今回は、株式会社Greenspoon(以下、Greenspoon)でCTOを務める平野 裕作さんのインタビュー記事をお届けします。メガベンチャー→独立→スタートアップCTOと、破天荒そうに見えるキャリアの中で一貫している想いや大切にしている価値観、夢などを語っていただきました。また、平野さんからのご提案によりいつもとは一風変わったCTO列伝となっています。
インタビュー概要
お話を伺った企業さま
会社名 :株式会社Greenspoon
設立 :2019年5月
資本金 :599,950,000円
代表者 :田邊 友則
所在地 :東京都渋谷区
ミッション:たのしい食のセルフケア文化を創る
ビジョン :自分を好きでいつづけられる人生を。
事業内容 :素材がそのまま届く、たっぷり野菜のヘルシーおうちごはん「GREEN SPOON」の企画・製造・販売
URL :https://greenspoon.co.jp/
お話を伺ったご担当者さま
部署 / 役職 :CTO
氏名 :平野 裕作
2012年4月グリー株式会社に開発職スペシャリスト採用で就職。4年間国内外向けソーシャルゲームを複数本開発。2016年6月起業し自・他社サービス開発、技術書籍の執筆などに従事。2020年12月株式会社GreenspoonにCTOとしてジョイン。
聞き手
部署 / 役職 :セールス本部 執行役員COO
氏名 :島田 耕也
2015年 株式会社アイデンティティーに入社。記事の中段にあるtalentbookの記事をご参照くださいませ。
部署 / 役職 :セールス本部 インサイドセールス課 副主任
氏名 :実森 育未
東京都青梅市生まれ。大学卒業後、株式会社アイデンティティーに新卒入社。5部署を経験し、営業やマーケティングに幅広く携わる。CTO列伝ではディレクションとライティングを担当。
左:実森 右:島田
インタビュー開始直後、ご提案があると仰る平野さん。その内容とは?
──「インタビュー記事を書いていただくにあたり、提案したいことが2点ある」という平野さん。CTO列伝史上初の出来事に驚きながら、内容を伺ってみました。
[平野さん]
まず、ぜひ「インタラクティブな記事」にしていただきたいなと思っています!
CTO列伝は非常に良い記事が多く、いち読者として、聞き手・書き手の顔や信念が知りたいなあと思いました。そのため、このインタビュー記事では島田さんと実森さんもお名前や発言を出しながら、読者の方に、聞き手・書き手の方の顔も思い浮かべながら読んでいただきたいなと考えています。いかがでしょうか?
[実森]
ご提案ありがとうございます!ぜひ、そうさせてください!
私達インタビュアー側は黒子に徹し、CTOの方々を最大限アピールする。という方針だったため、そのようなご提案をいただいて新鮮な気持ちです。
[平野さん]
インタビューにおいて、インタビュアー側だから黒子。ということは無いと思っています。インタビューは1対1のコミュニケーションであり、その先に大勢の読者がいらっしゃる。そしてその様子を想像しながらインタビューを受けているので、インタビュアーの方も存在が見えていたほうがいいかなと思っています。
[実森]
なるほど。2つ目のご提案は何でしょうか?
[平野さん]
「記事の中で、1個だけ嘘をつきたい」と思っています!
[実森]
嘘ですか!?どのような嘘でしょうか…?
[平野さん]
記事の中に、1つだけAIが考えた回答を入れたいと思っています。本当の回答は記事の最後に記載して、「どれがAIによる回答でしょうか?」とクイズ形式にしてみたら面白いんじゃないかなと思いました。いかがでしょうか?
[実森]
ご提案ありがとうございます。良いですね!「CTOからの挑戦状」と題し、ぜひやりましょう!
[島田]
最近のAIは進化が著しいので、もしかしたら読者の方も気づかないかもしれないですね!(笑)
──ご提案に基づき、「CTOからの挑戦状」として記事の中に1箇所だけAIによる回答を入れてみました。ぜひ、「どの回答がAIによるものか」を考えながらご一読くださいませ。平野さんによる本当の回答は記事の最後に記載しております。
キャリアについて
エンジニアになろうと思ったきっかけ
[島田]
エンジニアを目指すと決めたきっかけはありますか?
