Instacart VPのKevin HenriksonさんとJJ ZhuangさんのQ&A
Kevin HenriksonとJJ Zhuangは、相性抜群です。この二人は「奇妙なカップル」と呼ばれ、Instacartのフルフィルメントエンジニアリング組織をリードしています。彼らはInstacartに入る前、Acompliというモバイルアプリ(email App)を開発しました。Acompliは2014年にMicrosofに買収され、その6週間後にOutlook Mobileとして再スタートしました。
彼らは、現在Instacartで別のタイプの生産性製品を構築しています。 エンジニアリングVPとして、当社のショッパーアプリ(iOSおよびAndroid)およびラストマイルロジスティクス技術を構築するエンジニアリングインフラストラクチャ、モバイル、機械学習、データサイエンス、およびオペレーションズリサーチエンジニアをリードしています。
話すことが多いので、我々は腰を掛け彼らが技術者として働いた長い経歴、オンデマンドフルフィルメントモデルに特有の挑戦、そして(もちろん)プライベートに関する話に耳を傾けました。
Instacartに転職したのは、なぜ?
JJ:私たちは常に自分の仕事に価値を創造する方法を模索していますが、「時間を作る」よりも価値のある創造は他にありません。 私たちはエンタープライズソフトウェアを構築しました。なぜなら、私たちは人々の仕事をより生産的、効率的にすることができるからです。 しかし食料品を買うことは日常生活に欠かせず、Instacartは時間(取引)を減らすことに対し、まったく新しいレベルに引き上げます。
Kevin:私たちは人々の生活に大きな影響を与えたいと思っていました…そしてInstacart現在の成長状況を見ると、それを掘り下げる機会と価値があります。 何百万人がInstacartに頼り、新鮮な食料品を1時間かけて家に届けます。 インタビューする前に、私はショッパーの仕事に応募しました。ショッパーとしてお客様の笑顔を見て、私たちのサービスは大きな影響を与えるということを確実に実感しました。
なぜ、二人でこんなに長い間一緒に働いていたのですか?
JJ:約20年前にシリコンバレーの最初の仕事で出会いました。
Kevin:偶然にも、私たちはオフィスを共有しました。 時間が経つにつれ、私たちは非常に異なった働き方をしていて、非常に異なった環境で育ったことに気付きました(JJは上海出身です。そして私はカリフォルニア州ゴールトの養豚場に生まれ育った)。 2人はメカニカルエンジニアとしてトレーニングを受けて、実際に一緒に仕事をする前には二人ともソフトウェアのフィールドで長い期間、没頭していました。
JJ:知らない人たちにとって、私たちはほとんどあらゆる点で互いに正反対であり、何も共通点がない奇妙な仲間です。 私たちの同僚にとって、私たちのコラボレーションを最も自然なものと考えています。効率的、 強いテクニカルチームを作ってリードするには多くのスキルセットが必要です。そして、私たち各自が自分の強みを見出し、それらの強みを発揮することができます。
フルフィルメントのエンドに向けてどのような難しい課題に取り組んでいますか
Kevin:私はいつもこの視点から課題に取り組んでいます。 Instacartのショッパーはどうやって2、3時間で店から顧客のドアまで食料品を届けるか? さらに正確に言うと:どのようにして、1時間で40度の熱の中、8キロメートル離れたところにある店からホットローストチキンとストロベリーアイスクリームをお客様に届けるのかが大事です。
JJ:Instacartは自分の在庫や倉庫を維持するのではなく、私たちは小売業者システムの上の層として動いています。 私たちのフルフィルメントチームは、ショッパーが店内に頼るiOSとAndroidのショッパーアプリを開発し、注文をまとめてそれらをあなたのドアに送る物流システムを維持しています。 しかし、現実世界はあらゆる状況下にあります。車の問題、悪天候、イベント…これらすべての状況がより複雑になる…私たちは、需要を予測し、1分ごとに注文バッチ(batch)を再計算し、これでon-time配達ができるようにしました。* 私たちのSLAを満たしています。
Kevin:私たちは、より良い代替品を推奨するためのツールも構築しています。 私たちは洗練されたアルゴリズムと7年分のデータを持っていますので、お客様の嗜好を理解し、それらの嗜好に基づいて高品質の代替品を提供することができます。もし店に新鮮なディルがなくなった場合、顧客はディルの乾物が欲しいですか? それとも新鮮なフェンネルの茎がいいでしょうか? 毎回ショッパーが商品に在庫切れのマークを付けると、私達の商品の代替アルゴリズムが起動され、過去のデータを見て在庫の置き換えが提案されます。 これらは解決すべき重大な問題です – 私は退屈しません。
ユーザーコミュニティを理解することはどれほど重要ですか。
Kevin:ユーザーを知ることは非常に重要です。 Instacart以前は、電子メールソフトウェアの構築に10年以上費やしていました。 幸いなことに、私たちはすでに電子メールのヘビーユーザーでしたので、私たちはシステムの問題点を正確に理解していました。起業した際、助かりました。しかしInstacartは違っていました – 私が顧客としてサービスを使いましたが、(入社時には700以上の注文がありました)ショッパーとして知るべきことは全く違います。私はショッパーが頼るツールについて、もっと学ぶ必要があると理解しています。 Instacartとの最初のミーティングの前に、私はビジネスについてもっと知るためにショッパー(iOSまたはAndroid)としてサインアップし、質問とアイデアを含む75以上のスクリーンショットを持っていました。 私は長いシフトを働くことを知るために、一日12時間買い物をしました。 結局のところ、私は正式に入社する前にショッパーとして100時間以上ログインしました。 そして私は今だ買い物をしています。 入社以来、私たちは、7万人以上のショッパーの専用ネットワークにより多くの柔軟性を提供する機能を取り入れることに専念してきました。
JJ:買い物は難しいです。 以上です。 フルフィルメントチームのオンボード作業の一環として作業するエンジニアひとりひとりが、Instacartショッパーとして四半期ごとに営業時間を記録する必要があります。 インスタントキャッシュアウト、アプリ内サポートの統合、オンデマンドショッピング製品機能の提供など、エクスペリエンスを向上させるための新しいエンジニアリングイニシアチブを開始したため、ショッパーのエクスペリエンスを深く理解することが、組織にとって重要でした。
入社してから驚いたことは何ですか?
JJ:チームカルチャーは素晴らしいです。 創設者と初期の従業員は、企業文化の強固な基盤を築きました – スピード感、常に助け合いの精神、常に顧客とショッパーを最優先することです。 私たちは、チームとビジネスの成長に伴い、文化がまた持続することに驚いています。それはかなり嬉しいことです。 Instacartは成長率の高い会社ですが、それでも未だ整っていない部分があります。
Kevin:その難しさ、複雑さ、そして解決すべき非常に興味深い問題がいっぱいあることです。
定番な購入品はなんですか?
JJ:有機ニンジン、フジりんご、ミニスイカ、Kettleチップス、フランスパン、トリプルクリームチーズ、Pellegrino、ミントチョコレートチップスアイスクリームです。
Kevin:Kirklandシグネチャーロティサリーチキン、Bel Mini Babybelオリジナルチーズ、オーガニックハスアボカド、LaCroixスパークリングウォーター、アウトシャインマンゴーフルーツバーです。
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原文タイトル:Building an on-demand fulfillment engine is hard
原文作者:Instacart
原文リンク:https://tech.instacart.com/building-an-on-demand-fulfillment-engine-is-hard-ea7f2d5df7c6