SE(システムエンジニア)とは

この記事はSE(システムエンジニア)が転職に向けてスキルがあるのかどうなのか? ということをスキルチェックできる記事になっています。実際のスキルチェックの前にSE(システムエンジニア)とはどういう職業かについて簡単に見ていきます。

SE(システムエンジニア)とは顧客の要望からシステムの仕様を決め、実際に設計から開発までのシステムを形にしていく中で設計がメインとなる上流工程を担当します。

実際に仕事の流れでいうと、「要求分析→要件定義→基本設計→詳細設計→テスト」の流れで進んでいきます。

要求分析とは顧客がどういう目的でどういうシステムが欲しいのかという要求をヒアリングを通じて分析します。もちろんヒアリングを通して要求が出てくるものの、システム開発に必要な期間や費用があるため全ての要求を実現するということは難しく、顧客の要求をどう実現するかということも考えながらヒアリングしていきます。

要件定義では要求分析でヒアリングした内容をまとめて、最終的にどういう要件をどういったシステムで解決していくのかということをまとめます。

基本設計では要件定義でまとめた内容を元に、顧客の要求を実現できるシステムの大まかな設計を行います。システムにどのような機能を付けるか、表示画面をどのようにデザインするか、操作方法はどうするか等決めていきます。

詳細設計では基本設計で決めた設計を元に、この機能を付けるためにはどのような技術や仕組みで実現していくのかということをより詳細に設計します。ここで設計した詳細設計を元にプログラマーがシステムを開発していきます。

期間 業務内容 役割 使用言語 使用OS 使用DB 要件定義 基本設計 詳細設計 実装 テスト 運用保守
(一ヶ月間) 担当業務





習得スキル




感想



                   
(一ヶ月間) 担当業務





習得スキル




感想



                   

テストでは、プログラマーが開発したシステムを実際に動作するかということをSE(システムエンジニア)がテストします。

エンジニアとしてのスキルを客観視してみよう スキルチェックシートで確認

期間:業務を担当した期間を記入しましょう。プロジェクトに入ってる間では、時間が経つにつれて、担当している業務が異なってくる事が多いため、一ヶ月単位で記入することがオススメです。

業務内容:担当業務と習得スキルに関しては箇条書きで断定表現で記載することが基本です。一ヶ月ごとにどのような業務を行い、どのようなスキルを得たかということを記載しておきましょう。ここは一番面接官が気にするポイントとなるため、できるだけ詳細に記入することを心がけてください。

役割:自分自身がチームの中でどのような役割として動いていたかということです。プロジェクトの規模として設計・開発を担当していたチームメンバーが人数が何人いたのかも記載しておくとよいでしょう。

使用言語:開発に使用していた言語です。例えばPHPやJava等です。

使用OS:開発に使用していたOSです。例えばWindows, Mac,Linux等です。

使用DB:開発に使用していたDBです。例えばSQL Server, Postgres等です。インフラエンジニアの場合はここの記入が必要となります。

続いて表には要件定義・基本設計・詳細設計・実装・テスト・保守運用とありますが、これは担当工程について記したものです。自分がどの工程を担当したのかということに関して○をつけてわかるようにしておきましょう。

スキルチェックシートから業界・職種を紹介<スキル寄り>

チェックシートの表には要件定義・基本設計・詳細設計・実装・テスト・保守運用とある担当工程について記したものがあります。こちらの中で実装の経験が多めの方はスキルよりの案件が向いています。具体的には、プログラマーとして設計書に書いてある仕様を実際にプログラミングすることでシステムとして形にしていく開発業務です。

こちらの開発業務をするにあたっては使用言語・使用OS・使用DBが重要となってくるので、特に使用言語に関しては今までの現場で使ってきたものと同じでないと、学習コストが大きくなってしまうため注意する必要があります。

スキル寄りの方はSE(システムエンジニア)業務の下流工程をやっている会社、Webエンジニアを募集している会社だとスキルを活用して仕事を進めていくことが多いのでオススメです。

スキルチェックシートから業界・職種を紹介<コミュニケーション寄り>

チェックシートの表には要件定義・基本設計・詳細設計・実装・テスト・保守運用とある担当工程について記したものがあり、こちらで要件定義・基本設計・詳細設計の経験が多い方はコミュニケーション寄りの案件が向いています。

具体的には、上流工程と呼ばれる顧客がどういう目的でどういうシステムが欲しいのかという要求をヒアリングを通じて分析し、実際に要件定義書にまとめ、設計書の作成まで行う部分です。

こちらはクライアントと実際にやり取りして、課題を洗い出し、また開発チームをマネージメントしていかなければならないため、コミュニケーション力が非常に重要になってきます。

コミュニケーション寄りの方はSE(システムエンジニア)業務の上流工程をやっている会社、社内SE(システムエンジニア)を募集している会社だとコミュニケーションを活用して仕事を進めていくことが多いのでオススメです。

スキルチェックシートから業界・職種を紹介<両方バランスの取れた方>

今紹介したスキル寄りとコミュニケーション寄りで両方ともバランスが取れている方は上流工程も下流工程も一気通貫でできる会社がオススメです。SIerとしてシステムの設計から開発まで自社で完結しているという会社、Web系会社としてサービスの設計と開発を自社で完結している会社があります。

また、スキルベースで仕事したいか、コミュニケーションベースで仕事したいかというご自身の趣向によってプログラマー・SE(システムエンジニア)として働くことも選択肢の一つです。

結局SE(システムエンジニア)にとってスキルとは何なのか?

SE(システムエンジニア)としてのスキルは技術力・コミュニケーション能力・マネージメント能力に集約されます。

技術力とは開発時に必要となるプログラミングスキル、コミュニケーション能力とはクライアントと対話する時に必要となる言葉のやり取りのスキル、マネージメント能力は開発メンバーを管理する際に必要となるスキルになります。

もちろん人によってこの能力差はバラバラだと思います。全てあればそれに越したことはないですが、ここで紹介したスキルのうち何か一つ特出した能力があれば仕事に繋げやすいです。

まとめ:エンジニアとしての経験を今一度見直す

今回は<SE編> 転職に向けて自分のスキルをチェックというテーマで見てきました。今回伝えたかったことは以下のとおりです。

  1. スキル寄りの方はSE(システムエンジニア)業務の下流工程をやっている会社、Webエンジニアを募集している会社がオススメ
  2. コミュニケーション寄りの方はSE(システムエンジニア)業務の上流工程をやっている会社、社内SE(システムエンジニア)を募集している会社がオススメ

スキル寄りなのかコミュニケーション寄りなのかはご自身の性格や経験によることが大きいです。ご自身のSE(システムエンジニア)として経験を今一度見直して、転職につなげていきましょう。

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