[平野さん]
大学生の頃、寮で一緒に住んでいた友人に影響を受けたのがきっかけです。友人はコンピューターサイエンスを専攻しており、よく自分のPCでコードを書いていました。その様子を見てプログラミングに興味を持ち、コードの書き方を友人に教えてもらい始めました。自分でも試行錯誤し、学びながら進めることにより、プログラミングはとても面白く、興味深いものだと気づき、プログラミングを仕事にしようと思いました。
共通する想いは「面白いサービスを出していきたい」
[島田]
Greenspoonにジョインするまでのエンジニアとしてのキャリアをぜひ教えてください。
[平野さん]
私のキャリアは、大きく3つに分けることができます。
・新卒で入社し、5年ほど在籍した「グリー株式会社」時代
・グリー株式会社退職後、同じく5年ほど経験した「独立」時代
・2年半ほど在籍している「Greenspoon」時代
それぞれ環境や作ってきたものは異なりますが、一貫して変わらない生き方なのは、「面白いサービスを実現し続けていきたい」ということです。
[島田]
なるほど。それぞれ詳しく知りたいです。
グリー株式会社時代
[平野さん]
新卒入社した当時、会社としてはガラケーのブラウザゲームが主軸であり、これからスマホが主戦場となっていく転換期でした。その中で入社前から配属が約束されていたスマホ開発の部署にて、国内外向けソーシャルゲームの開発に複数携わりました。DAUが数十万に登るようなサービスを捌いたり、グローバル展開をしたりと、メガベンチャーならではの経験をすることができました。
独立時代
[平野さん]
もともと、自分がつくりたいと思ったサービスをたくさん実現する人生を送ろうと思っていたので、独立しました。メガベンチャーでサービスをつくるメリットもありますが、独立には「すべて自分の責任で決められる環境の中で事業やサービスをつくることができる」というメリットがあり、自分の思いとよりマッチしていました。案件の受注もしていたのですが、自社プロダクトとして位置情報ゲームを作ったり、本を執筆するなどしていました。動画配信サービスの立ち上げや仮想通貨関連もやりましたね。
※平野さんの著書
スタートアップ・個人で作れる スマホ向けUnity ソーシャルゲーム開発ガイド
Greenspoon時代
[平野さん]
グリー株式会社時代の仲が良い同期に声をかけられたのがきっかけでした。彼はGreenspoonに出資をしている会社の代表を務めており、「ローンチ直後のサブスクサービスがあるんだけど、手伝ってくれない?」と誘われ、業務委託としてジョインしました。その後、Greenspoonから「CTOにならないか」と声をかけられ、現在に至ります。入社理由は3つあり、「一緒にはたらく人の良さ」「これまで経験したことがない会社のフェーズ」「CTOという役職」が挙げられます。
[島田]
「これまで経験したことがない会社のフェーズ」ということから、キャリアを形成する上で「どんな経験ができるか」という点を重要視されているのでしょうか。
[平野さん]
自分自身に返ってくるコトとして、かなり重要視しています。同じことを継続するのも素敵ですけど、人生は1度きりなので、いろんなことを経験したいです。一方で、ユーザーにどんな影響を与えるか、企業にどんな影響を与えるか、という意味で、「何を作るか」も同じくらい重要視しています。
[島田]
それは、「サブスクサービス」という点も挙げられるのでしょうか。
[平野さん]
そうですね。もともとサブスクサービスの開発を経験したことがなかったのと、物流を伴うサービス開発が初めてだったため、マッチしていました。
[島田]
「CTOという役職」は、どういった理由からでしょうか。
[平野さん]
CTOという肩書き自体には全く興味がないのですが、CTOという肩書があるからこそ与えられる権限や責任があるのであれば、面白い経験ができそうなので重要視します。例えば、CTO列伝もCTOという肩書きじゃなかったら出られないですし(笑)
業務においてもそうですね。例えば、「開発組織を動かす」となれば、予算に対して「どれくらいのコスト」で「どういう成果」を出す。ということを経営陣や株主に対して説明する責任があるかなと思っているのですが、事業スピードを上げるために、信頼していただいた上で自由にやらせていただいております。CTOという肩書があるから信頼いただきやすい部分もあると思っていますし、感謝しています。株式会社一休CTOの伊藤直也さんも似たようなことを仰っていました。
「Who」と「Issue」を常に考え、サービスを実現し続ける。
[島田]
「Greenspoonの平野CTO」ではなく、「エンジニアの平野さん」として、今後どのような未来を描いていますか?
