エンジニアとして働いている皆さんは一度は転職を考えたことがあるのではないでしょうか。自分から転職先を探している・ヘッドハンターや知人から声がかかったなど転職のきっかけは様々あると思います。

就職や転職をしようと思った際に、エンジニアとして働いている方は働く上で待遇や労働環境、やりがいなど様々な点を重視し、働く企業を選んでいると思います。

よくある転職理由の一つとして収入アップという転職理由があります。エンジニアとして働く場合は個人での業務が多くなるため、個人の成果が非常にわかりやすい仕事です。そのため、「自分が成果を出しているのに収入が上がらない」といったことがよくあります。また、エンジニアはわりと激務であるにも関わらず満足するほどの収入を貰えていないといったケースも多いです。

もう一つはやりがい&スキルアップという転職理由です。エンジニアとして働いているとあるあるなのが、「組織が大きいので、自分の貢献が目に見えない」「業務の末端を担当しているので、裁量権がない」というやりがいの部分や「業務の難易度が高くないため、自分のスキルが上がらない」といったスキルアップの部分で悩みを持つことです。

これらの転職理由がメインとはなりますが、やはりどの企業で働くかということによって、自分自身の将来のキャリアが変わってきます。そこで、エンジニアとして他の企業へ転職を考えている方は多いと思います。

皆さんがベストな転職をするにはどういった事に気をつければ良いかという点について、今回は転職の時期を中心に見ていきます。

転職の時期を求人倍率から考える→結論2019年はいい時期

転職の時期を考えるにあたって厚生労働省が提供している求人・求職バランスシートにある求人倍率という指標が役に立ちます。平成30年3月のIT技術関連職の求人倍率は東京都内だけで4.13倍となっています。平成31年3月では同求人倍率は4.18倍となり、近年は約4倍近くもの求人があります。一人のエンジニアを4つの企業が取り合っているという状態なので、エンジニアの方は企業の引く手数多です。

平成26年3月での同求人倍率3.39倍であったので、昔に比べると求人倍率が上がっていることがわかります。これは多くの企業にてエンジニアの採用の需要が高まっているものの、企業が求めている水準のエンジニアがいない、もしくはエンジニアの採用が上手くいっていないということで、このような高い求人倍率を誇っています。

求人倍率は景気とも密接に関係しており、景気が良いときは企業は人を増やす、景気が悪いときは企業は人を減らすことが一般的であるので、景気が良く求人倍率が高い今のタイミングで転職することがベストだと言えるでしょう。

このように景気が良いタイミングでは転職活動において内定が出やすいと共に、通常よりも年収を上げて転職がしやすくなっています。年収以外でもエンジニアが働きやすいように働き方に取り組みをしている会社も多くなっています。

東京オリンピック後の景気衰退や、金融危機による景気衰退が万が一起きる可能性も否定できません。このような状況下では企業は人件費を減らしたがるので、転職が難しくなってきます。転職をしたいという方は今のタイミングですると良いでしょう。

エンジニアの転職時期を季節で考える

エンジニアの転職時期を季節で考える

エンジニアの転職時期について年単位でお話をしてきましたが、同じ年の中でも季節によって転職のしやすさが変わってきます。そこで、エンジニアの転職時期を季節でも考えてみましょう。

転職については全般的に1月〜3月の求人倍率が高まり、4月5月の求人倍率は下がるという傾向にあります。学校も会社も4月が一つの節目となっており、新卒は4月に入社してくることがほとんどです。

社会的に4月が一つの節目となっていることやボーナスが3月に出るといったことも多いため、4月から転職先で働きたいという方が多いようです。そのため、転職活動を1月〜3月にする方が多く、企業としても新卒が入ってくる4月から新しい体制を整えたいということで、1月〜3月に求人が増えます。そのため、1月〜3月の求人倍率は高くなっています。

一方で、新しく新年度が始まる4月に転職活動をしようと思う方は少なく、また5月はゴールデンウィークがあるため、転職活動を行う方やそのような企業も少なくなっており、4月5月の求人倍率は下がっています。

これは転職全般に言えることですが、エンジニアについても同じように1月〜3月に転職しやすく、4月〜5月はやや転職しづらいと言えるでしょう。

ただ、平成30年4月でも求人倍率は3.91倍あり、同年3月の4.13倍よりかは下がってしまいますが、そこまで大きく下がっているわけではありません。これでも求職者1人に対して4つの企業がその求職者を取り合っている状態に近いので、景気が良い今年のような年ではエンジニアは季節限らずに転職はしやすいと言えます。

エンジニアの転職 入社何年目から考える

続いてエンジニアの転職は入社何年目から考えるべきかということです。目安としては入社三年目でしょう。これは企業によって異なりますが、入社三年目となるとビジネスマンとしては経歴にもかけるようなプロジェクトに参加していることが多いでしょう。

また、三年目となると後輩もできて後輩の育成や管理にも携わっている方が多いと思います。普段の業務のみならずこのようなマネージメント力も高い役職の下で転職するには必要となるので、ここを経験しているであろう三年目以降が良いと言えるでしょう。

転職では入社してからどのような事をしてきたのかということは絶対と言えるほど聞かれるので、ここで自信をもって答えれることが転職で成功する秘訣と言えます。そのため、入社してからいかに濃い経験を積んで、業務において成果を出してきたかということが重要視されるので、ここを語れるくらいの経験を積んでいる三年目以降が転職として良いでしょう。

また、社会人一年目や二年目で転職活動をしてしまうと、企業に1年2年も勤める力が無いのかと企業によっては判断されかねてしまいます。そのため、自分自身の信用を作る意味でも三年間以上働くことはオススメしています。

ただ、エンジニアは他の職種と違って、能力やスキルエンジニアで評価されることが多い職種です。エンジニアとして既に学生時代から活躍してきた能力のある方は1年間2年間勤めただけでも十分企業から評価を受ける場合もあります。ここは自分の能力と要相談になりますが、能力が一般的なエンジニアと同じ場合は3年間働いてからの転職がオススメと言えるでしょう。

まとめ:転職がしやす1月〜3月

エンジニアの転職 ベストな時期はいつ? というテーマで今回はお伝えしました。いかがだったでしょうか? 今回お伝えしたかったことは以下のとおりです。

  1. 景気が良く求人倍率が高い今のタイミングは、転職のしやすさや待遇面が普段よりも優れている求人が多いので、2019年現在で転職することがベストだと言える
  2. 1月〜3月の間は求人倍率が高く、転職はしやすくなっている
  3. 転職を検討するタイミングは入社3年目以降がベスト

エンジニアはスキル・経験があれば優良企業への転職がしやすい職種です。実力がある方にとってはきちんと評価されるであろう良い職種であるので、是非今回の記事を参考に転職を検討してみてください。

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