.bash_profileと.bashrc
ユーザがLinuxにログインすると、ホームディレクトリに存在する .bash_profile
と/bashrc
が実行されるようになっている。ユーザーは、これらの中に環境変数やコマンドのエイリアスの設定を自由に追加することができる。
.bash_profileと.bashrcの使い分けについて
sshでログインすると、
.bash_profile
->.bashrc
の順に実行される。 しかし、すでにログインしている状態で、新たにシェル(bash)を起動した際は.bashrc
だけが実行される。 特に、Linuxデスクトップ環境だと、デスクトップ上で新しいコマンド端末を開いた際は.bashrc
のみが実行されるつまり、
ログイン時に1回だけ実行したい時
-> .bash_profile
に記述
シェルを起動する度に実行したい時(一般的な設定)
-> .bashrc
に記述
初めて実装する時
初期状態では、ホームディレクトリに.bashrc
は存在していないので、自作する。
$ cd $ vi .bashrc
例えば、PATHに何か追加したい時は、以下を追加する。
.bashrcexport PATH=$PATH:/usr/sample/something1
export PATH=$PATH:/usr/sample/something2
しかし、これだけでもダメなので、.bash_profile
に以下のコードも必要。また、.bash_profile
もホームディレクトリに存在しなければ、新規作成する
.bahs_profileif [ -f ~/.bashrc ]; then . ~/.bashrcfi
これで、次にターミナルを起動した時は、.bashrc
の内容が実行される。