[平野さん]
前提として、私は自分のことをいわゆるエンジニアだと思っておらず、「サービスを実現する人」「問題を解決する人」だと思っています。ですので、立ちはだかる問題を解決しながら、実現したいサービスをつくり続けていくだけだと思っています。デジタル庁CTOとグリー株式会社CTOを務める藤本真樹さんも、「我々の仕事は問題を解決すること」とおっしゃっており、私はそれに共感しています。
また、藤本さんがおすすめしている「ライト、ついてますか」という本はとても良い本です。「『Who』と『Issue』を考えることは問題解決において最も重要で、それができていないと本質的な問題解決ができない。」ということを説いています。例えば、今これを読んでいるエンジニアのみなさん、なにか機能開発して世に出してみたものの、実際は誰も使っていなかったり、問題解決できたと思ったけど、更に別の問題が派生してしまったりした経験ってありますよね?私はめちゃめちゃあります(笑)
そうならないために、「Who」と「Issue」を考え、問題解決の精度を上げる必要があると私自身も考えています。
[実森]
一方で、「Greenspoonの平野CTO」として、組織やサービスをどのように成長させていきたいと考えていますか?
[平野さん]
CTOとしては、「アウトプットではなくアウトカムに責任を持つこと」だと思っています。使っている言葉は違いますが、株式会社一休CEOの榊さんもよく仰っていることですね。先程の「Who」と「Issue」の話と関連しますが、サービスの提供者として、サービスをアウトプットするだけでなく、「ユーザー主語でどんな課題解決ができたか」「会社にとってどんな事業貢献ができたか」といったアウトカムを大切にすべきですし、その結果会社もサービスもスケールしていくと思っています。ですので、そういった「私自身が責務として持っている考え方」を、メンバー全体にさらに浸透させていくことも組織やサービスを成長させるHowの1つだと考えています。
夢は、「2050年のワールドカップで日本を優勝させること」!?
[島田]
平野さん個人としての夢は何かありますか?
[平野さん]
2050年のワールドカップで日本を優勝させることが夢です!
[島田]
思いもよらない角度の回答ですね(笑)具体的にはどういうことでしょうか?
[平野さん]
日本サッカー協会が「JFAの約束2050」として、2050年にワールドカップの日本開催と優勝を目指しています。そこで、私が技術の力を使って、日本を優勝させます。
[島田]
戦略を考える上でのデータ領域で貢献するイメージですか?
[平野さん]
そういった貢献もあるかなと思います。具体的にはまだ内緒です。様々な貢献の手段がありますし、AIなど技術の進化が進むにつれて、貢献の方法も増えていくかなと思います。
[島田]
サッカーがお好きなんですね。プレーするのもお好きなんですか?
[平野さん]
サッカーは好きで、ボールと戯れるのも好きなんですが、走るのが嫌いすぎて(笑)疲れるじゃないですか(笑)
年間500試合くらい観ていると思います。自分たちのチームがあって、相手のチームがあって、サポーターや審判など他の人間がいて、ボールやフィールドなど無機物もあって初めて成立する。その中で無限の変数を考慮しながら戦術と技をお互い披露するのが美しいですね。
考え方・マインドについて
最も大事なのは、人と人のコミュニケーション
[島田]
大切にしている考えやモットーは何かありますか?
