Macをする使用するエンジニアの職種は?

Windowsでできない訳ではありませんが、Webデザイナーやコーダーなど、デザイン系の職種ではMacの利用者が多いです。

そもそもデザイン関係の職種からMacを支持される理由としては、Macの方がWindowsよりも優秀なカラーマネジメントシステム(CMS)が搭載されているからです。

ディスプレイの白色は、赤、緑、青の三色の光を出すことで実現しています。一方でプリンターの白色は、白い紙にインクを落とさないことで実現しています。このように、ディスプレイとプリンターでは色の作るロジックが違うのです。

また、ディスプレイはR:30%、G:25%、B;20%といった風に色味の調整ができますが、メーカーや機種、そして個体によって、100%の基準が違っています。

このような色に関する差異を処理して、最適な色表現を行うための仕組みがCMSです。そのCMSについて、Macの方がWindowsより優れているため、デザイン系の仕事ならMacと言われることが多いのです。

それ以外にMacの利用者が多い職種としてはiOSアプリ開発者です。

iOSアプリ開発でよく使われる、Swiftですが、残念なことにWindows上では動きません。Linux上では動作するため、Windows上にLinuxの仮想マシンを作成することで対応可能ですが、手間がかかります。それに、仮想マシン特有の制約があるため、SwiftでiOSアプリ開発するのが目的なら、最初からMacを買った方が早いのです。

Windowsをする使用するエンジニアの職種は?

上記のような理由で、Macを使う必要がある、あるいはMacが使いたいエンジニア以外は、基本的にはWindowsを利用しているエンジニアが多数のように思います。

アメリカの調査会社であるNet Applicationsの2019年1月版データによると、日本国内にあるパソコンのうち、約85%がWindowsだそうです。今や、大抵のことがWindowsでもできるため、特別なこだわりがなければ、Windowsを選ばずにMacを購入する理由はないように思います。

なお、筆者自身は、いわゆるインフラ系(特にネットワーク)エンジニアですが、インフラの世界で業務にMacを使っている方にお会いしたことがありません。

定番リモートログオンクライアントソフトの「Tera Term」にはMac版がないですし、業務システムのSVにWindowsファミリーの「Windows Server」が使われていることはあっても、Macが使われることはまずありません。正直な個人の感想としては、「わざわざMacを使いたいという気持ちが起きない」です。

Mac使用のメリットとデメリット

Mac

筆者は、業務の中で「Macの方が良い」と思ったことが一度もない、ゴリゴリのWindows派の人間です。それでも、Macのマシンはカッコ良いと思います。

高精度なディスプレイ、センスの良いUI、そして、佇まい自体が美しいです。私の知り合いのMacファンが「Windowsは製品、Macは作品」と表現していましたが、確かに、Macマシンは美術品のようなクオリティです。

仕事の道具なのだから美しさは不要、という考え方もあると思います。しかし、無味乾燥なただの仕事の道具と、気分良く業務に入れる仕事の道具、どちらの方が、より価値があるか比較すると間違えなく後者でしょう。このようにモチベーションに好影響を与えるMacのスタイルの良さが、Macのメリットの一つ目だと言って良いと思います。

Macを持つメリット二つ目は、Windowsとデュアルブートができる、という点が挙げられます。ブートというのはOSを立ち上げることです。デュアルブートとは一台のマシンの中にMacとWindowsをインストールし、好きな方のOSで起動できる機能です。

Windowsとデュアルブートするためのツール『Boot Camp』をApple自身が提供しており、Windowsのインストールメディアさえ用意すれば、簡単にインストール可能です。MacとWindowsを一台のマシンに共存させることで、「Windows専用ソフトだからソフトが動かせない」という苦しみから解放されます。

ちょっと詳しい方からは「デュアルブートにしなくても、仮想マシンを使えば良いじゃない」という意見も出ると思いますが、資源管理(リソースマネジメント)から見て、仮想マシンとデュアルブートでは、処理速度に雲泥の差が付きます。業務でしっかりコードを書いて走らせるのであれば、断然、デュアルブートの方が良いと思います。

続いて、Macのデメリットですが、単純にマシン価格が高いです。MacOS搭載マシンはAppleからしか発売されていない、ということもあり、Windowsのように価格競争が起きず、Windowsとの比較で性能比価格が高い、つまりコスパが悪いです。Macは中古品でもびっくりするくらいの高い値段で取引されています。

また、MacBook系統のノートパソコンを使っているときに特に残念に思いますが、筐体の選択肢が少ないです。Windowsであれば、いくつかのメーカーの製品から、キーボードの操作性やディスプレイの発色などを比較検討して、より自分好みのマシンを購入できます。

しかし、Macの場合は、自分がMacに合わせるしかありません。

Windows使用のメリットとデメリット

Windowsのメリットは、アプリケーションで困ることが少ない、という点が挙げられます。もちろん、Macでしか動かないソフトもありますが、Windowsでしか動かないソフトに比べると圧倒的に少数派です。これは新しいソフトを買う場合はもちろん、いままで使っていたソフトをこれからも利用することを考えている場合、非常に重要なファクターです。

他のメリットはとしては、Macのデメリットの裏返しでもありますが、種類が豊富という点です。持ち運びという切り口であっても、丈夫さで知られるPanasonicのレッツノートや、富士通やNECから発売されている軽量マシンなど、いくつかの選択肢があります。

また、様々なメーカーが多種多様な機種を発売することで、Macとの比較で、性能対価格、つまりコスパはWindowsの方が圧倒的に有利かと思います。

文字化けのリスクの低さもWindowsのメリットと言えるもかもしれません。MacとWindowsで文字コードが異なるため、ファイルをやり取りするとファイル名などが文字化けすることがしばしばあります。

しかし、日本国内で使われているパソコンのうち約85%がWindowsということもあり、MacユーザーがWindowsで作成されたファイルの文字化けに遭遇する確率よりも、WindowsユーザーがMacで作成されたファイルの文字化けに遭遇する確率の方が低いです。

一方で、Macに対するWindowsのデメリットはなんといっても「MacはWindowsとデュアルブートができるが、その逆はできない」ところです。MacOSはApple製品に対してしか提供されないので、MacOSを個別に購入して、Windowsのマシンに導入する、というのができません。

Mac環境が欲しいのであれば、Macを買うしかない、という訳です。

なお、MacはWindowsに比べてコンピューターウィルスに感染しにくいという話をする方がいますが、これは半分正解です。なぜならば、MacはWindowsに比べてシェアが低く利用者が少ないため、WindowsよりもMacをターゲットにしたウィルスは少ない、というのも事実です。

ただし、裏を返せば、アンチソフトなどの対策についての研究開発もWindowsの方がMacよりも力を入れられているという一面もあります。Windowsだから危険、Macだから安全という風には考えず、そちらのOSであってもセキュリティ対策はしっかりと実施しましょう。業務で使う端末であれば尚更です。

まとめ:業務ベースでMacとWindowsを選ぶべき

結局のところ、Windowsでほとんどのことができますし、MacをWindowsとのデュアルブートにすることができる昨今、どちらが良いのか、という議論すら意味のないもののように思います。

はっきりしているのは、業務目的で買うのであれば、“業務がよりよくできる方を購入するべき”です。

この手の話をすると、WindowsとMacそれぞれの信者を含めて、様々な方から、様々な意見が飛び出します。参考になる情報は参考にするべきですが、あまり振り回されず、自分のやりたい仕事、やるべき業務に合う機材を適切に選びましょう。

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