IT業界は圧倒的な売り手市場

年収アップを目指すなら、IT業界への転職がおすすめです。

理由は、社会的なIT需要の高まりと、転職の壁の低さです

ウェブビジネスの市場規模は、2010年の10兆円から2020年には47兆円と約4.7倍にも拡大すると予測されています。また、IoTやビッグデータ解析、フィンテック、AI(人工知能)などの新技術で注目を集めているIT業界全体は、今後も拡大が見込まれます。

IT需要が拡大する一方、少子化などによる労働者減少で求職者の売り手市場になっている影響もあって、2018年のIT業界の有効求人倍率は6倍以上もあり、圧倒的な売り手市場になっています。このため、最近では転職は珍しくなくなっています。

ITスキルは必ずしも企業で実務を積まなくても身につけられる部分もありますし、プログラミングのスキルなどは非常に汎用性のあるスキルなので、保有していれば転職しやすくなります。転職の壁が低いのです。

実力のあるITエンジニアであれば、企業や仕事を選んだり、年収アップの交渉なども有利に進めたりすることができるでしょう。

このような転職の大きな目的のひとつとして、やはり年収アップがあります。転職で年収アップをするためには、どのような点を考慮すればいいのでしょうか。

転職による年収アップを目指している方は、この記事を参考にしてみてください。

IT業界のおすすめ職種

IT業界では日進月歩で新しい技術が誕生しており、それに伴って新しい職種も生まれています。将来性を期待できる職種について、いくつかご紹介します。

webエンジニア

webシステムの設計や実際のコーディングが中心となります。さらにサイト誘導のマーケティング(SEOなど)を行う場合もあり、それらの幅広い知識が必要になります。

ネットワークエンジニア

ルーターなどのネットワーク機器を使用し、接続された端末間でデータの送受信ができるようなネットワークを構築する仕事があります。ネットワーク監視や障害時の対応、メンテナンスなどのネットワーク保守の仕事もあります。

サーバーエンジニア

サーバーの設計や保守を行う職種です。

アクセス数やサーバーの処理性能から、サーバーの必要台数や適正配置を検討します。また、セキュリティ面の考慮も行います。

他に、システムの構成変更やアップデートなどがあった際の設定変更その他の保守も行います。

データサイエンティスト

ビックデータを企業活動のために活用する職種です。

企業に蓄積された様々で大量のデータを分析し、適切な広告の配信や在庫管理の効率化、および新商品開発の提案などを行います。

その他の成長分野として、AI(人工知能)、IoT、RPA(ロボットによる自動化)、クラウドコンピューティング、フィンテックなどがあり、これらに関連するIT職種はトレンドになっています。これらに関して実務レベルのスキルを持つ技術者はまだ少ないため、その希少性から年収は高めになっています。

習得しておきたいスキル6つ

習得しておくと良いスキルを6つ列挙します。

年収アップのためには、すでに身に着けているスキルを向上させるほか、さらに新しいスキルを獲得する努力が求められます。

プログラミングスキル

最も基本的なスキルですが、IT業界ではプログラマーが不足しています。

上流工程であっても、現場技術者とのコミュニケーションのため、最低1つのプログラミング言語を理解しておいた方がよいでしょう。

PHP、JavaScript、pythonなどは近年よく使用されている言語です。

ネットワーク

これも、テクニカル系の基本スキルです。

もしネットワークが専門のエンジニアではなかったとしても、現代のシステムを理解するうえで、ネットワークの知識は必須です。

銀行や行政、インフラ関係などの大規模ネットワークから、社内や店舗内の小規模ネットワークまで、多くのIT現場でネットワークと大なり小なり関係が出てきますし、現場のネットワークエンジニアと会話するためには、知らないではすまされません。

ビジネスインテリジェンススキル

ビジネスインテリジェンスとは、膨大な情報を集約して経営判断に役立てる技術のことをいいます。データベースの設計や構築というよりは、データベースを利用するスキルです。

ハードウェアやCPUの進化などにより、ビッグデータと呼ばれる巨大なデータを比較的容易に扱えるようになり、統計的な情報処理によってデータを活用するスキルが求められるようになったのです。