[平野さん]
たくさんありますが、一番は「Whoを知ること」です。仕事をする上で基本となるのは対人のコミュニケーションだと考えているためです。サービスをご利用いただいているユーザーはもちろんですが、インタビューを受けるにあたっても、事前に島田さんや実森さんの顔や思考、雰囲気を想像して準備をしたり、画面の向こうで記事を読んでくださっている読者の方々を想像しながら受け答えをしたりしています。また、それは一緒に働くメンバーに対しても同じく意識しています。以前、メンバーが仕事の相談をしに来た事があったのですが、事前にそのメンバーが何に悩んでいるか想像ができていたため、「●●のことを相談しに来たんですよね。」と聞いたところ「なんで分かったんですか、平野さん怖い。」と言われたことがありました。(笑)
[島田]
常に相手のことを考えていらっしゃるのですね。
[平野さん]
そうですね。事業的な側面でも、PMFするにあたって「Who」を知らないまま達成してる会社も世の中にはあるかなと思うのですが、たまたま人間として生まれたので、Whoを知って戦略的にPMFするほうが面白いなと思います。
[島田]
なるほど。たくさんあるとおっしゃっていたので、他にもあればお願いします。
[平野さん]
CTO列伝の中で株式会社メディカルフォース 取締役CTO 畠中 翔一さんも仰っていますが、「一次情報に触れる」ということも大切にしています。エンジニアレイヤーに情報が到達するころには、n次情報になっていて、伝言ゲームで情報が曲がっていることが多いんですよね。先程も申し上げましたが、問題解決をするときは「Who」と「Issue」を正しく知る必要があります。そのために重要なのは、一次情報に触れることだと考えています。
[島田]
なるほど。あともう一つだけ大切にしていることをお伺いしてもいいですか?
[平野さん]
「70%の準備と30%の遊び」を大切にしています。私は旅行に行く際、分刻みのスケジュールを作成しちゃうんですよね。世間的には嫌われるやつです(笑)読者のエンジニアの方々はどうですか?作りません?えっ作りますよね?(笑)
これは旅行の価値を最大化させるために作るのですが、それを100%遂行したいとは全く思っておらず、全体の30%程度はいい意味での裏切りを期待しています。例えば、旅行中に花火が上がっているのを見かけたとき、ふいに見に行ってみたくなったりしますよね。予想だにしない出来事から新たな出会いや発見などを得られるケースもあるため、公私ともに事前準備はしっかりとしておく一方、30%の遊びを期待しています。
Whyを考えずに物事をすすめるべきではない
[島田]
一方で、苦手な思考や価値観などは何かありますか?
[平野さん]
エンジニアに限らずですが、「論理が通用しない相手」は個人的に苦手です。例えば犬や赤ちゃんって苦手なんですよね(笑)
仕事だと、例えば「社長が言ったからこれをやる」というような、「Why」がない組織だと難しいなと思っていますし、Greenspoonでは理不尽なことを言う人は誰もいないので会話しやすいです。
Greenspoonについて
Greenspoonが提供する「GREEN SPOON」とは
[島田]
改めて、GREEN SPOONについて教えて下さい。
[平野さん]
GREEN SPOONは、「たのしい野菜が、いつもすぐそこに。」をモットーとし、スムージーやスープ、サラダや直火焼きハンバーグなどのメインディッシュがサブスクで定期購入できるサービスです。GREEN SPOONを利用いただくことにより、ユーザーの皆様にもVISIONである「自分を好きでいつづけられる人生を。」を、実感いただきたいという思いがあります。
[島田]
一度使うとハマってしまいそうですね!
「定期購入」「好きでいつづけられる」というところから、継続率はやはり高いですか?
[平野さん]
具体的な数字はお伝えできませんが、高いです。個人だけでなく、福利厚生で導入いただく企業も多く、多くのユーザーに継続利用いただいております。
[島田]
キャリアについて伺った際、一貫して「面白いサービスを実現していきたい」とおっしゃっていましたが、GREEN SPOONはどんなところが面白いと考えていますか?
[平野さん]
CTOやエンジニアという読者目線でお話すると、サービス開発において「全部自分で立ち上げる」という点かなと思います。スタートアップにおけるサービス開発は、基本まったく何もないところからスタートするので、0から1を作っていくのはものづくりの醍醐味かなと思います。また、スタートアップはある程度軌道に乗るまで長期的な運用を考える余裕などなく、目の前の課題にフォーカスして開発せざるをえないケースが多いと思います。サービススケールするフェーズにおいて技術負債が蓄積しなかなか解消できない。ということは、あるあるなんじゃないかなと思います。例として、「ユーザー数の増加にサーバー負荷が耐えられない」などが挙げられます。そういった、事業をスケールさせるために直面する問題を解決していくところはスタートアップならではの面白さですね。
[島田]
セールス出身の私からするととても大変そうですが、エンジニアだからこそ感じられる面白さですね。今後、GREEN SPOONはどのような進化をしていきますか?
