業務を行っていましたが、コロナになってから、ミーティングはWeb会議ツールを使うようになり、都内にある自宅が仕事場になりました。自宅の椅子やソファーで長時間仕事をすると、腰が痛くなったり体調が優れなくなったことから、「今までは環境が整っている場所で働いていたんだな」と痛感しました。納期が迫ると仕事モードになるので、気分を変えるために、綺麗で見晴らしが良く、静かなコワーキングスペースにお世話になることも増えました。「ここで働いている私、カッコイイ」と自分に酔え、働くモチベーションが高くなります。しかし、自宅からの距離が近く、かつ、景色が良い東京のド真ん中で働ける立地環境はあまり少なく、結局は自宅で業務をすることが多い状況ですね。

内山:

僕はWeb開発やWeb関連のコンサルティングを中心に活動しているフリーランスです。コロナの前は、客先常駐が9割でしたが、4月以降はほぼ100%テレワークになりました。それによって客先の企業が業務委託の常駐者を入れるためにデスクやパソコンを用意し、入館証や備品も手配し、働くスペースを作っていた手間が、これからは一気に縮小されると思います。フリーランスを常駐で受け入れる企業の視点になりますが、以前はオフィスの面積を気にしないといけないため、業務委託の常駐者を入れることができませんでしたが、これからは面積に関係なくテレワークで契約できるようになると、業務委託の使い方や依頼される仕事内容が変わってくると思いますね。僕は実家が静岡県浜松市なんですが、街から離れるとコワーキングスペースなんてものはもちろんなく、充電ができるカフェもほとんどないので、帰省するとネットカフェやマンガ喫茶で業務をすることに。1人で作業するときは、そういう施設を利用しますが、顧客との打ち合わせやイベントをする開催する時は、見栄を張りたいとか顧客への印象を良くしたいという気持ちもあり、コワーキングスペースの会議室や貸し会議室やコワーキングスペースを利用しています。働く場所はTPOに合わせて変えるようにしています。初めてのデートのときみたいに特別な感じを演出して印象をコントロールできますしね。

根本:

私は美容のコンサルティングや人材育成を中心に活動しているフリーランスです。世の中がコロナ禍になって、最も変化があったのは、お肌のカウンセリングが対面からオンラインになったことです。施術系の売上は激減しましたが、オンラインカウンセリングでは巣籠需要のおかげで売上が伸びました。6月ごろまでは私も家から出ませんでしたが、横浜に住んでいるので、都内に仕事で出かける時は、ネット環境はもちろんのこと、美容という仕事柄なので水回りがある施設探しをするようになりました。

内山:

働き方の変化として、通勤があるかないか、は大きいですね。テレワークだと通勤することはないですがコミュニケーションが取りにくかったりデメリットもあります。もともと自宅は仕事場と考えてなかったので、ダイニングテーブルとその椅子で仕事をすると肩こりや腰痛がひどくなりました。テレワークはこれからも続くと思い、ゲーミングチェアを買ったり、ネットワークを強化したり、環境を整えました。

内山様と根本様が会話

オンサイトワークとテレワークの違いや気を付けているポイント

高市:

コミュニケーションですね。常駐していると近くに座っている仲間や常駐先の社員の方と気軽なコミュニケーションができますが、オンラインになると相手がいま何をしているかわからず、感覚的に聞きにくいです。Webでコミュニケーションが取れる時間は、最大限すり合わせをするように気を付けています。特に新しい業務を受けるときは、指示内容とアウトプットがあっているか、Web会議ツールや電話、チャットを使ってしっかり確認しています。オンサイトで常駐していた頃と比べると、テレワークの今ではコミュニケーションの頻度は減っていますが、1度に確認するボリュームは増えてます。

内山:

客先の雰囲気によりますが、オンサイトで常駐していた頃は、挨拶や声掛けを社員さんよりも心掛けていましたね。廊下で会ったり、入場するときの挨拶はもちろんのこと、「最近忙しそうだけど大丈夫ですか?」とか「手伝えることはありますか?」と自分から切り出して、悩みや相談があると言われたら「はい!よろこんで!」とお話を聞くことで、関係構築のきっかけを作っていました。一方で、テレワークになると周りの様子が伺えないし、対面での打ち合わせが少ないため、気持ちが伝わらず冷たく感じてしまうことがあります。例えば、期限の確認をする時に、文字にするとギスギスしてしまうと感じる方もいるので、自分の気持ちを伝える工夫を、馴れ馴れしくならない程度に心掛けています。周りの方の状態を知って、なるべく自分の気持ちや抱えている課題も同時に伝えるようにしています。

高市:

そうですよね。どうしても、相手の表情が見えないと「イライラされてるのかな?」って私自身、心配になってしまいます。

内山:

忙しい!という雰囲気を伝えても、相手の察知能力が低いと上手く伝わらずに、すれ違ってストレスになることもあるので、人によってコミュニケーションを変えることも必要なテクニックかもしれませんね。

根本:

私は美容関係という仕事柄、対面で会うときは自分の持ち物にも気を付けて、全体の恰好を気にしています。Web会議ツールを使うときは、生活感が出ると相手も気になってしまうので、部屋の背景を白くしたり、画面で見える上半身には特に気を付けています。あとは、顔を見ないと表情が分からないので、Web会議をするときは相手にも顔出しをしてもらって、表情が見えるように話しをしてもらうよう促しています。

内山:

Web会議ツールで顔を出してくれない参加者には、どんな促し方をしているのですか?

根本:

Web会議を設定する前に、「顔を出してください」と明記することで促していますね。

高市:

Web会議の場合は、ホストのルールに従うので、あまり考えたことはありませんが、顔を出すのが当たり前だと思っています。

内山:

なるほど。雨が降っていると、1人だけ傘を持っていない人がいたら、自分も傘をささず、「一緒に雨に打たれよう」といった、相手に合わせるという気質が日本人にはあるから、Web会議のホスト(主催者)が顔を出していれば、相手も顔出ししてくれるかもしれませんね。

高市様と内山様と根本様が会話

フリーランスとしての理想的な働き方

内山:

僕自身が「フリーランスのHUB」になるような働き方を目指しています。振り返ると、

僕は、元々Web開発の会社で働いていましたが、ある日上司から「営業して来い」と言われ、テレアポをやることになりました。慣れないことは当然上手くいくはずもなく、ストレスやプレッシャーの限界を超え、とりあえず辞めようと退社し、気分転換で2ヵ月くらい実家に帰っていたんです。そんな時に、以前一緒に仕事をしていた仲間から「こんなことできない?」といった相談が寄せられてきたことが、フリーランスになったきっかけなんです。最初は「ゴハンをご馳走するから手伝ってよ」という小さな相談が多かったのですが、相談を受けているうちにフリーランスにとって、人とのつながりはとても重要だと気付きました。

フリーランスは、営業期間と作業期間が被らないので、仕事をしながら次の営業をするのはなかなか難しいですよね。収入的にも忙しさ的にも気持ち的にも、フリーランスには波があります。忙しい時は収入が見えているので気持ちは楽だけど、作業のストレスはありますし、仕事がない時には「営業しなきゃ」という焦りやお金が入ってこないという不安やストレスもあります。フリーランスならではの波を平坦にするためには、いつでも仕事の相談がくる状態にしておいて、仕事を仲間と融通し合うギルドのようなコミュニティー作りに取り組んでいます。

「こんな仕事があるんだけど、やりたい人いるー?」っていう仲間がたくさんいれば、僕がハブになるので究極、自分が手を動かさなくても、案件をたくさん受けることができます。仕事に困らないエコシステムのようなものを作るために、腕のいい知り合いを増やし、すでにハブになっている方と知り合ったり、ネットワーキングに取り組んでいます。

根本:

どこで仲間探しをしてるのですか?

内山:

友だちの友だちや、お客様の伝手でどんどん広がっていくことが多いですね。僕の人柄でしょうか笑

高市:

それは理想的なお仕事の受け方ですね。お客様と仕事をご一緒して、満足していただき信頼をしてもらったからこそ紹介をしてもらえるんだと思います。なにより、お互いのことが分かっているから安心できますからね。

根本:

私は特に集客活動をしておらず、口コミとSNSだけで広げてますね。もともとのお客様の妹さんやお知り合いの方からの紹介があったり、SNSに予約の空き情報を発信したらメッセージで予約が入ることも多いです。私は元々、整骨院で働いてましたが、傍ら趣味の延長線上で美容業を副業でやっていました。治療よりも美容のほうが好きだと気付いたのと、社員を続けても給料面やキャリア面で行き詰っていたこともあり、副業がうまく立ち上がってきたタイミングで思い切ってフリーランスになりました。これからは、美容家の育成に力を入れて、育成料や技術ライセンス料を取れるようなバーチャルな組織作りをしたいと思っていますね。高市さんはどうですか?

