一般社団法人日本CTO協会が協会会員と招待客の方々に感謝を伝えるべく開催したオフラインイベント「#ThanksGivingDay2022」。
本記事では、一般社団法人日本CTO協会の解説やイベントの総まとめをご紹介いたします。

一般社団法人日本CTO協会とは

一般社団法人日本CTO協会とは、不確実性の大きい現代社会の中で、企業経営における最先端の技術浸透、世界最高水準の技術者育成を図ることにより、日本経済の発展に資することを目的として活動をしています。また目的達成のため、「国内外の先端開発者環境・デジタルビジネス推進状況や課題の調査」「ノウハウの集積によるベストプラクティスとなるDX基準の提唱・普及」「数百名規模のCTO人材と企業幹部との交流などのコミュニティ活動」などの活動を行っています。

日本を代表するテックカンパニーのCTOやそれに準ずるメンバーなど計25名が理事を務めており、代表理事はコインチェック株式会社 執行役員CTOの松岡 剛志 氏が務めています。

また会員数は個人が約800名、法人が約90社であり、拡大を続けています。

参照:一般社団法人日本CTO協会-日本CTO協会について / 一般社団法人日本CTO協会-会員一覧
※代表理事や数字は2023年1月現在のもの

ThanksGivingDay2022とは

2022年12月17日(土)に、協会が会員と招待客に対して日頃の感謝を伝えるべく開催されたオフラインイベントです。
協会事務局や有志メンバー、スポンサー企業からさまざまなコンテンツを通して会員への感謝がGiveされました。

ThanksGivingDay2022 コンテンツまとめ

第1部:オープニングセッション

開会挨拶

#ThanksGivingDay2022のイベントオーナーである藤倉氏より開会挨拶が行われました。

[登壇者紹介]
藤倉 成太 氏
一般社団法人日本CTO協会 理事
Sansan株式会社 執行役員 海外開発拠点設立準備室 室長

基調講演

「日本の今後進んでいく未来から逆算をして、個人としてどんな立ち振舞いが求められるのか?」を登壇者で議論し、参加者も含め意見交換が行われました。
イベント内限定セッションのためレポートとしてまとめることはできませんが、未来の日本の姿を想像し、ワクワクさせられるような議論が行われていました。また参加者の方からの質問も活発にされており、非常に熱量の高い講演でした。

[登壇者紹介]
小林 史明 氏
自民党副幹事長
前デジタル副大臣 兼 内閣府副大臣

藤本 真樹 氏
一般社団法人日本CTO協会 理事
グリー株式会社 取締役 上級執行役員 最高技術責任者
デジタル庁 CTO

小野 和俊 氏
一般社団法人日本CTO協会 理事
株式会社クレディセゾン 取締役 兼 専務執行役員 CTO 兼 CIO

協会ミッション・ビジョン・バリュー紹介

協会ミッション・ビジョン・バリュー策定のリードを行った小賀氏より、2021年に刷新された協会ミッションと、2022年に策定されたビジョン・バリューの紹介が行われました。
協会の前身はCTO経験者たちによる互助会的なコミュニティでした。2013年に10名前後の飲み会から始まり、人数が増え自然とコミュニティとなり、2019年には400名規模になりました。更なる発展を目指し、一般社団法人として日本CTO協会を発足しました。そこから、約5年で400人規模に成長しました。
規模が大きくなるにつれ、企業経営の課題解決のみならず、日本社会全体のレベルを上げるために活動をしていきたいという想いが強くなってきました。そういった背景により、ミッションを刷新し、ビジョン・バリューが新たに策定されました。

■ミッション
テクノロジーによる自己変革を、日本社会のあたりまえに

■ビジョン
テクノロジーによる自己変革を志す人たちのベースキャンプ

■バリュー
GIVE FIRST あなたの当たり前は誰かの学び
THINK BIG, START SMALL 大きく考え、小さく一歩目を踏み出す
FAIL FAST, LEARN FAST 早く失敗し、早く学ぶ
ALWAYS DAY ONE 常に初日の気持ちでいる

[登壇者紹介]
小賀 昌法 氏
一般社団法人日本CTO協会 理事
トラボックス株式会社

第1部:スポンサーセッション

スポンサー企業と協会理事による対談形式のセッションが5つ行われました。
スポンサー企業が各々の専門領域で協会理事と対談しており、どのセッションも非常に示唆に富む内容でした。
各セッションの内容はレポートとしてまとめておりますので、ぜひご覧ください。