[平野さん]
物流周りが重要なサービスですので、AIや機械学習を用いた出荷予測など、新しい技術を用いた進化をしていかなければならないと思いますし、実際に取り組み始めています。Tech的な話もそうなのですが、あくまでHowなので、Howを実践した結果、ユーザーにしっかり価値をお届けします。2023年6月からは新カテゴリも登場予定ですので、お楽しみにしてください!
Greenspoonで働きたい方へ
スタートアップだから、何でもできる。
[島田]
Greenspoonでエンジニアとして働くメリットは、何かありますか?
[平野さん]
スタートアップならではですが、何でも自分でできるという点が挙げられるかなと思います。自分自身で考え、自分自身で開発することにより、サービスや会社、そして自分自身を成長させていくことができます。また、携わることができる範囲も非常に広いです。大抵、「フロントエンジニアエンジニア」「バックエンドエンジニア」みたいな括りでポジションがある会社が多いと思うのですが、弊社はそこのハードルがなく、フロントエンド、バックエンド、インフラ、データ周りと何でもお任せしますし、マネジメントや事業自体に関することにも関わっていただくことがあります。
人が人を呼ぶ環境
[島田]
どんな方が多い組織ですか?
[平野さん]
これは入社理由の一つでもあったのですが、島田さんや実森さんのように、「とにかくポジティブで」「ハードワークができる」といった、ポテンシャルを持っている人が集まっていた。また、そういった人がどんどん増えていくので、「人が人を呼ぶ」って、こういうことなんだなと思いました。
[実森]
急にお褒めいただいてしまって恐縮です(笑)
[平野さん]
実は、事前にお二人のSNSや記事などを拝見し、「こういう方なんだろうなあ」と妄想していました。
島田さんがオーストラリアで自転車を縦断した記事なども拝見しました。
※希望にあふれた日々から一転、引きこもり泣いた日々。脱却してエージェントの道へ
[島田]
恥ずかしいですね(笑)
人が人を呼ぶということですが、VALUESの一つに「Be GREEN SPOONER」というのを拝見しました。やはり皆さん会社やサービスを愛し、大切にしていらっしゃるのですか?
[平野さん]
そうですね。VALUESもそうですが、先程も述べた「自分を好きでいつづけられる人生を。」というVISIONを掲げていることもあり、そういった思想の方は多いかなと思います。実森さんも「愛に溢れた人生を歩む」と記事で述べられていたので、共感いただけるかなと思います。いかがでしょうか?
[実森]
ありがとうございます(笑)
そうですね。まさに「愛」や「自分を好きでいつづける」といったワードは、自分の人生における最重要テーマなので、大変共感します!
チーム体制
[島田]
エンジニアチームはどのような体制なんですか?
[平野さん]
正社員は私のみで、業務委託のメンバーが7~8名いるような状況です。
[島田]
今どきな人材獲得手法をされているのですね。ご自身もフリーランスだった経験から、やはり業務委託メンバーとのコミュニケーションは取りやすかったりするのですか?
[平野さん]
そうですね。一般的に想像されているような「ザ・業務委託」みたいな感じではなく、1つのチームとして活動しています。ただやはり、そろそろ正社員メンバーも増やしていきたいなと思っております。実際に、募集もしているところです。
[実森]
それは、先程のお話にもあった「アウトプットではなく、アウトカムを重視するカルチャーを醸成していきたい」というところにも通じるのでしょうか。
[平野さん]
たしかにそうかも知れないですね。現状、業務委託のメンバーの方々には正社員メンバーと変わらないくらいコミットいただいてますし、コミュニケーションを取るようにしています。一方で、例えばアウトカムを意識したときにPLの数値を見るとか、ユーザーデータを触るといったときにどうしても立場上、業務委託の方に責任を負わせるわけにはいかないので、通じるものはありますね。
──AIによる回答がどれか、わかりましたでしょうか?「CTOからの挑戦状」の回答はこの下に記載されています。ぜひ、答え合わせをしてみてください!