高市:

私も会社員でありながら、副業としてライティング活動をしていました。固定給は大事だと思っており、今のようなフリーランスは当時考えていませんでしたが、勤務先が移転し通勤に片道1時間30分もかかるようになったことをきっかけに、働き方を考えることになりました。しばらくは通勤していましたが、飼っていた犬が部屋でいたずらをして、漏水事故を起こすことがあり、通勤時間が長いと、犬の面倒が見れずかわいそうと考え、思い切ってフリーランスになりました。会社員時代は6社も在籍していたので自分ではジョブホッパーと思ってますが、Facebookでフリーランスになったことを報告したら、お仕事の相談を頂けるようになり、半分は業務委託で固定収入を得て、半分はこれまで築いた人脈でお仕事を受けている状況です。また、大手企業からの業務をお受けしていたことは、フリーランスでいながら最新のトレンドやアップデートされる技術にも追いつけるメリットも享受していました。ジョブホッパーゆえに、たくさんの方と繋がれていたのは私の財産だと思っています。

最近では、デジタルトランスフォーメーションがバズワードになっていることもあり、Web制作やWebディレクションの需要は増えていて、案件のご相談もたくさん頂いております。お客様にご満足していただき信頼してもらえるアウトプットを出し続けることが理想的な働き方です。

内山:

例えば、予算も少ない立ち上げ直前の会社から「ホームページやアプリを作りたいので手伝ってほしい」という相談をよく受けます。会社としてはお受けできない小さな案件が多いですが、フリーランスなら自分の意志で相談を受けることができます。報酬は少ないけど、人の役に立っている手応えが大きいです。割に合わなくてもネットワーク作りにもなるし、積極的にお受けしています。

高市:

確かにそうですね。人間関係や信頼作り、恩返しというニュアンスもありますが、お客様に満足してもらえれば、新しいお客様を紹介していただけると考えて、「自分」というブランドへの投資、広告費と思って私は低額でもお受けしています。

シェアオフィスやコワーキングスペースが出会いの場になればいい

高市:

内山さんも根本さんも、ネットワーク作りと関係構築はフリーランスとして活動する上で、最も大切ってことですよね。

内山:

そうですね。ただ、テレワークだけだと自分の印象が残りにくいので、例えば、コワーキングスペースでネットワーク作りができるといいですよね。スキルを補い合えるフリーランスと出会ったり、仕事との出会いもあれば、とても素敵な場所になると思います。

高市:

ネットワーク作りは大切ですね。私は、業務委託で常駐していたベンチャー企業で知り合って、仲良くなったフリーランス仲間で仕事を紹介し合ったりしています。フリーランス同士が集まると、助け合うこともできるので、リアルな場所で出会いがあるのであれば間違いなく通います笑

それでも仕事が見つからないときは、フリーランス向けのマッチングサービスを使って、エージェントから仕事を紹介してもらうときもあります。エージェントから紹介いただく業務委託の案件は、週2~3日稼働で1ヵ月定額の報酬額が決まっていることが多いですね。

内山:

僕は、フリーランスマッチングサービスを使ったことがなく、知人や友人からの相談が多いです。開発の相談が10個あったら、そのうち1つか2つが仕事になるので、相談を受けまくっています笑

根本:

お仕事がないときや、相談だけで終わってしまうケースを考えたら、コワーキングスペースで仲間が見つかったり、ネットワーキングして仕事に繋がると便利ですよね。

内山:

はい。コミュニティーが作りやすい場の提供を用意してもらえれば、仕事だけではなく勉強会やセミナーを開いたり、趣味や同じ目的の人で繋がれます。

ホロスコープ(星占い)をできる方を招いて、占ってもらえるイベントを開催している知人がいます。集まった方の占い結果を見て、集まった方同士の相性をマッチングしてあげると、コミュニティーができやすいようです。他にも、ピラティスやヨガをやりたい人を集めて出会いのきっかけを用意することでコミュニティができあがった話も聞きました。仕事の幅を広げるために、同業だけでなく異業種で交わって、ネットワークを作ることはフリーランスにとって大切ですね。

高市:

コロナ禍なので、イベントを開催することは難しいかもしれませんが、感染対策に気を付けながら、週1回とか月1回でも対面での出会いがあると嬉しいです。リアルならではの雑談から始まるきっかけも大切です。

内山:

イベントでなくても、例えば、デジタルサイネージでフリーランス各々が自己紹介や仕事紹介をしている動画を流したり、会員限定のSNSグループがあれば、情報を見て「一緒に仕事しませんか?」とアプローチできます。コロナ禍でも工夫しだいで、1つの共通点があると繋がりやすいと思います。あと、コワーキングスペースの執務スペースでは話しかけにくいので、エントランスに「おせっかいおじさん」のような人がいると、人見知りの方でも接点作りのハードルは下がるので、ネットワークのサーキュレーションができそうです。

シェアオフィスやコワーキングスペースを選ぶ基準

高市:

コワーキングスペースを選ぶなら、私は駅直結の施設がいいです。雨にも濡れないし、駅直結の施設は高層ビルが多いので、景観を楽しめる場所が多いからです。季節の変わり目は散歩したくなるのですが、すごくいい景色が見える窓があると、散歩している気分になって、クリエイティビティが高まります。自宅だと同じ景色だし、都心でいい景色を見ようとすると高層マンションでないと見れませんからね。

内山:

確かにそうですね。いつもはデスクトップ画面と向き合っているので、目が疲れるし変化がないので精神的につらくなることもあります。ディスプレイの横目に景色があると気分的に休まりますね。

高市:

人間らしく生きていきたいですもんね笑

内山:

僕も、コワーキングスペースを選ぶとしたら、立地を考えますね。行動する範囲で拠点となるところがいいです。場所で言うと、日比谷とか大手町、新宿渋谷あたりであれば、客先とも近いですし、電車一本で帰宅できますから。

根本:

私も立地、そして価格は気にしますが、美容をやっているので水回り施設があるかを確認します。

内山:

あと、普段は地方で作業しているフリーランスで、客先が都内にいる場合は、都内に拠点を置くことが多いですね。打ち合わせの合間に休憩したり、作業に集中できるような拠点があるといいです。フリーランスだといくつも拠点を持てないので、やっぱり立地を選ぶことが大切ですね。

根本:

いい立地なら、集まってくるフリーランスは腕のいい方も多そうですし、ネットワーク作りのためにも場所は重要ですね。

内山:

価格としては月額10万円くらいを目安に、飛び込みで入れるところなら1時間1,000円程度がいいですね。

高市:

私は月額5万くらい。家の家賃の半分程度が利用料金の目安になると思います。あとは、気が向いたらフラっと寄れるプランでも、会議ができるスペースを利用できるのは嬉しい。

根本:

私も、月の3分の1くらいしか使わないだろうから、3~5万円くらいのイメージですかね。仕事上、毎日は使わないので、気が向いたら使えるプランは魅力的です。

フリーランスがコワーキングスペースに求めること

内山:

ネットカフェによくある、シャワーブースがあると助かりますね。夏場に客先から客先に訪問する際にすぐに汗だくになってしまい、体の臭いが気になることもあります。ついでにクリーニングやコンビニがあったら、インナーのシャツや着替えが買えるし、汗かきの僕にとってはありがたいです。

根本:

女性はメイクや髪を乾かしたりする必要があるので、シャワーブースはいらないです笑

高市:

私は、施設の中で美味しいごはんを食べられるサービスが欲しいです。外に食事に行く時間が無い場合でも、身体に良い栄養のあるものを食べたいです。フリーランスは何の補償もないから、体調管理には気を付けています。

内山:

あとはプリンターがあれば嬉しいですね。資料を忘れた時や足りない時、すぐに印刷できるので助かります。お客様はまだ紙文化のところも多いですからね。また、請求書や見積書、契約書をその場で作ることができます。ほかには、聞かれると困る商談や打ち合わせがあるので、Web会議用の会議室がたくさんあったほうがいいですね。テレフォンブースがたくさんあれば、うれしいです。

座談会を終えて

3人とも、フリーランスにとってネットワークと関係構築が最も重要だと語っていましたが、みなさんはどうでしょうか?コロナ禍でこれからますます、企業によるフリーランスの活用は進む一方で、フリーランスにも柔軟な働き方が求められます。企業から求められる成果は確実にアウトプットし続け、信頼を勝ち得るためにも、この機会に働く場所について考えてみてはいかがでしょうか?

高市様と内山様と根本様

プロフィール

高市智子(写真:右)

フリーランス歴2年、主にWebディレクションやライターやコピーライティング、Web制作を主業としている。最近、ドローン撮影や空撮クリエイティブの仕事を始めている。

内山桂一(写真:中央)

フリーランス歴8年、Web開発やプロダクト開発、IoTコンサルティングを主業としている。周りの知人友人から開発案件の相談をされることが多い。また、大手企業のオフィスネットワークやVPN接続の仕組みづくりも客先常駐で支援している。神奈川県厚木市に本店を構えるソフトウェア開発のプロフェッショナル集団株式会社スフィーダ取締役も兼任。

根本茜(写真:左)

フリーランス歴9ヵ月、美容やエステを主業としている。最近では、ボディーメイクやエステの美容家育成に注力。

取材協力:クロスオフィス日比谷オリックス株式会社

クロスオフィス日比谷(https://www.crossoffice.jp/hi/)はオリックスが運営するサービスオフィスです。月額3万円(税別)で都内6拠点のコワーキングスペース利用が可能です。(コワーキングプラン https://www.crossoffice.jp/coworking/

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