プロジェクトマネジメントスキル

昨今のIT業界では、小規模のプロジェクトが増加傾向にあります。それに伴い、プロジェクトを管理できる人材が求められています。

「QCD(品質、コスト、納期)管理能力」のほか、「コミュニケーション能力」「技術力」など、多岐にわたる高い能力が必要です。

コンプライアンス(=法令順守スキル)

一昔前なら法律の専門家だけが知っておけばよかったのですが、現在では組織で働く全ての人に、担当職務に応じたコンプライアンスが求められる時代になりました。

IT業界ではグローバル規模のサービスを展開をするケースが多くなったため、日本国内だけだけでなく、海外や国際的視点での法令順守も求められます。

語学スキル

IT業界はグローバル展開が増加傾向にあります。また、最先端の情報を入手する際には、外国語で書かれたウェブサイトを読解する能力が必要になります。

端的に申し上げれば、英語力です。

職種などにより必要度や有用度は変わってきますが、英語はできるだけ習得しておくとよいでしょう。AIによる自動翻訳の能力も上がってはいますが、まだしばらくは人間のほうが勝っています。キャリアの可能性を広げることにもつながります。

成功への道

年収アップするための考慮ポイント

平成28年の厚生労働省「雇用動向調査」によると、転職によって給料がアップした人の割合は40.4%で、反対に給料がダウンした人の割合は36.1%、変わらなかった人の割合は22.1%でした。

年収アップするための転職にはどんなポイントがあるのか、見ていきます。

企業規模はどれくらいか

大手IT企業へ転職した場合とITベンチャー企業へ転職した場合で、年収はどのように違ってくるのでしょうか。

大手企業は、やはり収入が高めで、福利厚生もベンチャー企業に比べ充実しています。ただし、給与規定などが明確に定められているために昇給や昇進が難しく、収入に上がりにくいケースがあります。

一方、中小やベンチャー企業では、福利厚生面は大手企業ほどは整っていませんし、平均すれば収入も低めです。ただし、何か大きな成果を挙げれば年齢に関係なく役職を与えられ、収入も大幅にアップする可能性があります。また、ベンチャーは、会社によって収入の差が大きいのが実態です。

一般的には、大手、ベンチャー、中小の順で年収が下がっていく傾向があります。

システム開発であれば上流工程の方が年収が高くなりますが、コンサルや一次請けとなるのはほぼ大手企業であり、それに応じて年収も高くなります。発注主に近いポジションで、大型案件を直接受けている企業が儲かるのです。

なお、エリア的には、首都圏の給与額が高めのようです。

昇進と転職、どちらを選ぶか

IT業界で給料アップを目指す場合、「昇進(による昇給)」と「転職」の2つの方法があります。

昇進とは今いる会社で給与アップを待つことであり、転職しないという選択肢になります。

まずは昇進についてですが、チームリーダ、プロジェクトマネージャ、管理職などの立場になれば、給料アップにつながる見込みが大きいです。

長く働いた企業で昇進すれば、人間関係の構築や仕事のしやすさ、社内での発言力などの点でプラスです。

ただし、管理職などになってもそこまで大きなアップが見込めるとは限りません。昇進することで仕事の負担や責任が増し、給料額とのバランスが悪化する可能性も考えられます。

次に、転職について考えてみます。

転職というと一見博打のようにも思えますが、実は収入を増やせる可能性が高い選択です。

在籍している企業だと需要が低いスキルでも、募集している企業にとっては需要が高ければ、自然と収入の条件は良くなります。要は、求められているところに行けばいいのです。

転職先でスキルアップやキャリアアップすることにより、さらに収入を増やす転職ができるかもしれません。

Tech創建が発表した「給料アップに成功したエンジニア100人に対して前職の年収状況と転職後の収入状況を調べた調査」では、前職の年収が700~800万円が7人、800~900万円が1人、1000万円以上が2人でしたが、転職後の年収は、700~800万円が15人、800~900万円が11人、900~1000万円が1人、1000万円以上が6人に増えていました。