CTOからの挑戦状 – 回答
──AIによる回答箇所
「エンジニアになろうと思ったきっかけ」
──AIへの質問とAIからの回答
Q. 36歳のスタートアップ企業のCTOがプログラミングを始めるきっかけとなった学生時代の出来事を教えてください。
A. CTOがプログラミングを始めるきっかけとなった学生時代の出来事は、彼が大学で専攻していた科目とはまったく関係のないことでした。
彼は大学の寮でルームメイトと一緒に住んでいました。ルームメイトはコンピューターサイエンスの専攻で、自分のコンピューターでコードを書いている様子を見て、それに興味を持ちました。
CTOは、ルームメイトにプログラミングの基礎を教えてもらい始め、徐々にコンピューターサイエンスに興味を持つようになりました。彼は自分でプログラムを書いて、機能を実装するための新しい方法を模索し、自分自身で学び続けました。
この経験を通じて、CTOは自分自身が新しい技術を習得することができることを学び、プログラミングが彼にとって非常に興味深く、充実したものであることを発見しました。それ以来、彼はプログラミングに没頭し、スタートアップ企業のCTOとして、最新の技術に常にアップデートし、新しいアプリケーションやプログラムを開発することに情熱を注いでいます。
──本当の回答
[島田]
「エンジニアになろうと思ったきっかけ」を教えていただきたいです。
[平野さん]
「スマホ」がきっかけです。島田さんや実森さんは、人生で初めてスマホを触ったとき、いつ、どんな場面で、どんな機種を触ったか覚えていますか?
[島田]
あまり覚えてないですね…。14年ほど前にiPhone 3Gを触ったのが初めてです。
[実森]
明確に覚えています!10年前の2012年、高校受験が終わったタイミングで親に買ってもらったAQUOS PHONEが初めてのスマホでした。SH-04Eという型の白いモデルで、当時はスペックなど気にせずデザインで選びました。本当はiPhoneが欲しかったのですが、家族が加入していたdocomoからはまだ発売されておらず、かなり悩んだのを覚えています…。
[平野さん]
私は2009〜2010年頃、大学を卒業し大学院に進学したくらいの時期に、初めてAndroidスマホに触れました。その時、「いち個人が開発者としてアプリを作り、それを公開することによって世界中の人がそのアプリを利用できる」という点にとてつもない衝撃を受けたのを覚えています。間違いなく10年後の社会に大きな影響を与えることになるし、日頃考えることが多かった「こんなサービスがあったら良いのにな」を実現できると考え、エンジニアになろうと思いました。当時は液晶テレビのメーカーなどに就職しようと考えていましたし、プログラミング自体も授業で触ったことがあるくらいのレベルだったので、大きなきっかけだったと思います。それからというもの、Androidでのアプリ開発を始めました。
[島田]
それほど大きな衝撃だったのですね。
[平野さん]
はい。またその後、東日本大震災が起きたときに、放射線を測定するアプリを3日ほどで開発し、公開しました。それが数十万ダウンロードされ、そのスピード感とインパクトの大きさに感動を覚えたことから更にのめり込みました。
[島田]
そういった経緯から、開発に関するビジネスコンテストに複数出場されていたのですか?
[平野さん]
よくご存知ですね(笑)
私の周りにもビジネスコンテストに興味がある友人が多かったので、何度か出場していました。
[島田]
「Applimサイバード賞」「キャンパスベンチャーグランプリ最優秀賞」「日刊工業新聞社賞」など、様々受賞されてるみたいですね。素晴らしいです!
──以上です!正解できましたでしょうか?
取材を終えて
「Who」を第一に考え、人と人との対話を大切にされていらっしゃる方だと感じました。インタビューを通して平野さんのことを丸裸にしようとしていたのですが、逆に私達が丸裸にされてしまったような感覚をおぼえました。そんな平野さんのもとで開発者として働き、自分自身だけでなく会社やサービスを成長させていきたいという方は、ぜひGreenspoonの募集に応募してみてはいかがでしょうか。