データベースのスケーラビリティと多様化は必要か?【#ThanksGivingDay2022】イベントレポートVol.2

[登壇者紹介]
藤門 千明 氏
一般社団法人日本CTO協会 理事
Zホールディングス株式会社 専務執行役員 Co-GCTO AI CPO

林 正記 氏
PingCAP株式会社 Japan CTO

ガチトーク「プログラミングスクール卒って使えなくないですか?」プログラミングスクールへの不満をスクールが全部受け止めます【#ThanksGivingDay2022】イベントレポートVol.3

[登壇者紹介]
小賀 昌法 氏
一般社団法人日本CTO協会 理事
トラボックス株式会社

菊本 久寿 氏
株式会社スタートアップテクノロジー 代表取締役

バイセル今村CTOに聞く!データドリブン経営の実践【#ThanksGivingDay2022】イベントレポートVol.4

[登壇者紹介]
今村 雅幸 氏
一般社団法人日本CTO協会 理事
株式会社BuySell Technologies 取締役CTO

岩成 祐樹 氏
グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 カスタマーエンジニア

藤門理事はどうしてる?ベテランCTOに聞く技術選定、人材採用、育成(AWS要素もちょっとだけ)【#ThanksGivingDay2022】イベントレポートVol.5

[登壇者紹介]
藤門 千明 氏
一般社団法人日本CTO協会 理事
Zホールディングス株式会社 専務執行役員 Co-GCTO AI CPO

塚田 朗弘 氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 Head of Startup Solutions Architect, Japan

これからのエンジニア採用・育成のあり方【#ThanksGivingDay2022】イベントレポートVol.6

[登壇者紹介]
小賀 昌法 氏
一般社団法人日本CTO協会 理事
トラボックス株式会社

小川 充 氏
株式会社ギブリー Trackプロダクト テックリード

第1部:スナック理事

複数名の協会理事が入れ替わりながら、まるでスナックかのように近い距離で話すことができる場が設けられました。
参加者は日頃の悩みの相談や理事への質問・雑談など、イベントだけのオフレコトークを楽しんでいました。

第1部:その他コンテンツ

上記のコンテンツだけではなく、メイン会場外のホワイエでもコンテンツが用意されていました。
スポンサー紹介ブースにはお菓子が用意されていたり、協会のエンジニア育成ワーキンググループによる参加型企画として、「あなたのおすすめ本」を紹介し合うブースも設けられていました。

第2部:懇親パーティ

第2部では、軽食を楽しみながらカジュアルに交流ができる懇親会が行われました。
イベント参加者だけでなく、協会理事の方々やスポンサー企業の方々も参加されており、多くのつながりが生まれる時間となりました。

ThanksGivingDay2022 参加者の声

Aさん:FinTech系 CTO室
Bさん:FinTech系 マーケティング部
当社CTOの紹介で参加しました。協会の内部を知ることができ、非常に興味深く感じました。

Cさん:Web制作系 開発部
個人会員として参加しました。基本的にスナック理事に入り浸っていたのですが、CTOの方々に聞きたいことを聞くことが出来て満足です。

Dさん:HRTech系 開発部
個人会員として参加しました。オープニングセッションの基調講演が最も興味深かったです。日本の未来がとても楽しみになりました。ぜひ実現してほしいです。

ThanksGivingDay2022 イベントレポート一覧

【#ThanksGivingDay2022】イベントレポートVol.1

データベースのスケーラビリティと多様化は必要か?【#ThanksGivingDay2022】イベントレポートVol.2

ガチトーク「プログラミングスクール卒って使えなくないですか?」プログラミングスクールへの不満をスクールが全部受け止めます【#ThanksGivingDay2022】イベントレポートVol.3

バイセル今村CTOに聞く!データドリブン経営の実践【#ThanksGivingDay2022】イベントレポートVol.4

藤門理事はどうしてる?ベテランCTOに聞く技術選定、人材採用、育成(AWS要素もちょっとだけ)【#ThanksGivingDay2022】イベントレポートVol.5

これからのエンジニア採用・育成のあり方【#ThanksGivingDay2022】イベントレポートVol.6

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