全体でも約5~25%もの年収上昇率となり、転職によって年収アップに成功した人は多くいたことになります。

昇進による給料アップよりも、実は転職の方が給料アップを期待できるのです。

給与が高い職種やプログラミング言語を選ぶ

エンジニアの年収は、経験年数の差よりは、職種や習得しているプログラミング言語による差が大きいです。

IT業界の職種別に見ると、ハードウェアやソフトウェア開発、パッケージベンダ、システムインテグレータの平均年収は高めです。一方、通信やデータセンタはやや低めです。

プログラミング言語別の年収はどうでしょうか。

求人検索エンジン「スタンバイ」が発表した「プログラミング言語別 平均年収ランキング2017」によりますと、1位がScala、2位 がPython、3位 がKotlinとなりました。

ITエンジニアの年収の差は、使用言語による差が大きいようです。最近開発されたような新言語を扱えるエンジニアは少ないため、収入が高めになるようです。

面接時に年収を提案する

転職で年収アップを目指すには、面接時に希望年収を率直に提案することが有効です。

しかし、面接の途中で自分から待遇や給与を唐突に申し出るのは印象も悪く、志望動機などの説得力を弱めかねません。面接の最後あたりで「何か質問はありませんか」と相手から質問してきた際に切り出すのが良いでしょう。

自身のスキルをアピールし、自分を採用することのメリットを伝えた上で、希望とする年収を提案しましょう。

面接時の質問段階で「どのくらいの給与が希望ですか」と質問されるケースもあります。

その際は、自分の市場価値を客観的に分析した金額を答え、単なる自分の希望を答えないように気をつけましょう。

企業にとっての妥当性がない、自分本位の希望金額を提示してしまうと、物事に対し客観的な判断ができない人物であると判断されてしまうおそれがあります。

応募先の企業の情報や、職種の平均年収の相場などを事前に確認し、適切と思われる年収を提示できるように準備しておきましょう。

希望年収を質問された際「いくらでも構いません」と相手任せにしてしまう方もいます。

しかしこれは自信がないような印象を与えてしまい、大事なことでも自分で考えずに人任せにする主体性がない人物であると思われます。

その他の考慮ポイント

一つ注意点があるとすれば、現時点での実力相応の年収にしておくことです。

実力値よりも上の仕事に就けば、年収は上がります。しかし、転職して職場環境も仕事内容も、さらに役割までも変わるとなるとなかなか大変です。周囲の期待値が高くなりますし、プレッシャーも大きいです。

転職当初はそれほど年収が上がらなくても、着実に実績を積み上げて昇進を実現し、段階的に年収を引き上げていく、というふうに、転職先での昇進まで見据えた転職が、より確実な年収アップ転職といえます。

そのような転職をするためには

以上、年収アップするためのIT業界への転職について見てきました。

まとめますと、自分のスキルを高めておき、それをなるべく高く評価してくれる会社に転職することが基本になります。

いくつかの項目を入力すると年収査定ができるサービスがありますが、システマチックな算出ですと、実態とかけ離れた年収額が出力されることもあります。本当の相場感を知るには、転職エージェントのサービスに登録し、キャリアアドバイザーのカウンセリングを受けてもらった方が、精度の高い見積もりをもらえます。

「餅は餅屋」と言われますが、転職に関してもやはりその道のプロに頼るのが成功への近道です。特にエンジニアやクリエイターのためのIT/Web業界に特化した転職求人サイト「techcareer」がおすすめです。

techcareer」のキャリアアドバイザーは、評価制度の内容や人事のタイミングなどを熟知している企業の非公開求人情報を持っています。求職者の実力値や転職希望時期などを鑑み、入社後の年収アップが期待できそうな転職先を紹介してくれます。

さらに、年収アップを見込める書類の書き方や面接の受け答えの仕方について、ピンポイントのアドバイスをもらうことができます。

その上、面接で提案した金額をふまえ、内定後にエージェントが先方との年収の交渉を代行します。

単に転職するのではなく、なるべく年収アップしたい。そんなとき、「techcareer」がきっとお役にたちます。

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